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名古屋に行く前に、「洋風建築」をいろいろ調べてみたら、
“揚輝荘”(ようきそう)という名前を見つけました。
ここは「松坂屋」の初代社長・伊藤次郎左衛門祐民氏の別邸、
そして当初は約一万坪の敷地に庭園や30棟余りの建物がありましたが
現在、真ん中部分は宅地になっていて、
北庭園と南庭園に分かれて公開されています。
中でも北庭園「聴松閣」(ちょうしょうかく)(写真上)は8月末に
リニューアルして公開されたばかりで、木の香が漂い、
流しなどの銅の部分はまだピカピカで顔が映るほどでした。
昭和12年竣工、当時流行った山小屋のような雰囲気なのに、
壁はベンガラ、地下の広間はインド風の装飾で、
なんともエキゾチックな、素敵な館です。
名古屋の歴史等の展示も興味深く、美しい寄木の床や、
木枠で再現された網戸にも見入りました。
新築の社長の邸宅に招かれた気分を味わい、北庭園へ。
こちらは外から眺めるだけの「伴華楼」「白雲橋」(写真下)でしたが、
回遊式の庭園が美しく、池の周りにいくつも建てられた数寄屋で
和歌を詠んだりしたのだろうな…と、往時に想いを馳せました。
すぐ隣の「日泰寺」にもお参りして、あとは新幹線に乗るだけ…と、
地下鉄に乗って名古屋駅に向かいました。
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