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 「ロバート・キャパ」は当初は架空の人物だったとは、知りませんでした。
アンドレ・フリードマンとゲルタ・ポホリレという2人が、撮影した写真を
共同で取材・撮影したものをこの名で発表していたなんて。

 ポホリレは女性。彼女は世界最初の女性戦場カメラマンであり、戦死者でもあるようです。
たった26歳での取材中の死…以降は、フリードマンとキャパは同一人物となっていきます。

 展示は2人を明確に分け、パート1は「ゲルダ・タロー(ポホリレ)」から。
 当初、彼女は正方形(ローライ・フレックス)の写真を撮っていたため、
識別しやすかったようなのですが、そのうち
あの有名なスペイン戦線の「兵士」の写真さえ、どちらが撮ったのか今も論争があるというくらい、
判別しにくくなったようです。作品は83点。

 彼女の“タロー”というネームは、当時パリで交友があった「岡本太郎」が由来、
という説があります。
 彼女の死は政治的に利用され、葬儀は国葬のように盛大だったとか…
でも、その後急速に忘れ去られた…数奇な運命。

 単なる直感ですが、キャパに比べ、彼女の作品は“端正”な印象があります。
構図がしっかりしているとか、専門外の私にはあくまで“ただの感想”ですが…。
 きっと、彼女自身も芯の強い勇敢な女性だったのでしょう。

 眠る彼女を撮ったプライベートなショットが2人の年表のコーナーに貼られていましたが、
パジャマ姿が可愛いホッとできるもので、
キャパが一番気に入った作品と紹介されていました。

 アンドレ・フリードマン=ロバート・キャパについては、明日へ。

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 前回ここを訪れた時は、どっしりとした古建築の写真(喜翁閣=きこうかく)でしたが、
今度は思い切りファッショナブルな作品に変わっていました。

 私はカメラ機材のことは全くわからないのですが、4Kデジタル一眼ムービー??
なにやら凄いカメラで撮った作品のようです。

 とにかく静止画も動画もとてもクリアーな映像で、パネル展示をみて
後ろに光があるのかと思って回り込んじゃったくらい。
 モデルの2人も美しくて、目の保養…。

 空想シーンはモノクロで、古い映画のようにお洒落な雰囲気で、
現実のシーンは日常生活をリアルに感じるような演出。
 きっと“凄いテクニック”を使っているのだろうと思いながら、
ただ綺麗だな、ロマンチックだな…と酔いしれました。

 撮影は貫井勇志氏。肩書きは“映像作家・フォトグラファー”で、
スチルとムービーを分け隔てなく手掛ける映像作家、と紹介されています。

 この日はあちこち用事を済ませて細切れの時間になりましたが、
美しいものをみると疲れも吹き飛びました。

(展示は2月14日〜20日まででした。)

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 昨日からの続きです。
1階展示室の石川真生さんの個展を見終え、
2階は趣を変えた“博物館”の様相。
展示品には1850年代頃の箱型のカメラや、撮影用の椅子=首を押さえる装置付きなどが並びます。

 1839年8月にフランスで考案された写真「タゲレオタイプ」は、早くも同年10月にアメリカに渡り、
ビジネスとしてあっという間に進歩。
これは銅板に撮影された、焼き増しができないもの。
そのため、写真館は写真ギャラリーとしての役割も果たしました。

 1850年代には焼き増し可能な「ウエット・コロジオン・プロセス」(湿板写真法)が開発されて、
著名人の写真が複製されて売られ、さらに1861年に勃発した南北戦争で、
戦地に赴く兵士の家族が写真を撮る…。
 戦争の様子を伝えるメディアとしても“写真は出来事を伝える”という役目を
人々に知らしめることになりました。

 展示された「タゲレオタイプ」の写真は、角度によって見え方が違い、
あちこち首をかしげながら観賞。小さな金属板の中に「風と共に去りぬ」に出て来たような
ドレス姿の女性が写っています。

 南北戦争後は「アメリカ西部開拓」に国民の関心が移った事で、
風景をステレオ写真で撮ったものが人気を博し、ここの展示も70点余りがずらりと並び
「専用の眼鏡」も置いてあったので何枚か覗き込んで立体感を楽しみました。

 それにしてもこのボリュームたっぷりの展示が入場無料とは…横浜の懐の深さに感動します。

 そして“あざみ野”って遠いなあと思いましたが、渋谷から意外に近い事がわかったので、
いい企画展があったらぜひまた来たいと思います。

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 “あざみ野”には、初めてやって来ました。ちょうど横浜に行くことがあったため、少し足を伸ばして。
横浜駅からは意外と遠くて、市営地下鉄で約30分かかります。

 この日の展示は沖縄出身の石川真生氏の作品、≪熱き日々inオキナワ≫1975〜1977頃に撮影されたものと、
最近の≪沖縄芝居≫、≪森花―夢の世界≫の、3つのテーマ。

 「熱き日々」はかなり以前に撮影されたことが女性達のファッションでなんとなくわかるのですが、
被写体の女性達の様子は「今、撮った」と言っても違和感のない、屈託のないもの。
海岸では明るすぎるくらいの日差しの下で解放感にあふれ、
一方室内で撮影した作品は少し濃い陰影の、男性たちと一緒に写っている作品。
 撮影者は当時22歳くらいだった事を思うと、凄い…。

 彼女は、東松照明氏のワークショップに参加してプリント技術を教わったという…
その縁でプログラムに寄稿文、会場でインタビュー映像も上映されていましたが、
収録は2012年4月のもので、昨年12月、東松氏は逝去…時の流れを感じます。

 会場入り口に金髪(黄色?)の女性が立っていましたが、誰だろう?とそのまま入場、
帰宅してプログラムを読み込むまで、彼女が“石川真生その人”という事に気付きませんでした。
入場するまでは、石川氏は男性だと思い込んでいた…勘違い。
お話を伺えば良かった、残念でした。

 ここは入場無料。しかし予想以上にきちんとした“美術館の趣”でびっくり。
もう一つの企画展示「アメリカ写真の黎明」も見応えがありました。
それは明日に。

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 品川駅港南口からすぐの「キヤノンギャリーS」。時間調整にと、
夕方、気軽に足を運んでみましたが、この展示は凄かった。

 ちょうど「開設10周年記念特別展」で、石元泰博・木村伊兵衛・林忠彦の3人の“名作”の展示でした。

 石元氏『シカゴ・シカゴ』。彼はアメリカ生まれだということを初めて知りました。
日米を行き来しながら活躍、暮らした国での写真は、やはり
旅行者として撮ったものとは違う気がしました。写された人の目ヂカラが印象的。

 木村氏『秋田』『東京』ほか。「板塀」とか
「秋田おばこ」(最近の電車のラッピングでみかけた”あきたびじょん”の作品)
「那覇の芸者」「煙突」etc。写真の教科書の如し、です。
 何気ない農家の休憩時間を撮ったものなのに、目が釘付け…
このおかっぱ頭の少女は私?のはずないのに。空気感ごと焼き付けられた風景。

 林氏『カストリ』。昨年、作家を撮った写真展(たばこと塩の博物館)を観たばかりだから、
あの「太宰治」「織田作之助」などはおなじみ。
また「品川 復員」「上野 浮浪児」も、あまりに有名です。

 作品は各20点で、計60点。じっくり、眺めてきました。
10周年企画はまだまだ続くようなので、品川駅港南口に、また足を運ぼうと思います。

 品川駅港南口…観たことはないけど、かつてここに建てられていたという
「キャッツシアター」を思い出しました。
近代的なビルが林立する今の港南口からは想像できませんが…。

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