読書

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読書はじめ。

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 今年最初に読んだものは物語ではなく、評伝、評論に近いものでした。
 1冊目は「三浦綾子論」(黒古一夫)〜「愛」と「生きること」の意味〜。
彼女の作品はかなり読んでいたので、この本の中で取り上げられたものが手元になくても、
ああ、このお話…と思い浮かべることができ、再読したくなりました。
 そう言えば、2010年も1冊目は三浦綾子さんでした。

 2冊目は「渥美清の伝言」。1999年にNHKで放映された番組を本にしたもの。
この番組を見たのは再放送された2007年だったと思いますが、
「私は寅さんなんですよね…」と、最終作品となった48作「寅次郎紅の花」の撮影中に
体調が悪いことを隠して撮影に臨み、見学者の声援に笑顔で答えないことへの批判を浴びていた時に、
呟いた言葉でした。
 役者さんというのは孤独なものなのだなあと、このシーンで涙が止まらなくなった記憶が甦りました。
 
 渥美清さんは1928(昭和3)年生まれ…亡父と同じ年です。
 実家にいた頃は、寅さん映画のTV放映があると茶の間に集まって
家族全員が笑い合っていたものでした。

 「男はつらいよ」の記憶を手繰りながら、元旦に集まった母、兄の家族、我が家の10人で、
いっぱい話して、いっぱい食べて、
笑顔のスタートが切れたことに感謝した、穏やかな七草の日でした。

読書・2010年

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 昨年1年間に読んだ本は…
実は「書名を書きとめておいたノート」を紛失してしまい、
55冊までは書きこんだ記憶があるのですが、後は推計で、約90冊。

 なにも見ないで振り返る事になりますが、印象に残ったのは
大好きな作家、重松清の新刊を何冊か読めたこと。
「十字架」「かあちゃん」「とんび」「ステップ」「きみ去りしのち」。
すべて、こころに沁みる作品でしたが、
最近読んだ「きみ〜」がやっぱり一番でしょうか。

 他には、船に乗れ!(藤谷治)、青天の霹靂(劇団ひとり)、ちいさいおうち(中島京子)
贅沢貧乏(森茉莉)、出口のない海(横山秀夫)、小暮写真館(宮部みゆき)など。

 昨年初めは“今まで読まないジャンル”にも挑戦しようと思っていましたが、
2010年中は、やっぱり従来通りの傾向のままで、
無理をして読もうとすると眠くなるし、思いのままに借りてきていました。

 今年も、図書館の棚を眺めながら、一瞬の出会いを大切に、読む本を決めようと思います。

※『読んだ本』としてはカウントしない、写真集たち。
 ほとんどが“かなり昔”に買い求めたものですが、こうした本をただ眺める贅沢な時間も
 もっと取れるといいなあ、と思っています。

贅沢貧乏〜森茉莉〜

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 先月の世田谷文学館「森鷗外と娘たち展」で買い求めた本。
期待にたがわず、とても楽しく読みました。
 この本はエッセイ(随筆)なのですが、私=牟礼魔利(むれ・まりあ)という名前。
父は“欧外"。他にもどこかで聞いたような名前がたくさん出てきます。

 表題作「贅沢貧乏」は、彼女の部屋の様子の描写がすてき。
アネモネの色が濃い紅色、黄みを帯びた薔薇色、
ミルクを入れたような甘く白い紅、檸檬の黄…と表現されています。
アネモネは“アネモウヌ”だそうですし。
 ボッチチェリも何度も出てくる名前で、この画家の「春(プリマヴェーラ)」が
大層お気に入りのようでした。

 1963年の婦人公論に掲載された「ほんものの贅沢」。
これは文庫本で4ページほどの長さですが、
「ほんとうの贅沢な人間は贅沢ということを意識していないし…」
「だいたい贅沢というものは、高価なものを持っていることではなくて、
贅沢な精神を持っていることである。」

 読みながらそうそう!と頷きっぱなしでした。
引用したいところはいっぱいありますが、この辺で…。
とにかく、何度も読み返しても面白い本でした。

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 ハーバード大学のマイケル・サンデル教授の授業を活字にした本。
読みながら、これが実際の授業だったらきっとエキサイティングだろうなあと
このTV番組も見逃した私は、ちょっと残念に思いました。

 たまたま図書館の新着本の棚にあったので、借りてきました。
読んでみたら、活発な発言、それを受けて解説し、他の発言を促し…
その進め方が絶妙な、サンデル教授。
 来日した時の講義の様子も入っていますが、日本人の若者もこんなに活発な議論が
出来るのかと感心。

 教授は決して“結論”を導き出すことはせず、そういう考えもあるね、他には?と
議論を深め、時に長めの話を挟んでいました。
 活字になっているものでも、わかりやすい優れた読み物として成立する授業。
こんな授業、受けて見たかった!

 大人になると、なかなか抽象的な議論を語る相手や機会は少なくなり、
人間関係を穏便に保ちつつ、会話の内容は共通の知人の消息や、
今まであったこと(経験)などになっています。

 たまにはこうした話をしたい?と思った時は、大学生の娘を捕まえて
質問攻めにしたりしますが、母娘故か意見が合いすぎ、議論というよりは
やっぱりくだけた話になってしまいます…それもまた楽しいですが。
 この本を読むように勧めて、感想を聞いてみたいと思います。

名もなき人びとの伝記

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 もうすぐクリスマス。この本は、サンタさんからの贈り物として
小学生だった私の元にやって来ました。
“贈り物”にしては随分と重い内容だとは思いますが…。

 9人の「名もなき人びと」のお話が入っていますが、
最後の1人は喜劇俳優・榎本健一で、有名人です。無名時代を忘れずに
名もなき人々に笑いをふりまき続けた、ということで収録したと、
著者のあとがきにありました。

 盲目の画家、戦争孤児、障害児教育に尽くした人、影絵劇団の老弁士、
韓国から日本に居る母に会いに来た少女…戦後25年、まだ敗戦の影響が
色濃く残っていたようです。

 当時の私には、この本の内容はけっこう衝撃的で、何度も繰り返し読んだから、
久しぶりに開いてみても、記憶に違いはありませんでした。
 母にとっては、戦争中〜戦後の大変だった時代を
この本で少しでも理解して欲しかったのかもしれません。

 この頃からサンタさん=本屋さんになり、サンタさんの正体がわかった時期でもありました。
これもノンフィクションですが、物語よりこういったジャンルを好むことは
高校生の頃まで続いていました。

 本の装丁は、朝倉摂。箱に入っていたので栞紐の赤もまだ鮮やかです。
今後も大切にしまっておきます。


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