読書

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 金色(こんじき)のちひさき鳥のかたちして銀杏ちるなり夕日の岡に

 イチョウの黄色い落ち葉が風に舞うのを見ると、この歌が思い浮かびます。
与謝野晶子と言えば、もっと濃密な“恋愛”の歌のイメージですが、
「海恋し潮の遠鳴りかぞへては少女(をとめ)となりし父母の家」を
高校時代に書道の授業で書く事があり、穏やかなイメージの歌から知りました。

 TVCMに登場した「やは肌のあつき血潮にふれも見でさびしからずや道を説く君」
は、おぼろげな記憶ですが、ナスターシャ・キンスキーがとても美しかった…。

 与謝野晶子が折にふれて思い出す“歌人”なのは、
「みだれ髪」などの素晴らしい作品群のほか、
11人の子どもを育て、夫の留学費用まで稼いだ、そのエネルギーにも
とても惹かれ、興味を持ったからでした。
いつか、時間をみつけて一首一首をじっくり味わって読みたいと思っています。

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 ミュージカルや小説の「赤毛のアン」も大好きですが、
高校時代はこの本の“虜”でした。
図書館で繰り返し借りて、飽きることなく眺めていました。

 仲良しの友人への誕生日プレゼントは、彼女が何かの折に
「あんなの着たいな〜」と言ったことで、
“裾の長い白いナイティ、キャップ付き”を作ろうと思いつきました。
本を借りてきて、学校の前の文房具店でコピーを取って、型紙を起こして…。
しかし、買った生地(シーチング)が若干厚すぎて、
たくさんピンタックをたたむデザインに四苦八苦。

 ようやく完成し、贈ったところ、すごく喜んでもらって自宅に招待までされ、
“作り甲斐があった”こともいい思い出です。

 他にもこの本で初めて知った「ポプリ」。
レースのサシェ(匂い袋)を作って楽しみました。
学生には高価だったこの本、就職して最初のボーナスで、3冊セットで購入しました。

 ミュージカル「赤毛のアン」の衣裳もこの本の挿絵も、素朴な可愛さで
また縫物がしたくなしますが…着る人がいないのが残念です。
現在、娘たちはほとんどスカートをはかないのでした。

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 「下北サンデーズ」 石田衣良
 「チョコレートコスモス」 恩田陸
別々の図書館で借りてきたこの2冊、演劇のお話は興味深く、とても楽しみました。

 「下北サンデーズ」は、以前TVドラマで放映されていたようですが、
ほとんど記憶にありません。ヒロインの里中ゆいか=上戸彩さん、という程度。
知人が下北沢周辺に住んでいて、何度も訪ねたことがあり(八神くんのアパートと同じ駅)
娘のバイト仲間が女優(のタマゴ)で本多劇場の舞台に立っていたこともあったりして、
なんとなく身近に感じてしまいました。

 一方の「チョコレートコスモス」。読み始めるまで演劇のお話とは気付かず、
学園ものかと(「夜のピクニック」みたいな)…。嬉しい誤算でした。
一瞬にしてその役と同化する=憑依できるのは、天賦の才の為せる技なのでしょうか?
劇中の「欲望という名の電車」の台詞に
映画版のヴィヴィアン・リーの面影がちらつきます。
オーディションの場面は息をつめるように、一気に読み進めてしまいました。

 生の舞台は、同じ演目でも“見るたびに違う空気”がなんとなく判るような気がする今、
この2冊を続けて読んで、もっと舞台が見たくなって困ってしまいます。
ミュージカルだけでなく、ストレートプレイも。

※写真のバックは、先月紀伊国屋ホール(ミュージカル・沈黙の声)で貰って来た
 フライヤーたち。そそられます〜

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 村上春樹の小説「1Q84」が、この著者の初めて読んだ長編でした。
続いて、「ノルウェイの森」。
「1Q84」が良かったため、図書館で借りて読みました。
これも、なかなか!
なぜ、今まで敬遠していたのでしょう。もったいない。

 ここ数年、ようやく読書ができるようになり、気になっていた作家、村上春樹。
最初に手にしたのは「はじめての文学 村上春樹」短編集でした。
著者自身が選んだ短編集でしたが、あの“独自の世界”に入っていけませんでした。
そこからは読まないまま、さらに数年が経過。
好んで読んだのは重松清、三浦しをん、森絵都、朱川湊人、あさのあつこ…

 この春、話題になっていた「1Q84」が図書館でタイミング良く借りることができ、
思った以上にすらすらと読み進められて、“食わず嫌い”から脱することができました。
「海辺のカフカ」も、今朝、読み終えました。

 今では“あの世界”に心地よく漂うことができるようになり、
次は何を読もうかと、図書館に行く楽しみがまた増えました。

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 この作家の作品では、「錦繍」「蛍川」を読んだ記憶があります。
そしてこの本も、前作たち同様、静かに心に響く作品でした。

 “骸骨ビル”と呼ばれている戦前の古いビル。
このビルを取り壊して新しいマンションを建てるため、
住民を立ち退かせる使命でやってきた主人公でしたが、
性急な立ち退きを迫ることなく、管理人室に住み込んで
徐々に個性的な住民たちと馴染むうち、
ここで戦争孤児たちを育てていた2人の人物のことを知ります。

 彼らは、自分一人でも苦しい生活なのに“なぜ”献身的に孤児の世話をしたのか、
育てられた子どもたちは、今どこで何をしているのか…。
ぐんぐんひきつけられて、上下巻を読んでしまいました。

 空想の世界、濃厚な恋愛、ミステリーは苦手…という偏食?読書の私ですが、
登場人物を語る作者のまなざしが温かく、清々しい読後感でした。


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