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 いつも素敵な企画で楽しませてくれる練馬区美術館。
 今回も最終日に滑り込んで見てきました。

 松林桂月…美しい名前ですが、あまり記憶になかった…
しかし絵を見たら忘れられない作家となりました。

 没後50年という桂月は1876年生まれ。
副題〜水墨を極め、画中に詠う〜とある通り、
晩年の水墨画「夜雨」は、静謐な画面に
息を殺して見入ってしまいました。
 
 墨の濃淡だけでこんな豊かな表現ができるなんて。

 桂月の妻、雪貞も日本画家でした。女性らしい美しいバラの花の絵は、
花びらの色がほんとうに綺麗。刺の先まで行き届いた色遣いです。
 そして彼女はたおやかな美人、製作中の夫妻の写真も、絵になっていました。

 晩年は日本画の色使いが豊富なものが多くなった時代でしたが、
桂月は水墨画(南画)にこだわり、
「夜雨」「竹林幽趣」などの作品を残しました。

 雨の中頑張って観に行った甲斐があった展覧会でした。

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