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“写真の展示”なら行かなくては…と、この施設は9時開館のため、早朝から出かけました。
尚蔵館は皇居大手門を入ってすぐ。見頃の紅梅と白梅が出迎えてくれました。
1879(明治12)年の、4531人の「今」。
空前絶後の『写真帖』は天皇の命だからこそなし得た偉業で、
その意味は非常に大きい…。
この展示に居並ぶ「歴史上の人物」たちを観ながら、感じ入ってしまいました。
よく知られている肖像とあまり変わらないのが、岩倉具視・大隈重信。
一方、驚いたのが勝海舟の鼻が高くて目が大きい美男ぶり、
乃木希典の天然パーマの髪から受ける優しそうな印象や、
お髭のない若い板垣退助は「自由は死せず!」という勇ましい感じは皆無。
森有礼も美男、というか力強い容貌、
東郷平八郎も髭がないせいか、もの静かな感じですが、
これらの人々に共通するのが、眼力の強さ。
「眼光鋭い」のではなく、この時代の特徴か、カメラ目線ではなく
遠くを見ているような瞳が「見据えている」感じ。
鶏卵紙のセピア色の画像でも、はっきりわかりました。
皇族の方、軍人、政治家、地方の県令まで、
写された写真は多くは大蔵省印刷局で撮影もされたのですが、
フランスやアメリカ等の外国や、東京以外の地方で撮ったものもありました。
写真の「裏側」もいくつか展示してあり、
撮影者の上野彦馬(長崎)・小川一真(横浜)などの名前も。
裏の図案にもいろいろあって、パリや横浜は、やはりお洒落でした。
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