買い物がしたい!お芝居がみたい!世界遺産が観たい!
どんな旅でも一番のお目当てが達成できれば、小さなトラブルがあっても
その旅行は大成功!私の旅の決め事です。
そしてできれば、行きたい気持ちとタイミングが合えば申し分ありません。
スペイン旅行を考えはじめたとき・・・
アランフェス、アルハンブラ宮殿、コルドバのメスキータ、セビーリャのアルカサール
それともレオン・サンティアゴ・デ・コンポステラの巡礼地へ・・・・・と数あるなかで、
私と友人が二人とも掲げたのが「ヘレスに行ってみたい」ということでした。
ヘレス?と聞いてピンと来る方は・・・・
14世紀ドンペドロが統治する時代のスペインの歴史に興味のある方か
モータースポーツが好きな方くらいかもしれません。(両方好きな変わり者です・・何か?)
現在F1のスペインGPはバルセロナのカタロニアサーキットに移っていますが、
モトGPは毎年開催されるオートレースの聖地のひとつです。
F1開催地としては4年ほどの経歴ですが、マクラーレンのテストが頻繁に
行われた テクニカルサーキットで、セナがお気に入りだった場所です。
ここはスペインワインのひとつであるシェリーの名産地で、 ティオペペで
有名な ゴンザレスビヤスが日本でも有名です。
( ヘレスでつくられるワインのみを vino de Jerez 〜 シェリーといいます )
ここに訪れる日本人はスペイン周遊15日間・・のような長めのツアーの方が当時は主流で、年配の方が多いと聞きました。
シェリー工場を見学して、お楽しみの試飲と買い物ができるナパバレー感覚でしょうか。(実際、ヘレスは短期間の旅には組み込まれないことが多いようです。シェリー酒を購入するだけなら、マドリッドでも空港でも・・・日本でもできますから(笑)
←案内してくれたビヤスのガイドさん、左側の青白〜い腕が私です。
歴史あるここのボデガ(酒蔵)には世界中のVIPのサイン入りの樽が残されています
滞在時間に希望すればだれでもガイド付きでみることができます。
日本のツーリストにはまず天皇陛下はじめ皇族の紹介!
そして、マリリンモンロー・ディマジオなどの英米の有名人の紹介に続くようです。
ガイドが知らない(笑)意外なロックスターのサインも数あります。誰でしょうか??それは見に行って確かめてください。
「セナのサインはありますか?」とたずねると
すぐに連れて行ってくれました。
他の人はこの際ど〜でもいいんです(笑)。
ちょっと感激して涙ぐんでしまいました。
「日本でもセナはまだ人気なのね・・・・」
案内のお姉さんとしんみりしたものの、
3種類のサイン入りの樽をみせてくれました。
この写真は89年にサインされたもの
セナ黄金期の幕開けの記念すべきものです。
彼のヘルメット等が展示されているスペース
もありました。
写真のティオペペ人形そっくりの衣装でフラッグを振る
可愛らしくもゴージャスな美女がサーキットガールとして登場する
ヘレスF1GPは記憶に残るグランプリでした。
(★注!日本のように水着全開でサーキットにたつようなGPは他には
存在しません!念のため!)
F1としてはその後ヨーロッパラウンドとして数回使われたものの、
復活する気配はないようです。アジア開催が増えていますが、
伝統的なスタイルが崩れていくのは残念に思います。
ここから車をどこまでも走らせると、二輪レースの看板とともに
サーキットがみえてきます。
数々のレースの記憶、汗と涙がしみこんでいるからでしょう、
どこか引き締まる思いと体温の上昇を感じた記憶があります。
アフリカに程近いどこまでも乾いた風と大地・・ヘレス・・・、
カステーリャに嫁ぎ、一度も王の顔をみることもなくヘレスに死ぬまで幽閉されたという
フランスの姫君は、塔の小窓からわずかにみえる青空がフランスにつながっていることだけが
心のささえだったという言い伝えが残っています。
ヘレスは小さな町ですが、歴史的にもモーターファンにも忘れられない地なのです。
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