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永らく西洋世界で一番高い「人工物」とされていたものはエジプトの
ピラミッド(高さ146M)ではなかったろうか。
十字軍遠征などでピラミッドの存在を知った西洋世界で権力を持つ王、聖職者
建築家達は東方のピラミッドを越える高い「人口物」を作ろうと考えたに違いない。
1880年にケルン大聖堂は600年の年月をかけて完成した。
600年間かかっているが途中、財政難や30年戦争で国力を消耗し建築中断
されており本格的に工事が再建されたのは19世紀になってからのようだ。
今でもゴシック建築物では最高の高さ157Mを誇る。
しかし600年かけたドイツの執念は「人工物の高さ」に限れば1884年に完成した
アメリカのワシントンオベリスク(高さ169M)に抜き去られる。
尚、ケルン市は第二次世界大戦中に連合軍の爆撃(重爆300〜1000機)を十数回受け
都市はほぼ破壊されたがケルン大聖堂のみ残った。
偶然なのか連合軍が大聖堂を避けてのかは判らない。
西洋人の創ったこのような尖塔を見ると「バベルの塔」以来の天(神)にキャッチアップし
越えようとする思想を感じてしまう。
日本やアジア人の秀才は「自己の所属する集団内」で頂点に立てば満足しそこで多くの挑戦は
停滞するが欧米の天才達は「所属集団内」での頂点で決して満足せず「宇宙」や「神」への挑戦
を企てる人物が相変わらず多いように看做せる。
実際、アメリカが60年前に創った「核兵器」も議論以下で留まり。35年前のアポロ計画も
日本ではマネもしないし挑戦も見られない。
未訪。
写真 上 ケルン大聖堂
下 爆撃を受けたケルン市と大聖堂
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世界遺産のTBありがとうございました。
2007/2/18(日) 午前 5:50