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☆2013年3月13日(水)ソワレ 新国立劇場中劇場

 昨日は主演の玉木宏さんのことだけで終わってしまいましたが、この作品には妻サタ(酒井美紀)、
女性カメラマン平良かおる(紫吹淳)、友人中嶋(秋山真太郎・劇団EXILE)、
アメリカ永住を目指す湯川(徳山秀徳)、そしてUPIサイゴン支局長の大河内(別所哲也)らがいました。

 シーンは満開の桜のほかは、ホテルのロビーのソファを中心にしたものがほとんど。
キャストが入れ替わり立ち替わり、ここで演技をしますが、澤田のとても重い言葉や戦争のこととの間は、
思った以上に軽妙なシーンが挟まれます。
 サタが夫を追ってサイゴンに来てからは「だるまさんがころんだ!」に無邪気に興じていたり、
みんなで思い切りずっこけたり…。

 メリハリがある、という感じでしたが、特に別所さんの“間合い”には笑わせてもらいました。
紫吹さんの男勝りのカメラマンはかっこいい!
 脚本・樫田正剛氏は初見。ちょっと興味がわきました。

 見終えて、やはり心に残るのは教一の
「戦争を終わらせるのは戦争の悲惨な写真だから、命がけで撮る」
「復員した父親が人が変わったように酒に溺れるのを嫌悪していたが、戦場の悲惨さを体験し、
それが許せる気がする…」そんな要旨の台詞たちでした。

 教一亡き後、永らえて今もその思い出を語ってくださる、サタさん。
少し前に世田谷美術館で見た松本竣俊介夫人のことを思い出しました。

 一緒にいた時間より遙かに長い未亡人の時間…生きているに越したことはないけれど、
“輝いた日々”を何度も思い返す幸せも、もしかしたらあるのかもしれません。

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