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 新宿住友ビル48階にある、この資料館を訪れるのは2度目。
 前回、資料スペースで手にとって読み始めた絵本に、
涙の洪水を起こしてしまったことを思い出します。絵本は「金のひしゃく」。

 今回は「従軍カメラマン・小柳次一」という企画展示があり、
同じ方面に所用があったため、開館が早い(9:30)ここを
最初に訪れることにしました。

 小柳次一(こやなぎつぐいち)氏(1907〜1994)は、1937年から
名取洋之助の「日本工房」に属し、戦後は「週間サンニュース」、INP通信を経て、フリー。

 展示点数は多くはありませんが、「日本人による、日本人兵士を写した写真」は、
案外観ていなかったことに気づきました。

 水筒から水を飲む兵士のアップ(チラシの写真)は、
米軍のビラに使用されていたという…
つかの間の平和を感じさせるものだったからでしょうか。
 小柳氏の従軍日誌、雑誌「写真週報」も展示されていました。

 ここの常設展示のシベリア抑留や引き揚げの再現は、胸が詰まります。
 頬が落ち窪むほど痩せた母親の亡骸の傍らに、ちょこんと座る赤ちゃんの写真の、
澄んだ瞳は涙なくしては観られませんでした。

 ここから次の目的地(文化服装学院)へ向かう途中にある、
モノリスというビルの名前に「ここが”キャッツ”初演の地か…」と
感慨に浸ってしまいました。
 ミュージカルを観られるのも、『平和』だからこそ。

 多くの犠牲を払って今の平和が得られていることを、
忘れないでいたいと思います。
 (展示は、3月23日まででした)

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