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市川嘉一油彩画展

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 丸善・丸の内本店のギャラリーを訪れたのは、展示最終日の昼下がり。
もっと早く行けばよかったのに、土日に都合がつかなくて…。

 市川氏の個展は2度目。明るい空の色、青い青い海の色、光と陰が
ハーモニーを奏でる作品たちに、「また会えたね」と語りかけてしまいます。

 もちろん、前回と同じ作品ではありませんが、
漂う空気には懐かしいものを感じます。

 サントリーニ島のすてきなカフェには「行ってみたい!」と思ったし、
海辺を描いた作品にある「看板」は、指だけ見えて、人が支えているのか
よくわからない…でもそれでいいのかな。

 写真の“女性を描いた作品”の背景には大勢の人が描かれていて、
その細密な描写にはびっくりしました。やっぱり絵は
本物を間近で見られるのがいいですね。

 真っ白な壁が眩しい、水も空も美しく青い場所に、いつかゆっくりと
行くことができたらいい…本当に、いつになるのか今は全くわかりませんが。
しばらくは絵を眺めて想像を楽しみます。

 前回もここ「丸善」での個展でしたが、素敵な文房具やたくさんの本の中という、
いつまででも居たい場所だったのも、とても楽しかった。

 そして、やっぱりレターセットやシールを買い込んできて、
娘に笑われてしまいました。

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 チラシの「美しいドレス」に惹かれ、神宮の森にやってきました。

 展示替えがあったので、私は緑とベージュのドレスを観ることができたのですが、
この赤いドレスは、確か「文化学院服飾博物館」の展示で観ています。

 贅を尽くした刺繍、ビーズもちりばめられて…緑のドレスは
袖口に繊細なレースがあしらわれています。
 そしていつも思いますが、明治の皇后様は華奢…こんな細い体で
精力的に公務をこなされていたのですね。

 さらにこの裾の長い「大礼服」(マントー・ド・クール)着用時には、
「御裳拝持者」という係があったそうです。トレーンの裾を捧げ持つ少年です。

 学習院中等科在籍の成績優秀な13〜15歳の男子生徒が12名、
写真で見ると白いボンボンがついた制服姿が、凛々しくかわいい。

 展示は他に桧扇、水晶の玉、刺繍の和服、儀式の衣(小袿=こうちぎ)、
絵画は、神宮絵画館にある作品に似た構図のものや、富岡製糸場行啓風景もありました。
 描いたのは当代一流の画家たち。

 同じように螺鈿細工や蒔絵、象牙の彫刻等、最高の工芸品ばかりでした。

 明治の頃は雲の上の存在だった皇后陛下(昭憲皇太后)のドレスを
こんなに間近で観られる…時代は変わったと思わずにはいられませんでした。

 展示は5月28日までです。

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