月まで跳んで行け実録!パワライザーPOWERISER奮戦記

〜インド放浪のあと〜深夜特急的な旅ブログ!空まで跳んで行くジャンピングシューズ!や震災のこと。

昔の画像や記事をふたたび。

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昔の記事をいま一度、表舞台に。
あの日、あの時、私は、何を考えていたのか。
過去の埋もれた、お気に入り画像や記事を再アップします。
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バングラデッシュのダッカで1泊した後、ネパールへとやってきた。
飛行機の中は、ガラガラだった。決められた席に座っているひとは、いない。皆、窓際に席替えをしている。
私は、どこに座ろうかと考えた時、飛行機の右側に座ろうとした。
なぜならば、ダッカからカトマンズへ飛ぶこの飛行機の右手には、エベレストの山々があるはずだ。
天気がよければ、拝むことができるのではないかと踏んでいたのだ。

あいにく、機内から山々をチラリと見ることもなく、あっという間に飛行機は、着陸体勢に入りカトマンズ入りしてしまった。
期待していただけに、あっさりとしていて拍子抜けしてしまった。
 
ネパールにきて、3日目、その日どうしようか考えていた。
その日どのように過ごそうかと。
長距離の移動をしない限り、大抵は、当日の思いつきに任せる毎日。

私は、ドミトリーのベッド上で、ガイドブックのページを冴えた頭でめくっていく。
起きたあと、冷たい水シャワーを浴びると、一気に眠りから起こされていた。

青い空に、雪をかぶった山々が見える写真がある。
それが、ナガルコットだった。
ここまできたのだから、一度は、絶景を見てみたい。
ナガルコットは、カトマンズから北東に35キロの場所にある。

宿のスタッフに聞き、そこへのアクセス方法を確認する。

ツーリストバスが、300ルピー(約600円)。
タクシーが、1000ルピー(約2000円)。

駄目だ。予算オーバーである。
タクシーで行こうなどと思ってもないが、ツーリスト向けのバスが300ルピーとは痛かった。100ルピーぐらいで行けたらと思っていた。
私は、ローカルバスで行くことに決めた。
地元住民と同じ行き方で、行こう。

時間だけは、ある。
夕方までに着けば、いいのだから。

屋上に干していたバスタオルを取りにいき、荷物をまとめる。
バックパックを背負ってチェックアウトする。
待てよっと、出発の前に、メールチェックをしておこうと荷物を預けて2軒となりのネット屋でインターネットを30分ばかりした。
その後、宿の隣のチャイ屋で、一杯7ルピー(約14円)のチャイをすすってからでもいこうと、出発を決めてから、ダラダラしていた。
昼前になってようやく、出発。

ナガルコットへは、バクタプルという街で乗り換えが必要らしい。まずは、バクタプル行きのバス停まで行かねば。
結構な距離だ。1キロぐらいか。歩いて行こうかとも思ったが、乗り合いバスでそこまでも行くことにした。
チャイ屋の店主に、どうすれば、よいか聞いていたのだった。
ゲストハウスを右に行き、最初の通りを左に曲がる、しばらくいくとSaraswatiMultipleCollageがあるから、そこでエレクトリックシティに行く23番の乗り合いバスに乗れと言われてた。数回目で、そこに行くであろう乗り合いバスに、乗る。

あくまでも、行くであろうだ。
行くかどうか、知らない。行かなければ、また、そこで探せば良いだろう。

バス代の9ルピーを支払う。20ルピー札を渡す。10ルピーが戻ってきた。
1ルピー足りない。
そうなのであろう、ネパール人にとっても1ルピーは、1ルピーにしか過ぎない。
こういうものなのであろうと、バス代は、10ルピーだったと思うことにする。
たしかに、1ルピーのお釣りを返しているところを見なかった。

ここだ!っと、いうところで、バスを降ろされた。手招きされるように乗客のあとを付いていこうとする。
バックパックを背負うとすると、べったりとガムが付いている。
気が付くと、私の服にもリュックにも。

あぁ。

それでも、めげずに付いていくと、そこがバスターミナルだった。

転載元転載元: 月まで跳んで行け実録!パワライザーPOWERISER奮戦記







先日、新潟で大きな地震が、起きた。
記憶は、新しい。
そこに住んで居られる方々にとっては、深刻問題である。

ここで私が、伝えたいこと。
皆さんは、今から2年と半年前の2004年12月26日、この日何をしてましたか。
また、どんな記憶がありますか。
私自身が振り返ってみると、もう記憶というものが存在してないのが、現状です。

