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英国王のスピーチ

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 早く見ないと上映が終わってしまう〜と、慌てて先週、平日の夜に観てきました
 王冠をかけた恋…というロマンチックなイメージのエドワード8世の弟が
こんな苦労をしていたとは…驚きました。

 内気な弟のジョージ6世(コリン・ファース)が、望まない“即位”をしなければいけない皮肉。
セラピストのローグ(ジェフリー・ラッシュ)は、相手が王であっても、
あくまで人間として“対等”に接する、
そこが彼の内面からの自立につながったのだと思います。
 
 口にビー玉を含んでも、やたら煙草を吸っても、表面的に変えることだけでは、
“吃音”は修正できない。自分の声が気分に聞こえないように、
音楽をかけながら本を読めば完璧に読める、というのは、目からうろこでした。

 妻のエリザベス(ヘレナ・ボナム=カーター)の押し付けない優しさ、
これも彼女が精神的に自立していたからでしょう。
劇中の幼いエリザベス(のちの女王)とマーガレットの姉妹がとっても可愛いらしかった。

 クライマックスのスピーチのシーンのバックに流れるのは、ベートーベン交響曲第7番。
重厚な音楽に乗って、彼とローグの必死の戦いが続き、無事に話し終えたときには
観ているほうもすっきり!しました。

 悪い人が出てこない、娘も一緒に観たかったまさに「正統派」の映画。
 アカデミー作品賞・主演男優賞・監督賞・脚本賞と、映画の骨子となる部門を
総なめにしただけの作品ではある、と納得でした。

ブラック・スワン

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 初日に行きたかったのですがやはり無理で…週末に観てきました。
 
 ナタリー・ポートマン演じる二ナは清楚な優等生タイプ。だから白鳥の湖の
“白鳥”にはぴったり。しかし1人2役の“黒鳥”には物足りない…。
 演出家にもっと妖艶な“役作り”を、と言われて悩む彼女。
もとバレリーナの母親は、彼女を身籠ったことでプリマを諦めたことを口にし、
娘への献身と“支配”を続ける。

 見ながら、なんてつらそうなの!と胸苦しい感じでした。
 しかしナタリーは美しく、ドレスアップした姿はオードリー・ヘップバーンを彷彿とさせ、
バレエを踊るシーンで大写しになる背中に思わず釘づけ…筋肉が複雑に浮かび上がり、
過酷なトレーニングを思わせます。
 
 唐突ですが…7月にまた上演が決まって喜んだ、劇団四季の「アンデルセン」。
一昨年に観に行ったとき、マダムドーロ役の斎藤美絵子さんの背中だけが
アンサンブルさんたちよりも際立って筋肉質だったことを思い出しました。
日頃の鍛錬のたまものなのでしょう。

 劇中、ニナの自分の内面で“妄想”することと“現実”のことが
混沌としてしまったところもありましたが、殻を突き破る困難を表現するには
的確だったのかもしれません。

 クライマックスで黒鳥を踊る彼女の皮膚や手の甲の形状が変化していき、
腕に大きな“黒い翼”を得て、圧倒的な存在感を誇示。
そして、優美な白鳥に戻り、ラストシーンへ…。
 
 アカデミー主演女優賞を受賞したナタリー・ポートマン、
渾身の演技に拍手喝采!です。
 でも、痛々しいシーンが多かった分、バレエの“厳しさ”を垣間見た気がしました。

ショージとタカオ

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 桜井昌司さんと杉山卓男さん。この2人は1967年に起きた「布川(ふかわ)事件」の
犯人として無期懲役刑を受け、拘置と服役で29年間も刑務所に居た…。
彼らの仮出所からの14年間を撮った映像を基にしたドキュメンタリー映画です。

 「冤罪」という言葉は知っていましたが、その言葉の重みまで考えたことはありませんでした。
ごく普通の、ちょっと不良だった少年が別件逮捕されて自白を強要されて、
“言えば楽になる”という誘いに乗ってしまったことを後で悔やんでも、もう遅かった。

 借出所後の2人、本当に冤罪で苦しんでいたの?と思うほど、飄々として、
ユーモラスにも見えて、ちょっと不思議でした。でも語る言葉の中に時折混じる
厳しい表現が、壁の中で苦しんだ頃があったのだろうと、想像させてくれました。

