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福岡市総合図書館の閉架図書を借りて読みました。 戦艦三笠といえば日露戦争で大活躍した連合艦隊の旗艦で 今でも横須賀で資料館として保存はされていますが どちらかいうと運の悪い軍艦で何度も火薬庫が爆発して 大事故を起こしています。 私が気になったのは書名の「反乱」という部分ですね。 三笠でどのような反乱が発生してその顛末は? 読んでガッカリとまではいいませんが、この山本茂さんという方は バリバリの労働者マンセーの活動家というか研究者で悪く言えば左翼さんですね。 核心部分の水兵の反乱というより、英国で完成した三笠を受け取りに三笠の乗組員 全員が英国に渡りますが、三笠の完成は予定より遅れ上級士官達がカネを使い込み、 水兵達は木賃宿に宿泊するカネもなく造船所内の敷地に寝泊りしたとかで腹を立て 一部の水兵が工事中の三笠の居住区を占拠して待遇改善のスト?を行ったんですね。 日本本国からカネが届き何とかその場は収まりますが日本に帰国する反乱?水兵達 には重い処罰が待ち受けていた・・・という内容ですが。。。何処が反乱なんでしょうね。 反乱というからには水兵達が艦長や副長を殺害して一時的にも艦を乗っ取り 「俺達は海賊王になる!」とかならば判るんですが。。。 でも左翼側からとはいえシーメンス事件とか海軍上層部が関与していた 汚職や明治〜大正期は外国から軍艦買っていたので様々な汚職があった 事を指摘しています。 そんなわけでけっこう資料的価値は高いと感じました。 で私は思ったんですが明治の海軍が外国から軍艦を買い、 その度に乗員を上から下々まで派遣し現地で艦の取り扱いに習熟し、乗員達で日本に帰国するわけです。 つまり1年以上も日本を離れて海外(主に英国)で暮らし海外の文化に慣れ親しんだんです。 大正後期より東大を卒業した造船官達が国産の主力艦の建造に乗り出しオール国産軍艦 となると特型駆逐艦、蒼い狼と呼ばれるインチキ1万トン巡洋艦などを作りだしますが、日本の 海軍軍人が海外に出向くことが少なくなり、造船、造機の専門家達もインチキ臭い設計を行いつつも 用兵側に良い事しか伝えなくなり、昭和に入ると井の中の蛙大海を知らず状態となり 日本海軍の慢心が芽生えていったんでは? とも思った次第です。 |

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