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 南部鉄瓶といえば「黒い」イメージでしたが、
チラシの写真はきれいなピンク。
 どんなものに会えるのだろうと、足を運んでみました。

 確かにカラフルな鉄器や敷物もありましたが、
主たるものやはり色が付いていないもの。 

 「鉄」と一口に言っても、磨いたり焼いたり、表面の変化や質感の違いで、
多様な表現ができることに驚きました。

 明治時代は「ジャポニスム」として、万国博覧会でも人気を博し、
富士や鯉などのダイナミックな浮き彫りがされた鉄瓶は、なかなか華麗でした。

 鉄瓶のつる(持ち手)にも多様な種類があり、
拘って作られているのがよくわかります。

 また、写真のピンクのほか、白地に銀の装飾がある鉄瓶もすごくかわいい。
着色した鉄瓶は直火にはかけられませんが、フランスやベルギーの
ティーサロンで使われているということです。

 展示の後半はモダンな置物や食器、キッチンツールなどで、
茶室がしつらえてあったり、テーブルコーディネイトがあったり。
 美術展とリビングショールームがコラボレーションしているかのようでした。

 そして「ルオーギャラリー」。
やっぱり落ち着く…と、厚く盛られた絵の具や太い輪郭線を眺めました。

 大好きなルオーのグリーンやオレンジは、渋い鉄瓶をみたあと、
ひときわ鮮やかに感じるのも、なんだか嬉しかった。

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