 人が人を裁くこと…1960年代当時、取り調べは密室、警察・検察の力は今よりも
強かったのでしょうか。二十歳で捕まった彼らは、借出所で50歳、現在は60代。
 幸い、失った若い時代を取り戻すかのように伴侶を得て、タカオさんには
息子さんも授かって…エンドロールにちょっぴり写る家族写真が本当に良かった。

 いっぱい思う事はあったのに、うまく書けないのですが…
罪に陥れられても強く生きて、諦めずに再審請求をし、日々の暮らしを淡々と着実に送る、
人間ってすごいな、素敵だな、と思いました。

 2人を支援し続ける弁護士、柴田さんの不撓不屈の精神にも頭が下がる思いで、
その何とも言えない優しい表情に見入っていました。
 撮影をしながら語りかける井手洋子監督のくだけすぎず固すぎない柔らかな声は、
姿は見えないのに、とても癒されました。

 本当は水戸地裁で3月16日に再審判決が出る予定でしたが、
震災の影響で、5月24日に延期になったそうです。
 その日まで何とか上映を続けたいというこの「ケイズシネマ」(新宿)で、
『第84回キネマ旬報ベストテン・文化映画部門第1位』のこの作品を、
是非、多くの人に見てもらいたいと思いました。

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 先日の午前10時の映画祭・親子試写会では、
上映前のトークショーだけでも充分楽しみましたが、本編もすごく!よかった。
実は30年近く前に大ヒットした時も、その後のTVもDVDでも、
全く見たことがない作品でした。

 エリオットはE.T.と心を通わせることが出来る、心優しい少年、
彼には兄と妹も居ましたが、お母さんは仕事で忙しく、子どもたちはちょっと寂しそう…
お父さんとは別居中。当時もそろそろこういった家庭が増えてきた時代だったのでしょう。

 この作品は30年前に作られたとは思えないほど、空を飛び、E.T.が動くシーンが自然で、
物語にしっかり入り込むことができました。
とくに月の光をバックに自転車が空を飛ぶシーンは胸がいっぱいになり、
涙が出てしまったほど。

 E.T.のユーモラスな言動は、会場中の笑いを誘い、和やかな雰囲気になり、
後半の別れの場面は、周囲からすすり泣きが聞こえてきて…。
字幕翻訳の戸田奈津子さんの“泣きながら字幕をつけた”というお話も納得でした。

 一緒に見たのは映画好きな長女。「良かったよね〜!」と2人で盛り上がりながら、
あの可愛い女の子がドリュー・バリモア?と他の映画まで話が及び、
楽しいランチへと繋がって、いい「親子試写会」となりました。

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☆2010年1月30日(日)TOHOシネマズ有楽座
「第2回・午前10時の映画祭」・親子試写会に娘と行ってきました。
作品は「E.T.20周年アニバーサリー特別版」です。

 上映前のお楽しみ、トークショーのスペシャルゲストは、
字幕翻訳の戸田奈津子さんと、映画パーソナリティ襟川クロさん。
 
 戸田さんの映画との出会いは終戦直後の小学校高学年で、
家の人といった映画館で観た外国映画(荒野の決闘、黄金狂時代)に夢中になることで
英語に興味を持ち、それが、現在の職業の“原点”になったということ。

 30年前、「E.T.」の字幕翻訳を手掛けながら、何度も涙した…とか、
スピルバーグ監督とお会いしたとき、気さくにお寿司を取ってくれたこと、
彼は“映画のことしか頭にない、子どもの心を持った人”等と、
懐かしそうに語っていました。

 ラインナップの中からお勧め作品は戸田さんが「シェーン」「シザーハンズ」
襟川さんが「友だちのうちはどこ?」「スタンド・バイ・ミー※」と言いつつも、
全部の作品がお勧め、ぜひ大スクリーンで見てほしい、と結ばれていました。

 にこやかに語る戸田さん、母と同年代かしら?と調べたら、1936年生まれの74歳。
ほぼ一緒でした。母も戦争が終わってどっと入ってきた外国映画を見て、
“こんな美しいものがあったのか!”と強烈な印象だったとか。
 その時代の子どもたちにとって、今では想像見出来ないほどの衝撃だったのでしょう。

 Series2(青の50本)も、いっぱい観に行きたいし、Series1(赤の50本)も
都内で上映する映画館があるので、これもチェックして
今度は見逃さないようにしたいと思っています。

 「E.T.」本編については、また日を改めて。

★お勧め4作品中、※のみ「赤」、他は「青」の50本から。

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