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子どもといえば、学校に行くことは必然。教室を描いた絵(1889年)は、
紙とペンの他、石版も見えます。思わず「赤毛のアン」の、
ギルバートの頭で石版を叩き割ったシーンを思い出しました。
レヴィ・ストロースという作者名に思わず「あの“悲しき熱帯”の人って
絵も描いたの?」と思ったら、モデルとなった聡明そうな坊やがあの学者さんで、
絵描きはお父さんでした。
しっかりした目、きりっとしまった口元、「栴檀は双葉より芳し」です。
(下の写真の右側、木馬に乗っています)
ルノアールの息子たちも愛らしく、長い金髪にリボンもついて女の子の装い。
これは幼い頃に病弱な“男の子”ではなく、あえて女装をさせることが
“厄除け”になった時代だからでした。
そして「音声ガイド」。今回はボリューム満点で、時間が足りなくなったほど。
ナレーションは竹内まりやさん。落ち着いた声のトーンはとっても聴きやすく、
彼女の歌も聴け、クラシックの名曲も盛り込まれて、大満足。
まりやさんはベルト・モリゾのことは敢えて単独で「働くお母さん」として
解説していますが、時代は違っても私も同じように働く母として、
とても身近に感じられる、すてきな解説でした。
描かれたのは「こども」ですが、描いたのは「親、大人」です。
子を想う気持ちがじわじわと伝わって、とっても心が温まった内覧会でした。
こういう“切り口”もあるのだなあと感心しつつ、
早く帰って娘の顔を見たくなりました。
展覧会場の様子は特別に許可を得て撮影しています。
「こども展」名画にみるこどもと画家の絆は、
六本木・森アーツセンターギャラリーで6月29日まで。
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