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写真右の赤い服の女の子は、アンリ・ルソー作。
しっかりとこちらを見据える眼差しが印象に残ります。
左の美少女はルノアール作「ジュリー・マネの肖像」。
モデルは印象派のエドァール・マネの姪(弟の娘さん)。
幸せなことに、ブロガー内覧会に参加させていただき、
森アーツセンターエキシビションディレクターの中山三善氏の
ギャラリートークを聴くことができました。
赤ちゃんから幼稚園〜小学生からティーンエイジャーを描いた作品が集まった
この展覧会は、画家とモデルが親子という組み合わせも多く、
愛情に溢れた作品にとっても心が和みます。
モネ、セザンヌ、ルノアール、ドニ…じっとしていなかった子どもたちを
一瞬で捕らえたのでしょう。
展示の最初の方にたくさんみることができる“デュビュッフ”という名前は、
曾祖父から連なる一家のそれぞれの時代を知ることができました。
さらに時代が進み、マティス、アンドレ・ドラン、パスキン、レオナール・フジタ…
ピカソはこどもたちに紙を切り抜いたおもちゃを作っていたほど、子煩悩。
こんな贅沢なおもちゃがあるでしょうか!
展示の中で唯一の大人を描いたものは、書斎にいるベルト・モリゾ。
ジュリー・マネの母で、マネの義妹です。
エドァール・マネ「スミレの花束をつけたベルト・モリゾ」の絵は有名で、
そのモデルであり女流画家、とびきりの美人さん…。
しかしジュリーが16歳の時に亡くなってしまいます。
その後、ルノアールが後見人になり、ジュリー自身も絵を描いて…
連綿とつながる芸術家の家系です。
ドニとこどもたち、ピカソとフランソワーズ・ジローとこどもたちなど、
どれもみんな愛情に溢れる視線で描かれています。
今回の展示作品の半数が個人蔵という性格上、輸送などにも苦労があったそうで、
そういった“裏話”が聞けるのも、ギャラリートークの醍醐味でした。
つづく。
「こども展」名画にみるこどもと画家の絆は、六本木・森アーツセンターギャラリーで
6月29日まで。
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