建築

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 第13回ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展・日本館帰国展。
この日本館は最高賞「金獅子賞」を受賞。ニュースでは知っていましたが、
映画だけでなく、“建築”にもヴェネチアがあったのね、と驚いたものでした。

 その「凱旋」。会場に入ると…。
 グランプリ!というと華やかなイメージはなく、小さな「模型」(スタディと呼ぶらしい)が
いっぱい並んで、白木の丸太があちこちにある、素朴な雰囲気。

 「ここに、建築は、可能か」=岩手県陸前高田市に「みんなの家」を建てるまでの
コンセプトの展示です。

 最初はただ不思議な感じでしたが、幸い、見に来る前に「あの日からの建築」という
伊東豊雄氏の著作を読んでおいたので、観ていくうちに思い出して来て、
白くて小さな模型がたくさん並ぶなかでも戸惑うことなく、楽しんで見ることができました。

 「建築は可能か?」の問いかけは“建てることができるか”という技術的な話と、
避難所からあちこちの仮設住宅に散って行った人たちが集まる“場所”を作ることは可能か、
という意味のようです。

 「みんなの家」のために地域の人たちと「協働」していろいろな事を決めていく。
従来の建築家の枠を超えた、伊東先生の発想と行動力が
たくさんのスライドショーの写真、大きなパノラマ写真のパネル等からも伝わってきました。

 「遠山邸研究会」の直前に行ったので、展示を見たのは少し前ですが、
本+展示+伊東先生の講演という贅沢な関わりを持つことが出来、
とても満足しています。

 ギャラリーの展示は23日まででしたが、
「あの日からの建築」(集英社新書)は、読みやすくて、お勧めです。

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 昨日からの続きです。
 とにかく笑顔が優しい伊東先生。いつまででもお話を聴いていたかった…。

 ヴェネチアで受賞された「陸前高田のみんなの家」(2012年11月竣工)が気になりましたが、
ここは垂直性のある、高い作り(2階建)。
塩害で枯れてしまった杉の丸太を使っています。
 立地も、設計も、みんな地域の人たちと練り上げたもの…
そのパワーは写真からも伝わってきました。

 同じ「みんなの家」の仙台市宮城野区のものは、一番早い2011年初冬の竣工。
 寒い地域なのに設計者が意外に感じるくらい、「縁側」が好評だったというのが、
“人と人とのちょうどいい距離感”を感じさせるからかな、と思いました。
 熊本アートポリスのプロジェクトだったため、
来訪者の“熊本土産”が並ぶ棚の写真を見ると観ると、温かな雰囲気が伝わりました。

 「ヤオコー川越美術館」は短期間に2度行ってしまった、お気に入りの場所。
外観は「四角い箱」に見えますが、アプローチのカーブがそのまま中の壁のカーブに続き、
展示室の壁の色、採光、柱の形状などが、みんな違う…道理で心地よいはずです。
 また、ケーキセットを食べに行きたくなりました
(目的が違う?でもケーキもとってもおいしいのです)。
今回、ヤオコーの社長さんも講義にいらしていました。

 岐阜の「メディアコスモス」(計画)の図書館も、曲線を描く傘というか
帽子のようなものが天井から下がっていて、その下に放射状に書架が並ぶ…居心地がよさそう。
 隣を流れる長良川の水をエネルギー(ヒートポンプ)にするという
省エネもポイントです。

 表参道のビルとか、仙台メディアテークとか、
もっと紹介して欲しい建物はいっぱいありましたが、時間に限りがあって、
名残惜しく終了。

 とってもいい時間が過ごせた余韻を感じつつ、遠山邸の見学へ。
講座のためにまだ飾られたままの「お雛様」に見入りました。

※庭の新緑が映るガラスごしの、見事な段飾り。

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 毎回参加している川島町の遠山邸研究会「くらしと建築の美」。
今回は建築家・伊東豊雄先生のお話。
 六本木のTOTOギャラリーで「ヴェネチア・ビエンナーレ金獅子賞」の展示を見て、
著書「これからの建築」も読んだばかりだったので、直接講義を伺えることを
とても楽しみにしていました。

