涅槃までの14万歩!ハッピーリタイアできない100kmウォーカー

2017年11月にタイトル変更・・・中身は変わりません。 ぷらっとして行ってください。

日本の爆撃機の限界

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日中戦争といっても空の戦いについてですが日本陸海軍は
特に戦闘機で中国軍側の欧米の旧式戦闘機に常に空中戦で毎回
勝利してましたが九六式陸上攻撃機は戦闘機の護衛なしでは
中国奥地に出撃すると大きな犠牲を出しました。

日本海軍だけで昭和12年からの日中戦争で千人前後の貴重な
搭乗員が死んだと知ってもピンとこない方もいると思いますが、
太平洋戦争の転換時期となる珊瑚海戦とミッドウェー海戦での
日本海軍の戦死者は其々100名前後ですからいかに中国軍との
「空の戰爭」で陸上攻撃機を中心とした海軍搭乗員の犠牲が
膨大な数字であった事がわかります。

イメージ 3


















元海軍参謀の奥宮正武氏の名著「海軍航空隊全史 下巻」には
海軍搭乗員数を記載してますが操縦員や偵察員を合計した
搭乗員総数が昭和に入り年々海軍搭乗員総数は鰻登りで
増加の一途だったのですが、、、。
昭和9年1931名、
昭和10年2387名、
同11年 3839名が
日中戦争のはじまる昭和12年には500名以上もの
練習生卒業させて第一線に配置したのに年度末の
搭乗員総数は3341名と前年より500名も減少しています。
つまり昭和12年だけで戦死や負傷で約千人、総数の25%近い
搭乗員を三流国の中国空軍との戦いで喪失していたのですね。

九六式陸上攻撃機登場より5年の歳月をかけて昭和
16年に登場した一式陸上攻撃機11型、九六式陸上攻撃機の
血の代償で得た戦訓を生かすことなく防弾対策は考慮され事はなかった。

イメージ 1














そういうわけで次期陸上攻撃機である一式陸上攻撃機には
搭乗員の犠牲を減らすべく防御面を強化し耐弾性を高めた
攻撃機が必要となるべきでしたが海軍上層部は攻撃力と
航続力を最優先し防御は機銃座を多数設けて死角を減らすような
対策しか行いませんでした。


どうも日中戰爭で佐官クラスの優秀な飛行隊長の多くや
陸上攻撃機の育ての親クラスの方々が早々と戦死したり、負傷
で航空の現場から退場し前線部隊からのまともな意見が上に
通じなくなっていった風通しの悪い様子も感じてしまいます。

昭和15年〜17年前半の2年近く無敵で万能戦闘機だった零戦

イメージ 2











しかし、幸いなことに九六式陸上攻撃の部隊は昭和15年秋に
なると待望の新型戦闘機零式艦上戦闘機が空母配備よりも先に
中国奥地に爆撃を続行する陸上攻撃機の長距離援護任務機として
優先配備されることで九六式陸上攻撃機の損害は激減します。
零戦がデビューした中国の首都重慶上空では瞬く間に
中国軍の戦闘機を20機以上も叩き落としそれから
約一年後の対米英戦を迎える頃まで旧式となりつつあった
九六式陸上攻撃機も犠牲が激減し長距離爆撃機が無かった
陸軍機に替わり要地の爆撃に専念できたのでした。
九六式艦上戦闘機の片道のエスコート距離は400kmでしたが
零戦の登場により800km以上のエスコートが可能となりました。
たしかに零戦出現後中国軍の戦闘機は戦闘を避けるようになり
零戦にエスコートされた九六式陸上攻撃機の損害は激減しました。

このような経緯で零戦の出現に気を良くした海軍航空関係者
達は次期後継機の一式陸上攻撃機も防弾対策は疎かにし、
機銃座の増加と高速化で済ませつつ開発を進行させていくのでした。
三流空軍国の中国では零戦の護衛で陸上攻撃機の被害は激減できたの
ですが一流空軍国の米英戦闘機の多重化された機銃威力は複葉戦闘機
が主の中国軍戦闘機の2倍〜5倍以上もあったのでした。
1937年頃から一流空軍国の戦闘機の機銃が従来の7.7ミリクラス
機銃2丁標準から7.7ミリ8丁(主に英国)、12.7ミリ4〜6門(主に米国)
と急激に強化されつつあったのですが、日本海軍の陸上攻撃機、
は防弾不燃化対策は現場から小さな声での要望具申は上がっても
顧みられる事はありませんでした。

イメージ 4
九六式陸上攻撃機とほぼ同時代に
デビューした陸軍の九七式重爆撃機
初期型はデザインや性能も似て見えるが、同じ機体を陸海軍採用し
海軍仕様、陸軍仕様とすれば
生産効率も上がったのでなかろうか?
生産機数は
九六式陸上攻撃機1,048機
九七式重爆撃機  2,054機













尚、今まで陸軍機には触れませんでしたが九六式陸上攻撃とほぼ
同時代に採用された九七式重爆撃機は九六式陸上攻撃機と同等の
爆弾搭載量で航続距離は短いものの中国戦線の戦訓をとりいれ
対7.7ミリ機銃を想定した燃料の防漏対策を既に実施していました。
ちなみに、海軍の九六式、陸軍の九七式の双発機はデザインも
多少は似通ってますが何とどちらもメーカーは同じで三菱重工でした。

海軍の航空部門の偉い開発者、用兵者達は三菱重工で陸軍仕様
の爆撃機が防漏燃料タンク(後期型は防弾板も装備)を備えていた
事をたぶん知ってたと思うのですが、特に気にもとめず対米英戦争
に向かっていったのでしょうか。


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>前線部隊からのまともな意見が上に通じなく
なっていった風通しの悪い様子も感じてしまいます。

ありそうですね。
陸軍悪玉論に隠れて、どうも海軍についての反省が足りないような気がする。
ポチ

2012/2/5(日) 午後 4:02 tatsuya11147


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