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 講座の2回目は、「オペラ座の怪人の見どころ」。
 原作からミュージカルへ浮かび上がる4つのテーマとして…
1=仮面のメタファー
  人生は“仮面舞踏会”という比喩
2=ジレンマ
  演劇の根本原理にある葛藤・三角関係→異性への妄執
3=閉鎖された世界
  オペラ座の地下(心の闇)とオペラ座の屋上(天上の愛)の対比。
4=奇術趣味
  人生はミステリー→ラストシーンの余韻。

 “アダプテーション”=「翻案」として、宝塚版の「ファントム」を視聴。
 実は、宝塚の舞台は未知の世界。映像で5分程度でしたが、なかなかの衝撃でした。
怪人役は蘭寿とむさん、大階段で繰り広げられる男役さんの群舞は、ひたすら美しい。
 「四季」では群舞=力強い男性ダンサーさんのイメージ(アイーダなど)が強いのですが、
“男役”の踊りはあくまでスマート。
機会があったら是非、生で見たくなりました。

 「オペラ座の怪人」とその続編になる「ラブ・ネヴァー・ダイズ」。
こちらで歌われるメインの歌は、実は10年ほど前の、A.L.ウェバーの
バースデーコンサートで、キリ・テ・カナワ(オペラ歌手)の歌唱で披露された
美しいメロディーの歌詞(写真参照)を変えたものでした。
 構想は、かなり前からあったのかもしれません。

 視聴したDVDはメルボルンのキャストでしたが、ファントム役の歌声は素晴らしかった。
一度は上演予定、と報じられたこの作品は、日本で見られることはあるのでしょうか?

明日に続く。

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「その1」からの続きです。
“青学オープンカレッジ「オペラ座の怪人」その秘密を探る”の第一回は、
原作を読み込むと同時に、日本で怪人を演じる高井さんはTVの映像で、
そして佐野さんは、別演目ながら歌をたっぷり聴きました。

 それは、「美女と野獣」東京公演制作発表(2010・2・15)の場での歌唱。
「愛せぬならば」ですが、先生が(許可を得て)最前列から手持ちのカメラで撮影した映像は
顔の“どアップ”…。佐野さんの声は素晴らしく、先生は
生で聴いた“声”は、鳥肌が立つほど感動したそうです。
 確かに前方席で生の声が鼓膜にダイレクトに響くのは、凄く素敵な記憶です。

 そしてこの日は、四季の社員のみなさん数名も講義に参加、
社員さんたちが自己紹介し、その中で「ライオンキング」(春劇場)担当の方が、
震災で修学旅行のキャンセルが相次いだ1年前、120人余りしかいない劇場で
上演したことがある、と感慨深く語っていたのが印象的でした。
 ユタ東北招待公演を担当したTさんは、前回に引き続きの登場。
 「王様の耳はロバの耳」鴻巣公演のときもお目にかかっています。
 
 講義の中では劇団四季のメソッドにも触れ、「母音法」、「作品主義」、
そして「生きる喜びを伝えること」、が大きな3つの柱、ということでした。

 今回、60名の定員を超え、68名が参加と最初に話があり、
「キャッツ」は確か50名弱だったと記憶していたので、オペラ座は人気があると感心。
 講座の3分の1くらいの参加者は、これからミュージカルを初見、ということでした。
残りの方々は数回〜数十回?と、様々なのでしょう。
 私もオペラ座はキャッツに比べれば随分少なく、次回で8回目です(少なくないか…)。

 今回、講義は次回の2回目までで、(キャッツは3回あった)
3回目は「海」劇場での観劇+30分程の“バクステ”を行うとのことです。
楽しみです!

※A3で2枚半にわたる四季の歴史年表。読み応えがありました

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 青学オープンカレッジ「劇団四季と○○その秘密を探る」、昨年は「キャッツ」でしたが、
今年は「オペラ座の怪人」です。
講師は昨年と同じ、青山学院大学文学部英米文学科教授・佐久間康夫先生。

 初回の導入は映像から。定刻前から流し続けてくださるという、サービスの良さ。
2004年放映のミュージックフェアの高井×井上ペアのオペラ座は、懐かしかった!
 そして講義へ。「オペラ座の怪人」はロンドン初演以来25年以上のロングラン。
全世界で27カ国、145都市、総上演回数は約65,000回、入場者数は1億3千万人余り。
劇団四季では1988年の初演以来、現在の「海」東京8演で23回目となり、
入場者数は約574万人(昨年末現在)。

