映画

[ リスト | 詳細 ]

記事検索
検索

プレシャス

イメージ 1

 ひりひりと胸が痛む映画でした。
名前に宝物(プレシャス)という言葉が入ったクリアリー・プレシャス・ジョーンズは
16歳の太った女の子。貧しい家庭、家族の不和、
望まない妊娠で学業も続けられない…彼女は暗い表情をしていました。

 彼女を受け入れてくれたサポートスクールの先生との出会いが、一筋の光となって、
少しずつ事態を自分の力で変えていく。
プレシャスは強い、というかへこたれない。
幼い頃から過酷な家庭環境にあったせいで、悲しみを感じたり表したりすることを
やめてしまったかのような、無表情ぶりです。

 スクールの先生は親身になって彼女を支え、カウンセラーはプレシャスの母親の
心の叫びを引き出していきます。

 後半はプレシャスの母の独白に胸が痛みました。
「私を愛して」「私のことを大切にして」!!!
自分は悪くないと訴え続ける母親に、愛情を渇望するのに年齢は全く関係ない、
人間は一生愛し続けて欲しい存在なのだと強く感じさせられました。

 この母の満たされなかった感情が、娘プレシャスへの歪んだ愛情?となって露見する…
なんて怖いことなのでしょう。

 プレシャスは産まれた赤ちゃんを抱え、一緒に暮らそうという母親を置き去りにして、
力強い足取りで、1人で歩いていきました。
 子どもたちに愛情を注ぎ、悲しい連鎖はここで断ち切ってくれるだろうという
希望を少し見出せるラストでした。

 重たい映画ではありますが、おすすめです。

イメージ 1

 ♪前編のエンドロールを見た時から楽しみにしていた映画でした。

 後編も、最初はコミカルな場面が多かったのですが、
のだめの苦悩する表情が増えてきた後半は、若干重い感じだったかもしれません。
ショパンのピアノ協奏曲第1番の演奏は熱演で、胸がじーんとしました。
それから魂が抜けてしまったような彼女が痛々しかった。

 最高の演奏…しかしそこでとどまってはいけない、次を目指さなければ。
“芸術の高み”に一度登り始めたら、もう足を止めることが出来ない。
赤い靴を履いたら脱げない、踊り続けるしかないというお話を思い出してしまいました。

 でも、のだめは千秋先輩と一緒なら、これからもきっと素晴らしい芸術を
生み出していけそう…ラストシーンはそんな明るさがあって、好きです。

 ヴィヴァルディ・四季「冬」、マスカーニ「カヴァレリア・ルスティカーナ」間奏曲、
ベートーヴェン・ピアノソナタ「悲愴」など、名曲を映画館の音響で聞けるのも
“この作品はスクリーンで見たい!”と思った大きな理由です。

※写真は“のだめ”と直接の関係は無いのですが、クラシック好きの亡父のレコードの一部。
 オレンジのジャケットのカール・ベームが若い!
 父が一番好きだったメンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲ホ短調だけは母が持っています。
 やっぱりレコードプレーヤー、買おうかしら…。

NINE(ナイン)

イメージ 1

 少し前に、豪華な出演者たちに惹かれて観に行ってきました。

 そして。歌と踊りのシーンはとっても楽しかったのですが、
物語の部分とのテンションの違いが最後まで気になって…。
“ああ、やっぱりミュージカルは生の舞台で見たい!”と痛感。

 そうはいっても、ペネロペ・クルスのセクシーなダンスに目を奪われ、
ケイト・ハドソンの歌に耳を傾け、
ソフィア・ローレンとジュディ・デンチの“佇まい”に見とれていました。
(この2人の大女優は同じ年だそうです=1934年生まれの75歳!)
マリオン・コティヤール、ニコール・キッドマンはクールビューティー…。
1人1人を見て楽しんだ作品でした。

 そして作品の“脚本”の名前を見た時、はっとしました。
アンソニー・ミンゲラ。
好きな映画の「イングリッシュ・ペイシェント」「コールド・マウンテン」の監督。

 そうか、脚本も書いていたのね…え、2008年没?
なんともう物故者になっていたとは。享年54歳、早すぎる死が惜しまれます。

ザッツ・ハリウッド

イメージ 1

 二十世紀フォックス社のトレードマークの大きな文字にライトが当たり、
バックにファンファーレが鳴り響く番組タイトル。
 随分前のことですが、TVで放映されていた「ザッツ・ハリウッド」という30分番組を
毎回、本当に楽しみに見ていました。

 パンパカパーン!の後の画面が、緑が広がる草原を俯瞰で捉えた
「サウンド・オブ・ミュージック」の冒頭シーンでした。
(記憶は曖昧で、番組のラストだったかもしれませんが)
 先日劇団四季のミュージカル「サウンド・オブ・ミュージック」を見た時に、
この番組を“唐突に”思い出しました。

 これで映画「ザッツ・エンターテイメント」を知り、放映されたものを録画して、
繰り返し見ていました。
 フレッド・アステア、ジンジャー・ロジャース、ジーン・ケリー、デビー・レイノルズ
シド・チャリシー、レスリー・キャロン、もっともっと…。

 映画ってなんて楽しいんだろう!と最初に思ったのが、この番組を見た時でした。
今見たら、あの頃の何倍も楽しめると思うのに…もう見ることは不可能でしょうね。

※写真は季刊映画宝庫「ザッツ・ハリウッド」(芳賀書店・1977年発行)。
 当時は毎号買っていました。

天井桟敷の人々

イメージ 1

☆監督マルセル・カルネ 1944年フランス
 
 また「午前10時の映画祭」に行ってきました。1度TVで見たことがある作品ですが、
やはりスクリーンで見ると、新しい発見がたくさんあります。

 見世物小屋の美女・ガランス(アルレッティ)は、往来で濡れ衣を着せられそうになったところを、
別の一座でパントマイムを演じるバチスト(ジャン・ルイ・バロー)に助けられ、
お礼に彼に一輪のバラを捧げる。
そのバチストは、ガランスを一目見て夢中になったことが、彼の運命を大きく変えて…。

 バチストを慕う座長の娘(マリア・カザレス)は、心はガランスに奪われていることを
知っていても、一途に彼を愛し続けます。
 ガランスが行方をくらましていた6年間、結婚し、坊やまで授かっていたのに…
バチストとガランスは再会し…若いバチストはガランスを追って雑沓の中に消えて行きました。

 運命の女…ガランス役・アルレッティの、ウエストがきゅっと絞られた
パフスリーブのドレス、紗がかかった画面にラメが煌くベールの奥の瞳は、
確かに吸い込まれてしまいそうな妖気(?)が漂っていました。
モノクロ映画は、本当に女優さんを美しく見せます。

 劇場(楽屋)を徘徊する怪しげな古着屋役はピエール・ルノワール(写真左)。
印象派の巨匠、オーギュスト・ルノワールの長男です。
劇中劇や楽屋のシーンは、「オペラ座の怪人」を髣髴とさせるものもありました。

 今回の「午前10時の映画祭」では予定されていない、
グレタ・ガルボやマレーネ・ディートリッヒの主演作品も
いつかスクリーンで見る機会があることを願っています。


[PR]お得情報

数量限定!イオンおまとめ企画
「無料お試しクーポン」か
「値引きクーポン」が必ず当たる!
ふるさと納税サイト『さとふる』
実質2000円で特産品がお手元に
11/30までキャンペーン実施中!

その他のキャンペーン


プライバシー -  利用規約 -  メディアステートメント -  ガイドライン -  順守事項 -  ご意見・ご要望 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2019 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.

みんなの更新記事