この日は、スマトラ沖地震が起き、津波が各地を襲った日なのです。
津波の映像は、TVを通じ目にされた方が多いのではないかと思います。
ここまで来ると、「あぁ、この日がその日なのだ」っと思い出した方も居られるでしょう。
私は、ここまで言われても、映像を見た記憶があっても、それがどの程度の被害だったのか。その日、自分がどの様に過ごしていたかを思い出せません。
報道されなくなって、その後どうなったのでしょうか。
人の記憶とは、そういう物なのかも知れません。
同じ日本で、阪神大震災が起きた日、私は、何をしていただろう。
阪神大震災が起きた後、私は、何をしていただろう。
ただただ、TVから伝えられることだけを聞いていたような気がする。

先日、東南アジア、ネパール、インドを周る旅から帰ってきた。
その中で、東南アジアの拠点となるタイへも行き、そこでは、北に東に西に南にと駆け巡り、ネパールに飛ぶ前に最後に回ったのが、プーケットの東にあるピピ島だった。
スラタニーから、パンガン島、サムイ島と周り、そこでハーフムーン(半月)を見て、プーケットでは、PCのケーブルを無くしたり、ソンクラーンと呼ばれる旧正月を祝う水掛祭りを子供らに混じって参加していた。3日あるソンクラーン期間の1日をピピ島で味わおうとフェリーに乗り込んだ。

ピピ島は、ダイバーとバックパッカーが集まる孤島だ。
海は青く、真っ白な雲が浮かび、空も青い楽園だ。
ピピ島、ピピ島と良くいうが、この島は、2つの島から形成されている。
ピピ・ドン島とピピ・レイ島だ。
ピピ・ドン島は、ダイバーやバックパッカーが集まってくるところ。
ピピ・レイ島は、映画ザ・ビーチの舞台となった伝説のビーチ(マヤ湾)があり、国立公園となっている無人島だ。
レイ島へは、ドン島から観光船が出ていて上陸することができる。

ドン島は、小さく名所という名所も、ない。
車も無い。バイクも無い。島が小さいから自転車もない。
皆、移動は、徒歩だ。
それほど、小さな島のドン島は、ゆったりと海を楽しむ場所なのである。

いつものように、(新たな場所)島に着いたら、すぐにする事。
街(島)歩き。
私は、バックパックを降ろして島歩きにでた。
そこで数少ない名所である、景勝地に登ってみた。
いく段もの階段を上った所から、島と海を見下ろすことが出来る場所だ。
そして、登りきった先の売店で1冊の冊子に釘付けにされた。

『26.12.04 WRATH OF THE TSUNAMI』

津波の被害を1冊の冊子に纏めたもので、売上金は、寄付されるという。
私は、店頭にある1冊を捲ってすぐに、『これは買わなくては、駄目だ。』と思った。
ここに来るまで、なに一つ買い物という買い物をしないで通してきたが、これを手にすることに迷いが一切なかった。
そして、この冊子(写真集)を日本に持って帰って、私の知っているひと等に、このことを伝えることが私の使命であると感じた。
(この旅で、もう一つ伝えることが、使命だと思ったことがある。アキラ地雷博物館・カンボジアだ。それは、また後日。)
この景勝地に登るまで、ここが、それほどの被害を受けた場所なのだということも、頭にはなかった。
海は、綺麗で、空も青い。通りは、お洒落で南国の楽園だ。
それが、つい数年前に、全壊していたなんて。

ショックだった。

冊子(写真集)には、色んな写真が掲載されている。

今まさに打ち寄せようとする津波から、走って逃げる人々。
泣き叫んでいるひと。
水に沈む、倒壊した建物。
何が何だか判らなくなってしまった程、原型を保たない木片に漂流物。
放心状態のひと。
僅かの白い布切れで覆われただけの無数の被害者(遺体)。
泥をかぶり、変わり果てた身内(遺体)を見つけた男性。
貼り出された行方不明者の写真。
ドライアイスを運ぶひと。
救い出された三歳児を心配そうに見つめる母親。
像の牙に引っ掛けられて運ばれる、人と思われる塊。
溝を掘り、白い布に覆われ紐で縛られただけのアルファベットと数字が印の遺体の数々。
変わり果てた街。
水を求める人々。
津波の直後に生まれた赤ちゃん。
プリーの浜辺で、砂の慰霊作品をつくるインド人。

※おそらく、被害に合われて亡くなった方々の殆どは、損傷と、その後の腐敗から一部ドライアイスを充てられたが、地面に溝を堀り、名前も確認出来ぬまま、アルファベットと数字の識別札だけの状態で土を被され埋葬された。

