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「彫刻」を見に来たはずなのに、その建物に魅了されてしまいました。
公開されている順に、でアトリエ、書斎、応接室、天王寺玄関、居間、茶室、寝室、
素心の間、蘭の間、朝陽の間、他に屋上テラスですが、
最初の3室以外は全部和室です。
応接間の次に「天王寺玄関」=この家の本当の玄関ですが、この天井は
斜めの格子に張られ、職人泣かせだったとか。
靴脱ぎ石も、外の踏み石も凝っています。
茶室は床柱のひび割れをはたきの柄と石膏で補修するという個性的な対応、
それぞれの部屋に植木鉢や青銅器などのコレクションも飾られて、
目を楽しませてくれます。
一番大きな「朝陽(ちょうよう)の間」は、瑪瑙を砕いて混ぜた薄紅色の壁、
一枚板の床の間、欄間も一枚板という贅沢さ。
天井は掘り出された神代杉(隙間がある)を杉皮で裏張りして使用、
同じ杉は建具(障子)とお揃いなど。
床の間はアールの多い仕上げですが、みごとな左官仕事です。
大きな丸い座卓は朝倉文夫の設計。ここでどんな会話が交わされたのか、
想像するのも楽しい。
外壁は茶色のスクラッチタイル仕上げと、屋上の立ち上がりの内側で気づきました。
外から見える部分は黒く塗りつぶされて、
さらにモダンな和洋折衷な雰囲気でした。
ここの音声ガイドは200円ですが、内容が濃くて
行ったら絶対借りた方がいい!とお勧めします。
季節が移ったらまた朝イチで訪れて、和室で心静かに過ごしたいと思っています。
※ほとんどが撮影禁止で写真がないので、記事とは関係なく、これは我が家の庭の花です。
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