写真

[ リスト | 詳細 ]

記事検索
検索

イメージ 1

 先日父の命日があったこともあり、都内に足を運ぶことが
いつも以上に頻繁でありながら、時間は細切れ…
そんなときはいつも銀座にある、写真ギャラリーへ。

 銀座7丁目のニコンサロンは、いつも“見に行ってよかった”という
企画ばかりです。

 石川文洋さんの名前は知っていましたが、今回、50年という
長い時間にわたって撮り続けられたベトナムの写真たちは、
最初は赤ちゃん、成人、その子どもと撮り続けた人たちも居て、
しみじみと見入ってしまいました。

 爆撃で足を負傷した農民、その妻と子ども。無事怪我が癒えても心の傷は深く、
自暴自棄になった夫とは離婚…その赤ちゃんの大きくなった姿も取材されています。

 また夜空が炎で赤く染まる戦争中の写真と、平和な今の高層ビルが建ち並ぶものは、
マジェスティックホテル屋上からというキャプションに、昨年観た
舞台「ホテル・マジェスティック」(沢田教一役=玉木宏)を思い出したり。
 
 サイゴンという地名からは、もちろんミュージカル「ミス・サイゴン」。
ヒロインのキムも、こうした戦闘で両親が死んでしまったという設定です。

 写真は文字では語り尽くせないその場の一瞬を雄弁に語ってくれ、
平和を願う気持ちがさらに強くなりました。

 ベトナム戦争は集結しても、すべて解決とはいかないのが、
戦争の悲しいところ。
石川さんの丹念な取材はそのことも気付かせてくれました。

 展示は銀座が6月3日(火)まで、大阪が7月3〜16日です。

イメージ 1

 以前、「荘川桜」の写真展(電源開発=J-Powerビル)でお会いしたことがある、
前川彰一さんの写真展。

 桜の写真は、今回は一点だけで、山や森などの美しい風景の光が
印象的に捉えられ、なんとなく懐かしい印象の作品たちを
1枚1枚、丁寧に観ていきました。

 「風景写真」は、自然を人の目が見たように美しく撮ることも難しいと思うのに、
これらの写真は、いくつかは対象物が強調されるようにシンプルに写したり、
夢のような光の加減だったり、どれもそのままよりも
さらに印象深くなるような写し方。

 前川氏は自然と向き合い、その瞬間の「きれい!」という気持ちを
伝える方法と技巧を備えているのだろうな…自然に愛されているのだろうと、
考えていました。

 あの時、初対面にも関わらず優しく受け答えしていただいた前川氏と、
またお会いできたらと、軽い気持ちでスタッフに尋ねたところ、
食事に出ていたのに連絡を入れてくだって、恐縮。

 荘川桜の時のことを覚えていてくださって、
この日も和やかにお話できて楽しかった。

 東京での展示は連休の頃に終了してしまいましたが、
名古屋〜仙台〜福岡〜大阪〜札幌と、10月22日まで、
全国の富士フイルムフォトサロンを巡回します。

 (題名の「美写」は文字通り美しく写す、
「炯然(けいぜん)」は光り輝くという意味です。)

イメージ 1

 久しぶりに訪れた横浜の、第一の目的がこの写真展でした。

 彼女を知ったのは数年前、「好奇心ガール、いま97歳」という本でした。
それから「恒子の昭和」など著作を何作か読んで、彼女の作品を
印刷でない「写真展」で観たかったので、いい機会でした。

 展示は「明治の女性」「あの時代あの人」「報道写真」「笹本恒子の今」という
4部構成。

 個人を写した前半は、背景を含めて1つ1つに“物語”があるようでした。
 明治の女性は28名。物静かで控えめに見えるのに、
凛とした心の強さを感じます。
 壺井栄、宇野千代、佐多稲子、三岸節子、杉村春子、吉行あぐり、淡谷のり子、
丸木位里、長岡輝子…憧れます。