 ここから作品のお話となり、映画化されたファントムの“仮面”の違いや、
原作者のガストン・ルルー、オペラ座設計者のシャルル・ガルニエのカリカチュア等
映画好きの私には、初めて見る物に興味津々。
 初版本には黒い眼鏡のような仮面を付けたファントムが…マジシャンのようです。

 小説の一部を抜き書きしたものに、ちょっとした題を付けたものも、
楽しかった。
 「オペラ座の輪投げ男」「オペラ座のテロリスト」「オペラ座のいっこく堂」…。
 小説(三輪秀彦訳/創元推理文庫・1987)は長編で、エリックと名乗る怪人は
インドに滞在していたから「輪投げ(縄を輪にして投げて首を絞める)」の名人で、
クリスチーヌが結婚に同意しないと、地下室に貯蔵してある爆弾で皆殺しにすると呟き、
私は世界最高の腹話術師だ!と宣言したり…。

 小説は一度読んでいたはずですが、詳細は覚えていなかったため、
また読み返したくなりました。

明日に続く。

※資料の一部。A3版で9枚というボリュームでした。

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 1月19日は、忘れられない日。今年で4年が経ちました。
昨年は希望に満ちた明るい感じでしたが、今年はちょっと複雑…。

 2008年1月19日(土)、五反田キャッツシアターで出会ったラム・タム・タガーは
一気に私を虜にしました。美しい声、美しい猫メイク…福井晶一さんでした。
 「キャッツ」6回目、タガーとしては4人目(荒川・阿久津・金森さんの次)でしたが、
もうこの日は、福井タガーしか見えなかった…。

 4年の間、タガー、トニー、ソンダンのヴォーカル、マンカス、そしてビーストと
駆け抜けるように夢中で見続けてきました。意外なことに福井さんの初見は
名古屋でのラダメス(07.7)。この時は素敵!と思ったものの、恋には落ちなかったのです。
 でも、この唯一のラダメスも、素敵な記憶です。

 生の舞台は二度と同じものが見られない、それを心にとめて、
毎回食い入るように、穴のあくほど?見つめてきた、この4年。
忘れ難い思い出がいっぱいできました。
どの役が一番好き?なんて、決められない…“全部”好きでした。

 そして、感性にぴったりと合う俳優さんに巡り合えたことに、
心から感謝したいと思う、4年目の記念日でした。

※福井さんの写真が思いつかず(探すのもつらくて…)、これは
 五反田のキャッツシアターにあった25周年の(2008・11)の飾りです。
 私と娘の心の中には、このシアターがまだ壊されずに残っています。

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 昨日からの続きです。
 『小道具』。メガホン、ブラシ(ビーストの尾を梳る)、赤いハンカチ。
バベットの羽ばたき、ムッシュダルクのお金の袋、チップがベルに渡す赤いバラ、
そしてビーストの手当てをする白い布には花模様のテープが縫い付けられていて、
スープ皿とスプーン、このナプキンはベージュにピンクのテープでした。

 『舞監卓』。舞台監督さんが居る下手袖のモニターです。暗視カメラが4台+舞台上。
キューを出す赤や緑のランプもありました。
 『照明』、これは舞台後方のガラス張りの部屋。若い女性スタッフです。
舞台袖や2階にも配置、全部で6人。いろいろな色、柄の照明を見せてもらいました。

 そして大好きな『衣裳』。食い入るように観てしまいました。
ベルの白いブラウスは、小さなドットの織柄、
登場時の青の衣裳、ピンク・黄色のドレス。こんな近くで見られて嬉しい!
 ピンクのドレスには小さなバラが7個。ウエスト部分に5つと両袖。
黄色のドレスは間近で見ても本当に優美!
色が若干暗く感じましたが、これが舞台照明で綺麗に見えるような諧調なのでしょう。
 
 一番観たかったのは青い衣裳のウエスト部分。
胴の部分とスカートは縫いつけられていなくて、少し捲りあげてもらったら、
ブラウスの裾とスカートのウエストが、サスペンダー金具のようなもので繋げてありました。
 これで激しく動いても、ブラウスがきれい納まっているのか、と納得。
上下分かれていたほうが着替えも早くできそうです。
 
 他にベロニク(箒ちりとり=フラダンスみたいな衣裳)が人間(貴族)になった時、
イメージをしっかり映した“リボンテープがいっぱいついたスカート”になっているのも、素敵でした。

 とにかく楽しいバックステージツアー。また機会があったら参加したいと思います。

※開幕した頃の週刊誌の記事。衣裳の秘密も少し書かれていますが、
 メイク前の福井さんがなかなか凛々しいです。

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