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日本初公開の美しいタピスリーたち。
最初は関心が持てなかったのですが、いろいろ調べたら、観たくなり、
映画や講座のあとに、閉館時間ぎりぎりまで鑑賞してきました。
天井が高い大きな展示室に飾られた6枚のタピスリー。
「触覚」、「味覚」、「嗅覚」、「聴覚」、「視覚」、最後が「我が唯一の望み」。
圧倒されました。“タピスリー”は「実物」の質感を肉眼で観る醍醐味が、
絵画以上だったと思います。
今回は珍しく(もしかして初?)『音声ガイド』を借りてみました。
池田秀一&池田昌子さん。大人のナレーションはやはり素敵。
古典的な音楽も美しく、鑑賞のテンポもちょうどよかった。
赤い地に咲き乱れる花=ミルフルール。
貴婦人と侍女、左右には紋章をもった一角獣と獅子。小動物と鳥たち。
6枚全部、微妙な違いを楽しむのには、ほかの展示を周り、
これらの図案をまとめた展示を観て、行きつ戻りつしながら、
楽しく味わいました。
大きなタピスリーの上の方はなかなか見えませんが、
「構精度デジタル画像」で観られる部屋があり、クリアな画質で
細かいところまで観ることができました。
500年経っても、色鮮やかに残る織物。なんだか感動してしまいます。
一番好きだったのは「聴覚」のオルガンを弾く作品でした。
オルガンの先にも一角獣がついています。
貴婦人の衣装もみんな違いますが、当時の風俗を忍ばせます。
スラッシュが入った袖、たくしあげたスカート、石榴模様…16世紀の香りでしょうか。
夕方、ちょっと無理をして予定を押し込んでしまいましたが。
こうして見に行って、いつも「あ〜よかった!」と思うことばかり。
だから、また1日にいくつも見に行ってしまうのでしょう。
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