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理想郷〜松岡美術館〜

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 「東京都庭園美術館」といつもセットで訪れていましたが、
庭園美術館が改装工事に入ったため、ちょっと久しぶりとなりました。

 館内に入ると、いつもながらの静かな佇まいに、ほっとします。
 企画展示は中国の青銅器、陶器、仏像(金銅仏)の名品と、
近代日本画(河合玉堂・山下新太郎・山口蓬春・橋本雅邦・横山大観など)の
展示室に分かれていました。

 テーマが「理想郷」のため、題材は富士山や風光明媚なものが多くて、
気持ちよく眺めてきました。

 2階が企画展示「理想郷」で、1階は常設展示の古代エジプトの美術品と、
中国・ガンダーラ・インドの仏像、
近代彫刻(ヘンリー・ムア、エミリオ・グレコ等)の部屋。
 特に仏像たちは文化の違いが表現にも見て取れて、興味深く眺めています。

 中国は一番馴染み深いお顔=日本のものと似ています。
一方ガンダーラ(2〜4世紀)は高い鼻とくっきりした目の「美形」。
 インド(10〜15世紀)彫刻も美形ぞろいですが、もう少し柔らかい
(普通の人?)感じで、シヴァとかパールヴァティー等が体を捻っています。

 お天気のよい日だったので、石像のエリアには自然光が差し込み、
とてもいい雰囲気。よく手入れされた中庭も、目を楽しませてくれました。

 余談ですが、美術館の所在地は白金台。
行く途中で出会った“お散歩中の犬たち”が、みんな美しくて…。
真っ白なボルゾイの、風にそよぐ毛並みに見とれていました。

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 「コレクション展示」ということで、見覚えのある作品がたくさん。
 この美術館は来訪回数が多いので、いつも
「ただいま〜」という感じで入館してしまいます。

 今回は時代を追って展示を観ていきました。
 エジプト美術や古代ギリシャの壷、そこからは
いきなりバルビゾン派(1800年前後)に飛びます。

 コローやミレーの田園風景、シスレーの点描、マネの自画像、ドガのバレリーナ。
ドガは彫刻もしたために、今回は同時に観られるような展示にしてあります。

 そしてルノアールの「ジョルジェット・シャルパンティエ嬢」は、
いつ観ても愛らしくて。
モネの「黄昏、ヴェネツィア」も、馴染み深い絵です。

 初めてかな?というのが彫刻のフランソワ・ポンポン。
展示されていたのは「家鴨」ですが、オルセー美術館の「シロクマ」は有名です。
ロダン最晩年の弟子とここで知りました。
 このアヒルもなかなかかわいい。

 この日は寄れませんでしたが、ブリヂストン美術館のカフェは
ミュージアムカフェの中で一番好きな場所。
娘と来た時は必ず立ち寄って一息入れていきます。

 小さめですが、繊細に作られたサンドイッチが、お勧めです。

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 南部鉄瓶といえば「黒い」イメージでしたが、
チラシの写真はきれいなピンク。
 どんなものに会えるのだろうと、足を運んでみました。

 確かにカラフルな鉄器や敷物もありましたが、
主たるものやはり色が付いていないもの。 

 「鉄」と一口に言っても、磨いたり焼いたり、表面の変化や質感の違いで、
多様な表現ができることに驚きました。

 明治時代は「ジャポニスム」として、万国博覧会でも人気を博し、
富士や鯉などのダイナミックな浮き彫りがされた鉄瓶は、なかなか華麗でした。

 鉄瓶のつる(持ち手)にも多様な種類があり、
拘って作られているのがよくわかります。

 また、写真のピンクのほか、白地に銀の装飾がある鉄瓶もすごくかわいい。
着色した鉄瓶は直火にはかけられませんが、フランスやベルギーの
ティーサロンで使われているということです。

 展示の後半はモダンな置物や食器、キッチンツールなどで、
茶室がしつらえてあったり、テーブルコーディネイトがあったり。
 美術展とリビングショールームがコラボレーションしているかのようでした。

 そして「ルオーギャラリー」。
やっぱり落ち着く…と、厚く盛られた絵の具や太い輪郭線を眺めました。

 大好きなルオーのグリーンやオレンジは、渋い鉄瓶をみたあと、
ひときわ鮮やかに感じるのも、なんだか嬉しかった。

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 「いつかは会える」という副題は、この展示が同名のステンドグラス
(地下鉄明治神宮前駅)の原画だから。

 野見山氏の名前は、ブリヂストン美術館で展示があったときに初めて知りました。
ですがそのときは観なかったため、今回が初めて。

 抽象画ということも、見に来るまで把握していなかったし…。
 いろいろな色の勢いがある線が遊び、「何か」には見えない、
けど観ているのは楽しい。
 ステンドグラスの性質上、具象より抽象の方がいいのかもしれない。

 野見山氏はこのほか、JR博多駅「海の向こうから」 
福岡空港国際線ターミナル「そらの港」と、展示はステンドグラスの原画3作品分。

 18歳の頃に描いた風景画は清新な色彩。それが欧州滞在を経て…。

 今回の絵はこの10年くらいの作品たちでしたが、
考えてみると年齢はもう80〜90歳!なんとエネルギッシュなことでしょう。
大きな作品、ステンドグラスの制作にも携わる。
 人生の達人なのでしょう。

 「いつかは会える」駅らしいテーマですが、この美術館も
この展示を最後にいったん休館するそうです。

 でもまたいつか会いたい。そんな希望を持ちつつ、次の目的地に向かいました。

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 渋谷の「Bunkamura」や「観世能楽堂」に近い、この美術館。
ふらっと立ち寄るのには好立地です。

 ここに来るようになって、「鍋島焼」には随分親しくなったと思います。
詳しくなったとは、まだ言い難いですが。

 「図案帳」は職人さんがそれを観て、
均一なデザインの製品を作ることができたのでしょうか。

 同じ図案帳を用いても、そこは「手描き」ゆえ、
わずかな色味の違いなどもあって、印刷のように全く同じではないのはおもしろい。

 鍋島焼は「幕府への献上品」という性格から、落ち着いた上品な絵のイメージがあります。
この日に観た図案も、どれも派手さは目立たず、押さえ目な色使いで、
今すぐにでも“おもてなし”に使えそうなイメージです。

 展示室への階段のケース内は今泉今衛門(13、14代)の作品も展示され、
先日の「人間国宝展」「工芸からKOGEIへ」を思い出しました。
一回で覚えられるこの名前。

 作品は現代的な雰囲気がありますが、とても綺麗なものばかりでした。


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