読書

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 こよなく晴れた青空を…なぜか歌い出しを覚えている「長崎の鐘」。
永井博士の名前はこの曲を聴きながら母から聞いたおぼろげな記憶でした。

 「春休みに読んでおくように」と、宿題になったのを機に、
娘が読み終えたあと、私も読んでみました。

 永井隆博士は、もともと放射線の研究をしていたので、
長くは生きられないかもしれないと思っていた…
そして長崎(大学)で被爆し、病の床に。
 奥さんは自宅で即死…救いは郊外に行っていた
2人の子どもが助かったことでした。

 誠一(まこと)くんと、カヤノさん。「この子を残して」逝くのが心残りでならない、
けれど、書き残しておきたい、というのがこの本でした。

 ・科学とは真実に恋することさ
 ・節約すべきは金ではない、時間と労力よ。
 ・一番欲しいものは時間。その欲しくて欲しくてたまらない時間を善意の訪問客に邪魔される…

 さまざまな「呟き」が書かれていましたが、私は
即死したこの子達の母親の無念が思いやられ、胸が痛みました。

 娘の修学旅行先が「長崎」。
しっかり見学して、なにか感じ取ってほしいと願っています。 

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 2月末に104歳の天寿を全うした「まど・みちお」さんの
詩集を借りてきました。

童謡「ぞうさん」などの名作は知っていましたが、「詩集」は初めて。
そして読みながら「同感!」を繰り返して居ました。

 以下、抜粋です

《さら》
せがひくく/あけっぴろげなので 
さらがいると/あかるくなる
そらがおりてきた/みたいに…

中略

さらはいいかおをしている/しらぬまに
はしやちゃわんも
ゆのみもみんな/たのしいみたいに/させて

 最初に読んだとき、最後まで読まないうちは「さら(沙羅)ちゃん」
=女の子のことかと思いました。
他にも、コップや茶碗や靴べらなども「詩」になっています。

 よみながらつい微笑んでしまう“詩集”は、長編には手をつけられない
忙しい今の時期にはぴったりで、やさしい気持ちになれる本でした。
 今度はほかの作品も借りてこようと思っています。

※写真の周囲の銀色のテープは、先日見に行った
 劇団四季「リトルマーメイド」1周年カーテンコールで降ってきたものです。
  娘が1人で行って、私は話を聴くだけでした。

「キャパ その青春」

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 リチャード・ウィーラン/沢木耕太郎=訳。
 文庫本の表紙写真で衝動的に借りてきて、楽しく読み終えました。
この表紙写真は1年前に横浜美術館「キャパとゲルダ・タロー」で観たものと同じです。

 内容は文字通り「青春まっただ中のキャパの行動」…
後年の彼の写真に写る人々が、なぜあんなに自然に写真に収まっているのか。
炭鉱労働者の心からの笑顔を撮れたのか。
その“謎”が解けた気がします。

 生まれた瞬間から、母親を始め周囲の人を引きつける天性の資質…美貌も含めて。
「彼なら許せてしまう」って、なんだかずるいなぁ…なんて
思いながら読み進めていきました。

 ロバート・キャパの本名は、エンドレ・エルネー・フリードマン。
恋人ゲルタ・タローの本名はゲルダ・ポホリレス。
タローは当時交流があった岡本太郎からの連想…
タロット占いのイメージも含めて。
 2人とも“名前から国籍を推察しにくいもの”に、改名したようです。

 映画スターのロバート・テイラー×グレタ・ガルボのイメージに似ている?
キャパは一時期映画監督になろうと真剣に考えたほど、映画にも意欲を抱き、
そんな気持ちもあっての、ロバート×ゲルダの「改名」だったようです。

 ちなみにこの映画スターの共演作品が「椿姫」…
珍しく随分前にスクリーンで観たことがある作品。
日比谷シャンテシネマだったかな。

 3月22日から東京都写真美術館でまたキャパの展覧会があります。
勿論、行くつもりです。

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 「死神の精度」も続けて読みました。
本当は順序が逆の方が良かったのかもしれませんが、
浮力は購入、精度は図書館から借りたという入手方法で、
少し待たされた「精度」が、先日読み終わったところです。

 「死神の浮力」は福井さんが舞台化への出演というニュースが流れた日に発注。
“死神”=千葉さんの知識も皆無でしたが、十分楽しめました。
 「死神の精度」は、死神の性質がわかっている分、掴み易かったし、
短編はテンポが速くて、楽に読めました。

 ただ、私は推理小説をほとんど読まない=“人が死ぬお話が苦手”という
偏った好みのため、この作品は例外中の例外。
読めばけっこう楽しいと思うのに、「殺人事件」は、つい避けてしまいます。

 そして「死神の浮力」はどんなリーディングドラマになるのか、
発券してきたチケットを眺めながら、待ち遠しくてなりません。

 閑話休題。
 伊坂幸太郎「ゴールデンスランバー」は、ちょっと思い出深い作品です。
2008年11月7日の夜に読んでいたから…そんな“日付”まで覚えているのは、
「キャッツ」を見ている娘を待って、大崎のカフェで読んでいたからです。

 終演後、彼女を劇場まで迎えに行き、一緒に電車に乗り込んで
何気なく開いた携帯…あの“ショック”は忘れることができないものでした。
ヴォーカルパートが福井さんと阿久津さんのダブルになっている!

 翌日の「ソング&ダンス」のチケットを持っていた私は凍り付き、
阿久津ファンの娘は「私が行く!」と大喜びで…。

 伊坂幸太郎という名前は、“この出来事”とつい結びついてしまうのですが、
今回の舞台化で、イメージチェンジができそうです。

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 自分の居場所。
普段あまり意識しなかったことを、じっくり考えてしまいました。

 「自分の居場所がない」と感じたリュウとジュンとタケシは、家出を企てます。
小学生と中学生だし、すぐに自宅に戻るのかなぁと思っていたら、
話は思わぬ展開になっていきました。

 もともと“センセイ”という小説家が
タケシからの手紙を受けて、小説を書き始め、タケシたちは
その“お話の中”で語られて、物語は進んで行きます。

 とにかく…“いじめ”の描写は切なくて、読むのがつらい。
絶滅してしまった動物たちの話は興味深く、
ステラー大海牛のことは初めて知りました。

 「生きてほしい。」「生きるって何かを信じていられるってこと…」
親が願うのは、それだけ。
改めて思った小説でした。

 今までの重松作品よりも、ちょっと入り組んだお話でしたが、
言いたいことはストレートに伝わってくるし、
やはり心の機微を描かせたら右に出る者はいないと
私には感じられました。


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