 「あの時代あの人」では男性も登場。
 徳富蘇峰、力道山、市川染五郎、藤山一郎、そして三笠宮崇仁殿下まで。
殿下とともに妃殿下百合子様の写真もありますが、幼い子どもと一緒の、
とってもアットホームなスナップでした。

 尾崎士郎、井伏鱒二、大仏次郎、長谷川伸らの文士、高杉早苗、中村メイコ、
朝岡雪路、笠置シヅ子、美空ひばりらの芸能人、40名の個性豊かな写真は
とても楽しめました。

 報道写真も戦前からあって、若き日の笹本さんの実力にも驚きつつ、
最近のパリに赴いて撮ったカラー作品、掲載されている雑誌、著書も並んでいました。

 報道の中にあった蟻の街のマリア・北原怜子さんの優しい笑顔には胸が痛みました。
社会奉仕に人生を捧げて28歳で夭折した、天使のような女性です。

 見に来ていた人が“杖”を手にしていた割合がこんなに多かったのは、初めてです。
でもきっと、「100歳でもこれだけできる!」と、元気が湧いてきたことでしょう。

イメージ 1

 モノクロ写真だけで構成されたスタイリッシュな写真展。

 彼女は戦前から活動するファッション写真家。
「被写体をそのまま写したもの」も、とても美しいのですが、
粒子を粗くしたり、大胆にメイクを施した顔をアップにしたり。

 1940年代〜2008年まで、長い間撮り続けられた作品たちですが、
時代順に並んでいなかったせいもあり、どこから見ても全部新しい。

 衣裳もとってもエレガントで、手袋や帽子にも見入りました。

 写真はチラシの裏面ですが、微妙に動きがある指先がまるで翼のよう。

 この展示には作品ごとのキャプションが一切なく、
英字の細かい活字の目録(それも順不同)があるだけ。
明るくない展示室内ではとっても見にくくて、見比べるのを草々に放棄。

 「美しいものに説明はいらない」、ということなのでしょう。

 銀座での展示は終了していますが、
「KYOTOGRAPHIE 国際写真フェスティバル」の公式展覧会として、
京都・龍谷大学で5月11日まで展示されています。

イメージ 1

 チラシの写真を見て即「行く!」と決めた、懐かしい上野駅。
モノクロなので古そう(1960年代?)に見えますが、撮影は1979年頃です。
確かにもっと昔は、このプレートが手書きでした。

 上野は幼い頃からなじみの深い場所でした。祖母の家(亀戸)に行くとき、
秋葉原(万世橋)の「交通博物館」、「上野動物園」や美術館にも
母とよく出かけたものです。

 作品のなかの人々…赤帽さん、ホームに新聞を敷いて座るひとたち、
ネッカチーフを被ったおばさんと唐草模様の風呂敷の大荷物…
いつの間にか見かけなくなっていました。

 自分の35年前を想うと、この写真の中の母親や子どもたちの服装が
記憶とみごとに被ります。いつのまにこんな時間が過ぎ去ったの?
 観ていきながら涙がでそうになるくらい、懐かしかった。

 本橋氏は映画監督でもあり、作品は物語を感じるシーンが多く、
なにか読みとりたくなります。

 幕間(まくあい)…地方からここに来るまでが1幕、上野駅で幕間をとって、
東京生活の第2幕が始まる…ほっと息をつけるような、
雑多だけど温もりを感じる駅でした。
 そのぬくもりは過去形になりつつあるのも、時の流れでしょう。

 この写真の直後、東北新幹線開業から、上野駅は都会的な場所へと変わり始めたと、
今になって感じることとなりました。

 展示は5月2日まで。


[PR]お得情報

ふるさと納税サイト『さとふる』
11/30まで5周年記念キャンペーン中!
Amazonギフト券1000円分当たる!
数量限定!イオンおまとめ企画
「無料お試しクーポン」か
「値引きクーポン」が必ず当たる!

その他のキャンペーン


プライバシー -  利用規約 -  メディアステートメント -  ガイドライン -  順守事項 -  ご意見・ご要望 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2019 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.

みんなの更新記事