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 再興院展100年を記念した展覧会の、後期が始まりました。
“前期”で素晴らしい作品を堪能した記憶も新しく
後期初日の内覧会で観てきました。

 最初に目に留まるのは横山大観「無我」、狩野芳崖「悲母観音」。
どちらも繊細な筆致の名作中の名作。至近距離で観たくて、何度も戻って眺めました。

 悲母観音は、幼子を観遣る眼差しが慈愛に満ち、その“淡い輪郭のお顔”を
いつまでも眺めていたかった…芳崖は東京美術学校が開校する前に亡くなっていて、
仕上げは後輩の橋本雅邦が行ったということ。

 その雅邦の「竜虎図屏風」は、今回一番見たかった作品でした。
静嘉堂文庫蔵のこの重要文化財は、展示期間を勘違いして一度空振りした経緯があります。
 初の二子玉川だったのに…。

 様式的な表現と劇画のような躍動感、リアルな色彩、
生方冲「光圀伝」表紙に使われていたのがきっかけで、観たい!と思ってから、
ようやく念願が叶いました。

 さらに今村紫紅の「熱国之巻」(重文)、
前田青邨の圧倒的な緑の競宴の「芥子図屏風」、
凛とした小林古径「孔雀」、小倉遊亀の描く越路吹雪、
平山郁男の岡倉天心先生への愛、岩橋英遠の29メートルにも及ぶ、北海道の大絵巻…。
 見所いっぱいの展示でした。

 この日は「ブロガー内覧会」で、閉館時間後の鑑賞。
中村吉衛門さんがナビゲートしつつ、藤村紀子さんの落ち着いた声の
音声ガイドも使用できた“贅沢な時間”となり、
とっても感謝しています。

 大好きな「竜虎図」のクリアファイルや、前期の展示でしたが、
私が似ていると言われたことがある?「額田王」の絵はがきを求めてから、
帰途につきました。 

 展示は3月1日(土)〜4月1日(火)まで、東京都美術館企画展示室にて。

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