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悪人

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 原作(吉田修一)は、映画化を知らなかった時に読んでいましたが、
厚い本なのにぐいぐいと惹きつけられて、一気に読んだことはよく覚えています。

 映画は、監督・李相日、キャストは妻夫木聡、深津絵里、希木樹林、柄本明ほか。
見終えてからも重い気分が続く作品でしたが、それは嫌なものではなかった…。
 重い映画でも、途中で時計を観たくなるようなものもあれば、これのように
次のシーンが楽しみであっという間に終わってしまうものもあります。

 無表情でうつむき加減、とても大それたことなど出来そうもない祐一(妻夫木)、
地味で大人しくみえる光代(深津)、なのに、
人間関係の僅かな狂いが、こんな大胆な行動に走らせる…。
人間は奥が深いと、ちょっと怖くなりました。

 この監督の作品は「フラガール」もそうでしたが、次のシーンが出てきたときに
これが見たかったの!という感じの展開で、ツボに嵌るというか心地よいというか、
“波長”が合うのでしょう。
暗いお話なのに、灯台から見渡せる海が綺麗で、救いになりました。

春との旅

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 映画「春との旅」は、見たいと思いながら機会に恵まれず、本を先に読み、
先日、やっと本編を観てきました。

 海辺の壊れかかった漁師小屋から慌ただしく出かける祖父と孫娘。
ここにはもういられないと、落ち着き先を求めての旅立ちでした。
久しぶりに会う親類は最初こそ愛想がよくても、まさか同居までは、と迷惑そうにする…。

 映画の冒頭は、何があったの?と訝しくなるくらい、おじいちゃんは苛立ち、
孫娘は謝ってばかりでした。
 祖父役は仲代達也、孫は「フラガール」での印象が強かった、徳永えり。
2人の熱演、多用されるクローズアップ、この映画は評価する人が多くて、
期待して見始めたのですが…。

 観終えて帰宅したのちに、ネットで感想を検索したら、
小津安二郎「東京物語」を連想するという意見が幾つもありました。
観ている時は感じませんでしたが、言われてみると成程、という気がします。

 ただ、あちらは老夫婦、時代背景も違うし、連想はしても比べられません。
本(小説)を読んでいなかったら、けっこうちんぷんかんぷんかなあ、と思うくらい
説明不足というか、台詞が心にすっと入ってこなくて、もどかしかった。
 大滝秀治、淡島千景、菅井きん、田中裕子、柄本明、美保純、香川照之、戸田菜穂ほか、
芸達者な方々が多く、もっと1人1人じっくり出演してほしかったという
“もったいない感”もありました。

 時々、ほとんどの感想がいい映画だった!と褒める作品が感動しないことがあって、
感性が鈍いのかな…と思うことがありますが、深く考えずにいます。

東京物語

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 「東京物語」(監督小津安二郎・1953年)は、大好きな映画です。
スクリーンで1回だけ見て、DVDでは観ていませんが、
先日見た「春との旅」(監督・小林政広)がロードムービー?という感想を見て、
鮮明に思い出しました。

 これを見たのは随分前、都民の日映画会で、会場は確か有楽町のよみうりホール、
「男はつらいよ(第一作)」との豪華2本立て。
 “寅さん”で随分笑った後、しんみりと始まったわけですが、
おばあちゃん役の東山千栄子さんがとっても優しそうで、孫たちを見ながら
「○ちゃんも大きくなってしまうのね…」というような台詞を言うシーンでは
涙が溢れました。
 おじいちゃんの笠智衆さんも今思えばまだ40代だったと思うのですが、
ゆったりとした口調はいかにも老人。原節子さんとの会話も良く覚えています。
彼女の台詞「私、ずるいんです…」。あの頃は意味がまだよくわかりませんでした。

 これを見て映画に嵌ったのも、古書店巡りをしたのも、独身時代。
今また小津作品を“スクリーン”で見たら、もっともっと感じるものがあるでしょう。
そんな機会がある事を願っています。

※別冊太陽「女優」(1984.12発行)から。原節子さんはこの本の中で
“永遠の聖處女”と紹介されています。

美女と野獣(映画)

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 舞台を先に見て、アニメのビデオ、今回は3Dでの映画。
すっかりこの作品の“虜”です。

 最初の公開当時は、次女が産まれたばかりの
映画館に行こうとは思えないほど慌ただしい日々だったので、
こうして今、また公開されたことは、本当に有難かった!

 どうしても劇団四季の舞台「美女と野獣」での福井ビースト、坂本ベルを思い出し、
さらにうっとり…してしまいますが、映画独自の場面もたくさんありました。
 ビーアワゲストは3Dだとさらに賑々しくてとっても華やかだし、
ダンスシーンのシャンデリアや天井の天使の絵は、立体感があって、綺麗!

 イエローのドレスの時のベルの髪型は、映画ではストレートに近いため
「さあ、行って」と言うとき、ビーストが指でベルの髪をゆっくり梳く…いいシーンでした。
舞台のベルは細かい縦ロールなので髪に触れることはありません。

 歌は湯川れい子さんの歌詞で、四季のものとは違いますが、
どちらにも良さがあるなあ…と味わい深く耳を傾けました。

 映画の公式サイトでは、ビーストのキャラクター設定が
“ライオンのたてがみ、野牛の口ひげと頭、猪の牙と鼻、ゴリラの眉”と書かれていて、
つい“眉”を見てしまいましたが(笑)、
今度、舞台のビーストも同じようにまじまじと見てしまいそうです。

ちょんまげぷりん

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 脚本・監督=中村義洋(チーム・バチスタの栄光・ゴールデンスランバー)
 求職中の180年前の江戸時代のお侍・木島安兵衛(錦戸亮)は、
なぜか時の隙間から現代に入り込み、シングルマザーの遊佐ひろ子(ともさかりえ)と
5歳の息子、知也(鈴木福)の家に転がり込むことになりました。

 忙しいママに代わって家事をこなし、遊び相手になる安兵衛に、
知也はすっかり懐いていきます。
料理を研究するうちスイーツに嵌り、知人が応募してしまった「親子ケーキ選手権」に出場、
ハプニングも見事に克服し、優勝!
 安兵衛は有名洋菓子店に就職が決まり、やる気満々でしたが、帰宅が遅くなって
寂しい知也は安兵衛を探しに行って行方不明になり…。

 知也とひろ子の気持ちを知った安兵衛が、もっと現代に居たいと思った矢先、
時の隙間が出現、江戸時代へと帰って行きました。

 束の間の夢のようだった“ちょんまげ姿の男気溢れるパテシェ”。
ほのぼのと思い出しながら、立ち寄った和菓子屋で見つけた“江戸阜凛(ぷりん)”。
安兵衛が江戸時代に戻って作ったものが、現代にちゃんと残っていたのでした。

 劇中の「ケーキ選手権」の司会は中村ゆうじ氏。
あのTVチャンピオンそのままの雰囲気が懐かしい感じでした。

 余談ですが、錦戸亮さんと劇団四季の齊藤太一さんは、顔が結構似ています。
それも、観に行った理由の一つでした。
 齊藤さんには「キャッツ」のカーバ以外に、
もっと素顔がわかる役をやってほしいなあ…と思います。


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