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 アールヌーヴォーの優美なガラス工芸品たちは、ドーム兄弟の作品。
展示の中でも行商に使った「精巧なミニチュア」に目を奪われます。

 「ガラスに描かれた四季の煌き」と題されたこの展示。
アールヌーヴォーらしく、植物のモチーフが目を惹きます。

 藤、紫陽花、デルフィニウム、シクラメン、セリ、スミレ、そしてバラ。

 ガラスを重ねた淡い色使いや、細かな絵柄が描き込まれたかわいい瓶たち。
優雅な「おままごと」が出来そうです。

 展示されていたものの中で、一際鮮やかだった、ピンクのバラ。
こんなの欲しいなあ…と現代でも憧れそうな、とってもキュートな作品です。

 ドーム兄弟の工房は現在もあり、クリスタルを生産しているということでした。

 展示は16日(日)まで。

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 チラシの美しい絵にまず目を奪われますが、これはいったい何をしているのでしょう?

 「唯、美しく」と大きく書かれているとおり、1860〜1900年頃に
「唯美主義」と言われたムーヴメントは「ただ美しければいい」という価値観で
貫かれているようでした。だから何をしているとか時代考証などは、重要ではありません。

 「唯美主義」は絵画だけでなく、家具や陶器、室内装飾や建築物にも及びました。

 1860年代は、日本は江戸から明治時代へと動いた頃。
お雇い外人建築家:コンドル設計の三菱一号館の竣工は1894年、
まさに“唯美主義まっただ中”のことでした。

 彼が師事した建築家バージェスは、唯美主義の旗手の一人。
赤煉瓦に白の窓枠のクイーンアン様式は、確かに明治時代も思い出させます。
 
 飾り棚などの調度品には、ジャポニスムの影響が色濃く出ているのには驚き、
漆のパネルや、釣鐘型の窓に似た装飾、日本人ならこんな組み合わせは
しないだろうと言う“意外性”にはびっくりでした。

 当時の批評家の“酷評”を名誉毀損で告訴したのがホイッスラー。
訴えられたのがラスキン。
 最近ラスキンの展示も観たばかりなので、点と点がすっと線で繋がった感じでした。

 1900年近くの「唯美主義最晩期」のビアズリー、ワイルドなどは
一般には「耽美主義」というほうがしっくりきます。

 絵画では漆黒の髪と孔雀の羽の「パヴォニア」、ロセッティ「愛の杯」、
ムーア「花」など、とびきり美人さん揃いで、うっとりです。

 彫刻、テキスタイル、版画、ブローチなどの装飾品、設計図、写真までも
「ただ美しい」楽しい展覧会でした。

(写真はブロガー内覧会と言うことで、特別に許可を得て撮影したものです。)

 会期は5月6日(火・祝)まで、三菱一号館美術館にて。

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 会場いっぱいに“クリームの絞り出し”で飾ったものがあふれ、
本物じゃないから匂いがしないはずなのに、甘い香りが漂うような気がする…
早春らしい展示です。

 渡辺氏は「フェイククリームアート」の第一人者。
木馬のような大きなものから、カップなどの食器、エッフェル塔や
有名な寺院などのミニチュア、世界地図、地球儀、
ロダンの「考える人」、モナリザやゴッホ、ミレーなどの名画も、
みんなクリームで飾られていました。

 チョコレート、マカロン、クッキー、そして美しくカットされたフルーツ、
光沢が美しいゼリーなどの“モチーフ”を駆使した作品たちに囲まれると、
夢の国にいるようでした。

 撮影OK立ったため、何枚も撮りましたが、
やっぱりスイーツアートはティーカップに似合うと、この写真にしました。

 母親がお菓子作りの講師だったという渡辺氏。
幼い頃からこうしたものが身近にあったから、幸せの象徴のように感じるという…。

 確かに、みんなが「かわいい!」と笑顔で見入っている様子は、
幸せがいっぱいあるようでした。

 展示は9日(今日)までです。

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 今年も訪れた、恒例の展覧会。早春によく似合う典雅なお人形さんたちです。
今回の“白眉”は、二代平田郷陽作「つぼみ」。市松人形です。衣装は五世大木平蔵製。

 彼の「生き人形」の系譜から、リアルな表現の憂いを帯びた美少女は、
「他の追随を許さない気品に満ちた美しさ」…これは展示のキャプションですが、
私も大いに同感です。

 人形らしくない、微かな凹凸が見て取れる肌の質感、頬紅も自然で、絶妙な二重瞼。
伏し目がちの左右の瞼の襞の間隔が、ほんの少し違うというのも、
表情をより自然にみせていました。
 口元もリアルで愛らしく、他のお雛様のような「様式美」とは一線を画しています。
衣装の柄もモダンで美しい。

 同じ平田郷陽の「凧」は男の子。優しい面差しの男子も、
うっとりしてしまう美少年でした。この2体を観ただけでも大満足でしたが、
ほかには大名行列をする御所人形58体が圧巻。
 1体1体がほほえんでいる“丸っこい人形”たちは、
見ていて幸せな気分になれました。

 もちろん、いつもながらの大きな雛壇、享保雛、次郎左衛門雛、
有職雛などが目を楽しませてくれました。

 お雛道具も、精緻な銀細工、象彦製の漆芸、狩野派筆の屏風など、
高水準の美術工芸品ばかり。

 チラシの「立雛」は1815(文化12)年製、でもとっても綺麗に保存されていました。 
今日は「ひな祭り」。この展覧会が“私の雛人形”、ということにしておきます。

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 再興院展100年を記念した展覧会の、後期が始まりました。
“前期”で素晴らしい作品を堪能した記憶も新しく
後期初日の内覧会で観てきました。

 最初に目に留まるのは横山大観「無我」、狩野芳崖「悲母観音」。
どちらも繊細な筆致の名作中の名作。至近距離で観たくて、何度も戻って眺めました。

 悲母観音は、幼子を観遣る眼差しが慈愛に満ち、その“淡い輪郭のお顔”を
いつまでも眺めていたかった…芳崖は東京美術学校が開校する前に亡くなっていて、
仕上げは後輩の橋本雅邦が行ったということ。

 その雅邦の「竜虎図屏風」は、今回一番見たかった作品でした。
静嘉堂文庫蔵のこの重要文化財は、展示期間を勘違いして一度空振りした経緯があります。
 初の二子玉川だったのに…。

 様式的な表現と劇画のような躍動感、リアルな色彩、
生方冲「光圀伝」表紙に使われていたのがきっかけで、観たい!と思ってから、
ようやく念願が叶いました。

 さらに今村紫紅の「熱国之巻」(重文)、
前田青邨の圧倒的な緑の競宴の「芥子図屏風」、
凛とした小林古径「孔雀」、小倉遊亀の描く越路吹雪、
平山郁男の岡倉天心先生への愛、岩橋英遠の29メートルにも及ぶ、北海道の大絵巻…。
 見所いっぱいの展示でした。

 この日は「ブロガー内覧会」で、閉館時間後の鑑賞。
中村吉衛門さんがナビゲートしつつ、藤村紀子さんの落ち着いた声の
音声ガイドも使用できた“贅沢な時間”となり、
とっても感謝しています。

 大好きな「竜虎図」のクリアファイルや、前期の展示でしたが、
私が似ていると言われたことがある?「額田王」の絵はがきを求めてから、
帰途につきました。 

 展示は3月1日(土)〜4月1日(火)まで、東京都美術館企画展示室にて。

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