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宮本武蔵といえば、「剣の達人」ですが、実は絵画も達人だった…。
ここでは見事な水墨画を観ることができました。
重要文化財「紅梅鳩図」は、すっ!と上に伸びた枝が鋭い剣を思わせますが、
鳩はふっくらと可愛らしい。
ほかに「正面達磨図」「面壁達磨図」「捫腹布袋図」。
どれもすっきりとした印象の、達人の絵でした。
ほかには刀の鐔(鍔=つば)や鞘(さや)、それに笄(こうがい)などの小物たち。
本当に小さなものにも、手の込んだ細工が施され、
これぞダンディズム、でしょうか。
林又七作の鐔の繊細な透かし彫りは、本当に見事です。
見えないところにも、いや「見えないからこそ、凝ってみる」…心憎いばかりです。
ほかには白隠慧鶴の「百寿字」という“寿”を100種類書いている掛け軸が楽しい。
文字と言うより“模様”。
こんな縁起がいい掛け軸、欲しくなりました。
ソファが置いてある部屋で、図録のバックナンバーが読めるのも嬉しい…
柔らかい光が降り注ぐ中で、ひととき“細川家のお嬢様”の気分に浸りましたが、
夢はすぐに醒めて、慌ただしく次の目的地へと向かいました。
この「永青文庫」には、有楽町線江戸川橋駅から神田川沿いを歩いていきましたが、
見事な“桜の並木”なので、
花が咲く頃絶対もう一度来たい!と思っています。
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