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☆2013年6月7日(金)マチネ
2度目の観劇です。影山伯爵は、前回が日下さん、
そして今回は、平幹二郎さん。
大徳寺顕子役には樋口麻美さん。明るいキャラクターの彼女の、
楚々としたお嬢様は、新鮮でした。
久雄は田邊さん。これは過去に福井さんも演じていたのだった…。
しみじみ見入ってしまいます。
野村さんの伯爵夫人朝子は、粋で凛として…和服も洋装も本当に美しい。
山口さんの清原永之輔は、長い台詞の時、汗が額からぽたり、ぽたりと滴って、
動きの少ない作品なのに…気迫の籠もった台詞でした。
三島文学の独特な雰囲気、明治時代の貴族たちの典雅な言葉遣い、
舞台装置も「鹿鳴館」の雰囲気をよく再現していました。
舞踏会のダンスのシルエット、以前よりもじっと観ていました。
なかなか、ドラマチックな動きです。
写真屋さんに畠山さん、大山海軍大将が金久烈さん、
中野今日子・増本藍さんをはじめ、夜会の女性たちの
バッスルスタイルのドレスは、全部をつぶさに観たくて、
もっと舞台に長く留まってほしい!と叫びたくなるほどでした。
圧巻はやはり平さんの伯爵。女中頭の草野との関係、殺し屋の飛田を雇っている…
あの目ヂカラ、ぎらぎした感じは怖いほどで、
“何か企んでいる”ことが、実に納得できる感じでした。
ストプレは『絢爛たる言葉の饗宴』。じっくり味わって聴きましたが、
“余韻”には、浸り切れませんでした。
「鹿鳴館」は2時に始まり、5時05分に終演。
約1時間後、帝劇では待ちに待った「レ・ミゼラブル」が開演。
福井さんのバルジャンがデビューした日の、マチネだったのでした。
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