 伊東氏は、想像通りの柔らかい印象…表情も、話し方も。
お話は3章に分かれ、自作の紹介をしながら進行していきます。

 1は「建築が街を元気にする」。
ロンドンケンジントンガーデンのサーペンタイン・パビリオン(2002)、
大三島(おおみしま=スチールハット・シルバーハット・岩田健 母と子のミュージアム)、
ヤオコー川越美術館(2012)、など。

 2は「建築を自然に近づけて人を元気にする」。岐阜県各務ヶ原市営斎場「瞑想の森」、
台湾大学、台中オペラハウス、岐阜メディアコスモス(2014年完成予定)。
どれもみんなユニークで、屋根や細部などがやさしい曲線を描き、観ていて楽しかった。

 そして3が「被災地の復興から元気にする」。みんなの家=仙台市宮城野区、岩手県陸前高田市、
東松島市「子どものみんなの家」(2013・1)など。

 作品の特徴を分かりやすく紹介しながら、自然との共生や、家を作る段階での地域の方との話し合い、
完成後の活用のされ方、どれもみんな興味深くて、
あっと言う間に2時間が経過してしまいました。

 特に気になった作品は明日、個別に…。

 ここまで大まかに書いたところで、伊東先生の「プリツカー賞受賞」のニュースを知りました。
“建築界のノーベル賞”と言われる名誉ある賞だそうです。
おめでとうございます!!

※この建物は、伊東先生の建築ではなく「遠山邸」2階の窓です。

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 「ニ川幸夫・建築写真の原点」と題された、モノクロの“建物写真”の展覧会。
展示方法も凝っていて、作品がスクリーンのように上下をワイヤーで吊られた状態で、
その間を迷路のように辿っていく見方となっています。
 会場構成が、若手建築家の藤本壮介氏というのも注目でした。

 多くは1950年代から1970年代に掛けての「日本の民家」たち。
 京・山城、大和・河内、山陽路、四国路、西海路、奥羽・岩代、武蔵・両毛、
信州・甲州、北陸路、高山・白河。10か所に分けてありましたが、
展示はすべて繋がっている形で、一気に見てしまいました。

 民家の魅力に気付くきっかけになったのが、高山の「日下部家」というのは、
太い梁が写った写真から伝わる“風格”が比類なく、即座に納得できました。

 そして珍しく、この日下部家は、かなり以前に実際に行ったことがあったのです。
母が戦時中に学童疎開でお世話になった方が岐阜県在住で、
同じ年の娘さんが居たため、夏休みに遊びに行ったのでした。

 瓦屋根が重なる集落の俯瞰、山間の家、海辺の小屋、石垣がある小路。
猫の耳に見えるようなかわいい茅葺屋根(ミンノス=棟先を茅束で補強したもの・佐賀県)。
 蔵造りの「川越」の家には、まるで知り合いと再会したような懐かしさを覚えました。

 地域ごとの特徴がくっきりと浮かび上がる民家は、もう実在しないものも多いのが残念です。
 
 1932年生まれの二川幸雄氏は、現在も活躍中。
VTRも上映されていて、とても80歳に見えない若々しい姿に感動しました。

明治生命館

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 皇居のお堀端に勇姿を見せる美しい列柱。
大好きな建物で、少し時間がとれたため、帝劇の脇を通って行ってみました。
 
 ここの建物公開を訪れるのは2度目ですが、2階の回廊に上った瞬間、
ランプの形の照明と豊かに広がる空間には、やっぱり感動!します。

 最初は展示解説をじっくり読みました。設計者の岡田信一郎は“様式建築”の名手。
病弱じゃなかったら…海外留学もしてもっとたくさんの作品を残せただろうに…。
この建物も完成を見ることができずに49歳で逝去、弟が引き継ぎ完成させています。

 家具のデザインと製作の梶田恵(かじためぐむ=男性)も、戦争を挟んだ時代に
思い切り仕事をすることができなかったことが惜しまれます。

 個々の部屋も丁寧に見ていき、デジタルデータをみられるPCも有ったので、
昭和9年の竣工当初や、最近の大規模修繕(改修)の詳細の写真も心行くまで観て、
満足して退館。

 抜けるような青空を見上げて、今頃福井さんは仙川で歌っているだろうなあ…と
彼方を思いながら撮ったのがこの写真。
あえて日比谷通り側でない方から撮ってみました。

 この後、ギャラリーと美術館を回って、夕刻に大井町へ…。
「美女と野獣」前楽の日の午後でした。


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