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 何はともあれ「風神雷神図」。国宝が観たい…
同じ想いの人はいつになく多かったようで、開館時刻に入場して、
真っ先に向かう人が10人位いたでしょうか。

 実はこの作品、展示の最後でした。そこから延々戻ることになりますが、
気持ちはよくわかります。

 間近で観ると筆の後も、色の滲みも、描いた俵屋宗達の息づかいが伝わるようでした。
 何気なく観ているこの有名な絵(風邪薬を思い出す?)ですが、伝承の雷神は赤いのに、
敢えて白に描いて、画面の印象を軽快にしていることは、
キャプションを読んで初めて知りました。

 ほかには海北友松作品はたくさんあって、初期〜変化する画風も
目の当たりにすることができました。

 栄西の直筆(毛筆)は、柔らかい印象…さらさらと書いた走り書きも
さすがの達筆でした。

 他には「油滴天目茶碗」は小振りでしたが、美しかった。
 打ち掛けは「北の政所ねねが着用」という伝承。かなり小柄な方のような
印象を受けました。どちらも重文です。

 伊藤若冲、蘇我瀟白、長澤芦雪、白隠、そして長谷川等伯。
見応えある作品が並んでいます。

 茶会の再現の部屋、大きな小野篁(おののたかむら)像を、色を変化させて
ライトアップするなど、大きな会場ならではの展示を堪能しました。

 「雲龍図」は屏風でなく“軸装”なのはなぜ?と不思議に思ったら、
会場内の解説では、昭和初期の台風で建物が倒壊したために
表装し直したと書かれていました。
 
 そう思ってもう一度眺めると、さらに歳月の重みを感じるようでした。

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 今回の“白眉”は、このパンフの表紙にもなっている
尾形光琳「槇楓図屏風」(重要文化財)。
他には高橋由一「美人(花魁)」(重要文化財)、国宝「絵因果経」など。

 特集展示1は「女性を描く」。
高橋由一「花魁」の他、ラファエル・コラン「花月(フロレアル)」や
岡田三郎助、原撫松、安井曽太郎、梅原龍三郎の「裸婦」。

 特集展示2は「近代の山水 富士山図を中心に」。
池大雅、浦上玉堂、司馬江漢、亜欧堂田善、橋本雅邦、和田英作など。

 工芸は高村光雲「鷹(寿老)」、船越保武、工芸(陶芸)河合寛治。
 点数は多くありませんが、選りすぐりの作品たちで、見応えがありました。

 昨年は「序の舞」を楽しんだ春の名品選。
今年の展示は明日13日までですが、来年も楽しみにしています。

 ここに来る時は、黒田記念館(休館中)の脇のお店で
珈琲を飲むこともあります。窓際の席がお気に入りで、
“美術館巡り”のブレイクの場所として、組み込んでいます。

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 見に行った日は人が少なく、大変落ち着いて観ることが出来ました。
常設展の中の、特集展示としてのこの「泥とジェリー」。

 展示室の解説の中に何度もでてくる表現「べちゃべちゃ」…
乾いていない絵の具の質感が感じられるように描く…
描くと言うより、こねくりまわす?

 岸田劉生の「道路と土手と塀」(重要文化財)も、“泥”を絵の具で描いていますが、
これよりもずっと絵の具がこってり盛られていたのが、
白髪一雄の作品でした。

 白髪氏の作品はブリヂストン美術館の「観音普陀落浄土」が好きで、
見に行くたびに再会を喜んでいました。これは綺麗な色使いです。

 今回、白髪氏の制作過程のVTRを観ることができ、
紐にぶら下がって足で絵の具をこねて描くことが、初めて判りました。
 こちらの作品は「天彗星拚命三郎(水滸伝豪傑の内)」という、
赤と黒の力強い作品です。

 ポロックは絵の具を垂らしたけれど、絵の具を足で捏ねるとは、なかなか大胆です。
これが描かれた1960年代って、とっても元気な時代だったのだろう…と、
想像しました。
 
 展示作品の多くは常設でも観られるものでしたが、
おもしろい切り口の展示でした。
(4月6日で終了しました)

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 副題が、〜坂村真民と相田みつをの世界〜
 坂村真民(さかむらしんみん1909〜2006)氏は、熊本生まれ。
愛媛県の高校教師をしながら詩を書き続けました。

 「念ずれば花ひらく」など手書き文字で
人間の生き方を問いかける言葉を書いていたことは、
相田みつを氏と繋がるものがあります。

 2人の作品を同時に観ることがかなった、今回。
 私自身が年度末の慌ただしさもあってちょっと元気がない状態でしたが、
展示を観ていくうち、期待通り“こころが回復していく”実感がありました。

 坂村氏の作品とは初めて接しましたが、相田氏よりも文字に強い勢いを感じます。
 相田氏の作品とともに、1つ1つ味わって読み進めていきました。

 ここも来訪回数は多い方ですが、来れば必ず期待通りに心がほっと楽になる、
すてきな所です。

 カフェも落ち着いた雰囲気で、好きな場所です。
展示にちなんだお菓子(今回は相田みつをがデザインした包み紙の「チャット」)があり、
この日も立ち寄って、珈琲とかわいいお菓子を食べながら寛いできました。

 このテーマの展示は6月8日まで。お勧めです。

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 岡田謙三と言えば、抽象画に「ユーゲニズム」(幽玄)と言われる色調…と連想しましたが、
若い頃は、色彩豊かな女性や花の絵も描いていました。

 また、彼のアトリエがあった自由が丘界隈は、モダンダンスの草分け
石井漠の研究所も開設されて、文化人同士の交流がありました。

 岡田のアトリエには小茂田守介、一時期目黒在住だった荻須高徳、
海老原喜之助らが訪れていたそうです。
 出品リストには地域名が併記され、駒井哲郎(不動岡)、浜口陽三(上目黒)、
荻須高徳(中町)…私には目黒に“土地勘”がありませんが、
区民だったらリアルに想像できそうです。

 モダンダンスの資料は「石井漠研究所」の写真や公演プログラム、
そして記録フィルム。なかなか貴重な昭和初期のダンスシーンも
じっくり見てみました。
その流れで、展示は近年の土方巽の公演まで続いています。

 さらに目黒区は「工業デザイナー」も多数在住、事務所を構えていました。
秋岡芳夫(中町)、柳宗理(駒場)、山田正吾(下目黒)など。

 秋岡芳夫はデザイナーになる前には「童画」を描いていて、
絵本の原画は繊細で愛らしく、やさしげな絵にとっても心が癒されました。

 この企画は“収蔵品を中心”に、というものですが、壁面に大きく描かれた略図に
アトリエの場所が記され、このモダンな界隈が実感できて、見応えあるもの。
美術館の「企画力」はなかなかだな、と思いました。

 展示は3月30日までですが、この美術館は目黒川沿いにあって、桜の名所。
きっとすごい人出で、周囲は賑わうことでしょう。


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