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☆3月28日(金)ソワレ サントリーホール

 1つ1つの音の“煌くような美しさ”に魅了され、
今回が3度目になる、辻井伸行さんのピアノコンサート。
 初回は佐渡裕指揮BBC交響楽団との共演(震災で延期になったものを2年後に実施)、
2度目は「コンポーザーフェスティバル」、そして今回は待望の
ピアノソロのショパンとリスト。

 座席の場所が、弾いている“指”が全く見えないことは予想できたのですが、
少しでいいから見たかったな…。表情はよく分かり、弾き始める前の指の微かな動きとか、
ペダルを踏む足などがよく見えました。

 1部はショパン:ノクターン第20番「遺作」・ノクターン第18番・
アンダンテスピアナートと華麗なる大ポロネーズ・ピアノソナタ第2番「葬送」

 2部はリスト:エステ荘の噴水・ペトラルカのソネット第104番・「愛の夢」第3番・
「ラ・カンパネラ」・イゾルデの愛の死・グノーの歌劇「ファウスト」からのワルツ。

 大ポロネーズ、ファウストのワルツの“若々しい力強さ”は新しい発見でした。
一方の「愛の夢」の優しい響きは、夢心地。生で聴きたい!という夢が叶いました。

 圧巻は「ラ・カンパネラ」。ただ幸せな気分でした。

 ツアー最終日ということもあって、アンコールは4曲も。
 ノクターン第8番(ショパン)・神様のカルテ(辻井伸行)・革命(ショパン)・
モミの木(シベリウス)。

 4度目は客席もどよめきましたが、辻井さんは本当に楽しそうにピアノに触れて、
見ている方も幸福感いっぱいでした。

 演奏に熱が入ると、合間に“くしゃっと丸めたハンカチ”で無造作に汗を拭い、
そのままポケットに突っ込むのが、微笑ましい感じでした。

 演奏後に立ち上がる時の嬉しそうな表情…ピアノの神様に愛された天性のピアニスト…と、
その演奏が聴けたことに感謝した、素敵な演奏会でした。

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 岡田謙三と言えば、抽象画に「ユーゲニズム」(幽玄)と言われる色調…と連想しましたが、
若い頃は、色彩豊かな女性や花の絵も描いていました。

 また、彼のアトリエがあった自由が丘界隈は、モダンダンスの草分け
石井漠の研究所も開設されて、文化人同士の交流がありました。

 岡田のアトリエには小茂田守介、一時期目黒在住だった荻須高徳、
海老原喜之助らが訪れていたそうです。
 出品リストには地域名が併記され、駒井哲郎(不動岡)、浜口陽三(上目黒)、
荻須高徳(中町)…私には目黒に“土地勘”がありませんが、
区民だったらリアルに想像できそうです。

 モダンダンスの資料は「石井漠研究所」の写真や公演プログラム、
そして記録フィルム。なかなか貴重な昭和初期のダンスシーンも
じっくり見てみました。
その流れで、展示は近年の土方巽の公演まで続いています。

 さらに目黒区は「工業デザイナー」も多数在住、事務所を構えていました。
秋岡芳夫(中町)、柳宗理(駒場)、山田正吾(下目黒)など。

 秋岡芳夫はデザイナーになる前には「童画」を描いていて、
絵本の原画は繊細で愛らしく、やさしげな絵にとっても心が癒されました。

 この企画は“収蔵品を中心”に、というものですが、壁面に大きく描かれた略図に
アトリエの場所が記され、このモダンな界隈が実感できて、見応えあるもの。
美術館の「企画力」はなかなかだな、と思いました。

 展示は3月30日までですが、この美術館は目黒川沿いにあって、桜の名所。
きっとすごい人出で、周囲は賑わうことでしょう。

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