ミュージカル

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☆2012年9月28日(金) ソワレ

 この6月全国公演の「アン」を当日キャンセルしてしまったため、
今回の自由劇場を楽しみにしていました。

 初見の若奈まりえアン。吉澤・笠松さんについで3人目となりましたが、
前の2人にひけを取らない、フレッシュで明朗なアンです。
歌もマジョリンの時とは長足の進歩だと、私は感じました。

 そして日下マシュー。10年前に亡くなった父に似た面影…
年代も一緒だから余計に、うるうるしながら見ていました。

 ギルバートは斉藤准一郎さん。望月、石井、有賀さんと見てきましたが、
やっぱり石井雅登さんは、歌が抜群に巧かった記憶が鮮明です。

 ダイアナの小川美緒さんも初めて。可愛くて踊りは優雅。
大和ステイシー先生は、生徒の誰よりも長身なのが先生らしい…歌はさすが。
ステイシー先生とアムネリス…何故かこの2つの役は重なっていることが多く、
初見の時の江寿田さん、そして五東さんも同じです。

 この日のクラスメイトたちは男子が1人足りなかったのが残念。
郵便配達もしているアールの鈴木さんと、今回はムーディーの高橋徹さんは
アンでは必ず見られて、安心感があります。
 女生徒は石井ジョシーパイ、菅谷ルビーはBBで、他の3人は初見。
子どもらしいデザインの衣裳が可愛くて、「大草原の小さな家」を思い出します。

 今回は、木村マリラの気持ちに感情移入してしまいました。
べたべた甘やかさないけど、マシューと同じくらいアンを愛していた彼女。

 ラスト近くは涙でもう前が見えない…観る度心に沁みる、大好きな作品です。

※かわいいメモ帳を買いました。

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☆2012年9月24日(月)ソワレ 六行会ホール(品川)

「昨日」からの続きです。
 この作品の構成は、冒頭が街頭で「アイヌの権利を」と訴える2008年のシーン、
若い娘ヒカリ(平田愛咲)は、カメラを構える道生(みちなり)と言葉を交わします。
 そこからスクリーンに字幕が浮かび、歴史の説明〜江戸時代(1789年)へ。

 結びは、再び2008年。ニットキャップの若者・道生(坂元健児)と
ヒカリ(平田)のラストシーンは、「アイーダ」を思い出させました。

 同じように、劇中道生が叔母に手紙を書くと、それをメロディーに乗せて読むのも、
「ラダメスの手紙」のようです。ただしこれはラブレターではなく、近況報告。

 道生とアイヌの娘キヤの“悲恋”のお話ではなく、もっと歴史・戦いを中心に描く作品で、
民衆の心の叫びは、ずっしり重みを持って響いてきました。

 アイヌ役はほぼ“裸足”、アイヌの長は毛皮などの“靴”を履き、役人は“草履”。
それぞれ足音が微妙に違うのが立場の違いでもある…この日は舞台が近かったため
そんなことも感じていました。

 台詞の中に「大自然に見守られているんだね」というくだりがありました。
四季の「ユタと不思議な仲間たち」の小夜子の台詞にそっくりです。
 作者の藤倉梓さんも、雄大な北海道の空の“雲の動き”を見たとき、
このお話を書こうと思ったと、プログラムに書かれていました。

 〜カムイの風は アイヌの心 どこまでも運ぶ
  永久(とわ)に時を超えて〜

 たとえ命は終わっても“心”は永久に滅びない、
そんな“叫び”を感じるメインテーマの歌詞と、今でも頭の中を駆け巡る印象的な旋律。
 心に残る作品でした。

*アイヌの娘の名前「キヤ」は「光」という意味です。

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☆2012年9月24日(月)ソワレ 六行会ホール

 今回が初演の作品。脚本・演出の藤倉梓氏のデビュー作でもあります。

 主演は坂元健児、平田愛咲(あずさ)。他に戸井勝海、松原剛志ほか。
 1789年のアイヌの蜂起(クナシリ・メナシの戦い)を描いた作品ですが、
坂元さんは幕府の役人でありながらアイヌにとけ込む中嶋道生(みちなり)役。
ユーモラスな台詞も多く、間合いは絶妙。
歌も力強く、声はピンと張り、エネルギッシュでした。
 坂元さんは「ミス・サイゴン(ジョン)」「回転木馬」でも観ていますが、
今回が一番歌をたくさん聴けて、よかった。

 アイヌの長老の孫娘キヤ役・平田さんは、写真では見た目が柔らかい感じかと思ったら
凛とした雰囲気と高い歌唱力に驚きました。
毅然とした役ということもあり、気迫溢れる歌声でした。

