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月に一度のお楽しみ「シネマ歌舞伎」。天守物語は、
前回に見逃して悔しい思いをした作品。
原作・泉鏡花、坂東玉三郎×市川海老蔵。それだけで、独特の世界が広がる期待。
耳を澄ますと、平易な言葉で語られているのに驚きます。
玉三郎さん演じる「天守」こと富姫は案外素直な物言いでした。
しかし異界の姫という役柄がむしろ当然のように似合う玉三郎さんの美しさには
圧倒されます。
図書之助(ずしょのすけ)の海老蔵さんの凛々しい若者ぶりに
「帰したくなくなった」と、私も思ってしまうかも。
天守のお友達の「亀姫」は中村勘太(現・勘九郎)さん。
七之助さんの女形は何度か見ていますが、勘九郎さんも
ちょっとお茶目な感じの美人さん。
天守の世界は「花を釣る」とか、ファンタジックですが、
中村獅堂さんの赤鬼みたいな役(朱の盤坊)は声が大きく豪快でした。
天守の腰元たちも年齢層の広い女形たちで、なかなかユーモラスな会話もあって、
楽しめた作品でした。
適当な写真がなくて、今日は文字のみです。
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