被害状況:
・高さ10mの波。
・この津波で290,000の人が亡くなった。もう一度、言おう29万だ。
・その被害は、タイ、インドネシア、スリランカ、インド、モルディブ、マレーシア、ビルマ、バングラデシュ、ソマリア、タンザニアに及びケニヤには、翌朝津波が到来した。
・タイ国内では、5,321の人が亡くなった。

山の頂にある景勝地で、もう一つみたものがある。
頂の一角の岩にひとりの方の名前がプレートに刻まれていた。そして、その下には、花が。
津波の被害を受けた息子に対して、家族の方が、捧げたものである。
被害に合われた人は、イギリスの青年である。
年を見ると私よりも、遥かに若い。

私は、考える。
もし、この瞬間に津波が襲ったなら、被害に合うのは、私だろう。
もし、その時、ピピ島に来ていたのが、私だったら、被害に合っていたのは、私だった。
イギリスの青年らが亡くなって、私は、生きている。
彼も私と同じように、バックパッカーだったのだろうか。

彼らが亡くなって、私は、生きている。
私は、生きている。
彼らが亡くなって、私は、生きている。
私は、生きている。
この違いは、なんだろう。

冊子(写真集)を見ると、被害がどれ程までだったのか判ってくる。
また、その光景は、広島・長崎に原爆が落とされたとき、このような状況では無かったのだろうかと思ってしまう。
津波の起きた日を想像し、写真の人々、イギリスの青年、広島・長崎で被害に合われた方、いまここで独り旅している自分がいて、青い海があって、白い雲。
色んな思いが込み上げて涙が溢れた。

私は、冊子(写真集)を手に取り、アジア系の団体客がワイワイ騒いで記念撮影をしている中、イギリス青年の碑に向け、水を捧げて景勝地をあとにした。

この冊子現物を、皆に見てもらいたいです。
話しから想像するよりも、写真の力は、凄いです。

あの日、なにが起きたのか。
生きているものは、忘れずに語り継がなくては、ならない。

転載元転載元: 月まで跳んで行け実録!パワライザーPOWERISER奮戦記



ただいま、アジアを放浪中。
バリ島のクタで借りたバイク(スクーター)で繁華街を離れ、南のジンバランを抜け、ウルワトゥ寺院をめざした。
バリ島全域の小さな地図をもち、適当に走らせる。
すると、幹線道路に出た。
その交差点に”ベンジン屋”があった。(ガソリンを小分けしてうる商店)
給油するのか?といった感じで、立ち止まった私のバイクのメーターの給油残を彼は覗き込んだ。
特に給油の必要はなく、彼は自分の持ち場に戻り、
”おまえは、何処からきたのか?”と聞かれる。

私は、
”ジャポン”
と適当に答える。

この問答は、どこに行っても、挨拶がわりに聞かれた。
その度に私は、”ジャポン”とか”ニャポン”と答える。

おぉ、そうかそうか。と挨拶が終了し、ウルワトゥはこっちでいいのかと聞いた。
すると中央分離帯のあるこの幹線道路を、一旦左に曲がりどこかでUターンし逆方向に行くらしいことがわかった。

看板通りに行くと、いかにも高そうな高級ホテル群の前を抜けていく。
私には、無縁である。
今回は、ロスメン(バリの安宿)を予約無しでお泊り交渉しつつ旅をしている。
今晩泊まるところが決まっていないという不安と宿を確保した時の安堵感の繰り返しがつづく。

なん度かのUターンと人に尋ねることで、陽射しの強い晴天のウルワトゥ寺院に、ようやく辿り着いた。
陽射しが強く私は、サングラスをして、ここまでやってきた。

そして、寺院の中を観光する。

入り口を進むと、売り子がいる。籠の中の落花生や果物を買えと言ってくる。3袋でいくらと言っていたはずが、私が提示した金額があまりにも少なかったのか1袋しかくれなかった。中にいる猿に与えるエサである。

ビニールの袋に10個程の殻ごとの落花生が入っており、縛ってある。

それを持って、猿がいる公園から岸壁に建つ寺院の姿をカメラに収めてた。
猿と数メートルとない距離を歩くことが出来る。
観光客は、思い思いシャッターをきった。
ふいに猿が前・後ろを横切る。