 お話は幕府の役人としてアイヌの内偵にやってきた道生(坂元)が、
怪我をして倒れていたところをアイヌの娘キヤ(平田)に助けられ、
アイヌに徐々に馴染んでいくが、松前藩主(北村がく)はそれを許さない。

 圧政に耐えきれず、過激に蜂起しようとする若いアイヌ(松原剛志)、
武器もなく人数も揃わない今、蜂起は危険と冷静に説得する長老(戸井勝海)…
 しかし身内が変死するなど、耐えきれなくなったアイヌたちが攻撃を開始、
道生は必死に松前藩と折衝するが、決裂。

 “投降”する事で命だけは救えるとアイヌたちを納め、
松前藩主に謁見したものの、様子がおかしい?
 やっぱり…悲しい結末が待っていました。

 この公演も知人(の娘さん)が、アイヌの娘役で出演しています。
今回は歌も台詞もあって、存在感がありました。

 「カムイレラ」=神様(カムイ)の風(レラ)という意味です。
 明日に続く。

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☆2012年9月19日(水)ソワレ
 昨日からの続きです。
 千秋楽発表後は、いつも満席のシアター。ロビーも人が溢れ、活気がある半面、
もうすぐお別れ…覚悟をしておかなきゃと、名残惜しく思います。
 開演前や幕間に、ひょうちゃんやマリノスケ、タネマルを眺めています。

 秋グリドルと飯田グロタイのシーンでは
歌も声量も余裕が感じられて安心して聴けました。
 グロタイと絡むグリドルの表情は、
ほぼ正面(舞台に対しては真横に近い)から見えたため、
いちいち真顔に戻るなど、思っていた以上に表情豊かなのは、新たな発見でした。
 秋ジェリロと飯田ガスが歌うのも、斜め後ろから見えました。
これはこれでなかなか味わいがあります。

 この日も端っこの席、なおかつ今までで一番「壁」に近かったから、
「猫にご挨拶」の時、マンカスとタガーが“一緒に”見えました。
 今までだったらここで福井さんを思い出して
ぼろぼろ泣いてしまうところですが、この日は大丈夫でした。
いつまでも泣いていても仕方がないですから…記憶は永遠に不滅です!

 あと、千秋楽までに武藤さんのマンカスが登場して欲しいと願っています。
優しい笑顔と、温かな声が聴きたい…。

 握手は安芸マキャと相原ボンバル。2人ともとびっきりの笑顔で、
幸せな気分になりました。

 客席の後ろには飯田達郎さんの姿がありました。
来週あたり、またスキンブルで出てほしいなあ、と思います。

※娘へのお土産に、猫型ポーチを買いました。クッキーが5枚入っています。

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☆2012年9月19日(水)ソワレ
 あと何回来られるだろう…そんなことを考えながらやってきた夕暮れのシアター。
1か月前にはまだ明るくてが見えたのに、少しずつ秋が近付いています。

 この日のキャストは初見の河村グリザ、山田デュト様、原田ジェニ、さらに芝タガー
廣本ヴィク、永野ランパス、岩崎タンブル、高倉タントも楽しみでした。

 導入は萩原マンカス。相変わらずすっきりとした美形。
芝タガーは登場から腰をよく回し、ダンスの中にしっぽのギターも取り入れて、
歌はアレンジたっぷり。
 『御無〜〜用!』も期待通りの決めで、会場を沸かせました。

 原田ジェニ。前に見たのは「美女と野獣」のタンス夫人だったというのは
なんとも不思議な感じですが(メイクに少し面影が?)軽やかな感じのジェニで、
パワフルなゆかのさんの声やタップには及ばないものの、
「ありがとうみなさん!」は元気いっぱいでした。

 河村グリザは「綺麗」な歌声。まだデビューしたばかりだから無理もないけれど、
回数を重ねるうちに、一層“情緒”や“重み”を感じるようになるかな、と期待します。

 山田デュト様…見た目はどっしりですが、声は高い感じでしょうか。
丸っこくて仕草は愛嬌たっぷり、「猫にご挨拶」は落ち着いて歌いあげていました。

 松島ミスト、永野ランパス、岩崎タンブル、それぞれ特徴のあるダンスは目が離せません。
 
 タンブル・カッサのペアはやっぱりとびきり優雅。
藤岡カッサは大人っぽく凛々しい雰囲気です。
 ミストナンバーで客席に降りて来た岩崎タンブルが近くにきて、
♪驚いたもんだ〜を歌う笑顔もよかった!

 明日に続く。

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