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本当に久しぶりに訪れた「国立劇場」。生まれて初めて歌舞伎を見たとき以来でしょうか。
あの時(14歳でした)は、助六の黄色い足袋にびっくりしたものでした。
演目は確か「助六曲輪菊」(すけろくくるわのももよぐさ)。
今回は観劇ではなく、「情報展示室」へ。
錦絵や浮世絵は江戸後期〜明治のものなので、その中に描かれている
「建築」に興味があったので、行ってみました。
期待通り、中村座、市村座、河原崎座、久松座、猿若座と様々な芝居小屋があり、
ガス灯や洋装姿の人も描かれて、1つ1つ丁寧に観ていきました。
遠近法を極端に用いた「浮き絵」という手法も面白かった。
サイズは様々ですが、「錦絵」は50点、他には資料もあり、
当時の“座席表”は前から1列〜と振ってあるのは今と同じですが、
番号は右から左(横書きするときと同じ、上手から下手へ)というのが、
今と違います。
しかし“変わらない!”と楽しく眺めたのが作品番号47番
「新富座穴さがし」でした。観客の呟きが細かく書き込まれ、
それが読みやすいように拡大して楷書になおしたパネル展示があります。
「近すぎてアラがみえる」「ちょいとあの振りが粋ね」「あたしゃ飯より芝居が好きだ」
「子どもを連れてきては楽しみになりませんね」「泣くといけない、コラおとなしく」
「今日はだいぶ別嬪が見える」「何時にはねるだろうね」等々。
こんな素敵な場所があるなんて、今まで知りませんでした。
知ったきっかけが名古屋在住の友人からいただいたもの
(美術館のチラシ等)の中にあったという…まさしく「灯台下(もと)暗し」でした。
彼女に感謝!です。
次回は是非「観劇」に絡めて見に来たいものです。
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