公園から寺院に上がる階段がある。

そこにも猿が、あちこちといる。
私の前に団体客がいた。
階段を見上げると、樹木が生い茂り、階段の上からの光が木漏れ日となってあふれていた。

私は、この光景を団体客が階段を昇るのを待って、カメラに収めることにし、階段したの花壇の石垣に腰を下ろして待った。
時間だけは、いっぱいある。

手に持った落花生の袋を右側に置く。
ふぅ、暑い暑いとサングラスを外し汗を拭う。
サングラスをかける。

落花生の袋を手にとる!?
あれっ、取ろうとした落花生の袋がない。
あれっ!?今、汗を拭く前置いたはずなんだけ・・ど・・・。

と思った瞬間、私の視界が揺れた!
頭も揺れた。
そして、急に辺りがボンヤリとした景色の中、明るくなった。

私は、落花生の袋を、猿にふい討ちを喰らい盗まれていたのだ。
そしてこともあろうに、その直後サングラスを背後から奪われた。
私は、目が弱い。度付きのサングラスだった。
なにも見えない。

メガネを外したのび太のように目が、33になった。。

一部始終を見ていた韓国の若き女性達?(10人ぐらい)がいた。
ほらっ、あそこ!指差した数メートル先に、私のサングラスを持っている猿がいる。

そこには、今まさに私のサングラスを覗き込んでいる猿がいた。
1歩1歩ジワリじわりと武士のように間合いを詰める。

”キッキィキィッ!!”と猿が白い牙を向く。
私は、詰めたはずの距離と倍の距離を下がる。

女性達は、私に質問する。
あなたは、どこから来たの?
独りなの?
日本人なの?
と口早に聞き、あそこにいる人にお金を渡して助けてもらったらと言う。

なにも見えず、猿と対じするも何も出来ない日本の”ラスト侍”だったはずの私は、オロオロするしかなかった。

男性がきた。
情けない日本人の為に韓国の女性が呼んできてくれたのかも知れない。騒ぎをききつけた落花生や果物を観光客に売る売り子が助けてやるという。
彼は、2万ルピアという。
この状況で価格交渉し、高い!安い!だの言っている場合ではなかった。
彼の言い値でお願いした。

どうするものかと、ただただ見るばかりであった。
彼は、ビニールの袋に3個ずつ入ったランブータンの袋を2袋、私のサングラスを持った猿に向けて放り投げた。
次の瞬間、猿は、サングラスをこちらに投げ捨て、ランブータンを手にした。
サングラスを盗むとランブータンが貰えることを恰も知っているかのごとく、こちら側になげかえしてきた。

お気に入りのオークリィーのサングラスを回収してもらった。
私は、背中に痛い視線を感じつつも、彼女らにを背を向け韓国人女性に見えないようにポケットからお金を出し彼に支払う。
約束の2万ルピアを持っていなかった。あったのは、5万ルピア札で釣りをもらうことにした。
しかし、彼も釣りがないと言う。米ドルで3ドルのお釣りならあるが、それでいいかと言ってきた。
OKと、私は、3ドルをもらった。

私は、サングラスを何事もなかったようにバックにしまい、メガネにかけ直した。
そして、一部始終を見届けた韓国女性らは、どこかに消えていった。

かっこ悪いったら、ありゃしない。。
バックパックを背負った世界を股に、独り旅のワイルドな日本のラスト侍のはずが。。
かっこ悪いったら、ありゃしない。。。
落花生を奪われサングラスを奪われ、回収した今でも胸がドキドキッとしている。
猿に白い牙を向かれ、歩みを止める自分。

恐るべし、バリの猿達よ。
野生の猿に太刀打ちすることなど、そうそう人間ができるもんでない。
これぽっちも何も出来なかった。
若き韓国女性に気の利いた言葉も発する余裕もなかった自分。

まだドキドキっしている。

私は、そうそうにウルワトゥ寺院を後にした。
まだドキドキっしている。心の臓(しんのぞう)が鼓動して観光にならなかった。

最初に落花生の売り子にサングラスしてたら危ないわよっ、と忠告も受けていたんだが、聞く耳がなかった自分。

私は、旅に出る前に保険に入っていた。果たして、これって、サングラスの救援費用として請求できるのだろうかと器の小さな私は思ってしまった。あいにく領収書は、ない。たかだか20,000ルピアといったら、300円ぐらい。

サングラスの救援費用 5万ルピア▲US$3.00=??ルピア
若き韓国女性との会話  0ルピア
このドキドキっ感。  プライスゼロ

何の縁かウルワトゥに出発する前にクタのスーパーで買っていたランブータン3個の値段 585ルピア(この事件を予期していた!?)

ホントカッコ悪いったら、ありゃしない。。
旅の恥は、掻き捨てとは、よくいったものだ。
日本人の株が下がらなければ、よいが。

これが旅に出て3日目のできごと。
毎日こんなことが起きるかと思うと、わくわくする。
旅にでてよかったと思う瞬間。

『ロビーナの真っ暗な夜 〜deep forest〜 その2』は、また今度。

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