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涅槃までの14万歩!ハッピーリタイアできない100kmウォーカー
2017年11月にタイトル変更・・・中身は変わりません。 ぷらっとして行ってください。

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山本司令長官戦死(暗殺)と黒島の行動


いわずとしれた1943年4月18日の山本五十六司令長官の
暗殺事件ですが、この日山本司令部一行の大半は二機の一式陸行と
6機の零戦でラバウルより最前線のブーゲンビル島に飛び立ちます。
当初の護衛零戦6機という使用計画に驚いた小沢中将や草鹿中将が
零戦を50機に増やすようはたらきますが黒島は護衛機は6機のままとします。

しかも黒島も視察当日は随員として一式陸行に乗る予定でしたが突如、
腹痛をおこしたとしてラバウルに居残り、その1時間半後に山本長官の
一番機宇垣参謀長の二番機とも暗号解読で待ち伏せしていた米軍機16機
により攻撃を受け6機の護衛の零戦では如何ともし難く撃墜され山本五十六は
戦死します。
当日、山本の乗機の墜落をラバウルで知った黒島亀人は何を思ったのでしょう?


軍令部第二部部長(特攻部長時代)

山本五十六戦死後は黒島も異動となりますが左遷ではなく
軍令部第二部部長という高い地位で主に起死回生の秘密兵器
の研究にのりだします。
しかし、魚雷を抱えた水陸両用戦車や武装大発を企画するも
現場から使い物にならない報告を受けるや特攻兵器の開発に
乗り出します。
人間魚雷、特殊潜航艇、ベニヤ板体当りボート、飛行爆弾桜花
皆、黒島が採用・承認を行なっています。
初めての組織的特攻は大西中将がフィリピンで行なった神風特攻隊
が起点とされていますが黒島はその1年以上前から軍令部の上司らを
を説得し操縦者・運搬者死ぬことを前提とした特攻兵器の開発・整備を
すすめた事実上の特攻の創始者でした。


黒島が採用した特攻専用兵器

本来ならば空対艦ロケット弾や誘導魚雷、高速魚雷艇や
対B29用の地対空誘導弾などの開発やジェット機の実用化が
急務でしたが黒島の特攻兵器は皆ローテクで大量配備が可能
ながら何処かが抜けており、抜けた部分を特攻隊員の人間力
等でカバーさせるモノばかりでした。
正直、特攻隊員自身もモチベーションが上がらない欠陥兵器ばかりでした。
ちなみに1943年同盟国のドイツは空対艦(地)を実用化し枢軸同盟から
脱落したイタリアの戦艦ローマを空から一撃で轟沈させました。

人間魚雷回天 420基 (母艦の潜水艦を含めると約千人が戦死)
潜水艇 海龍 213基   (速度が低く使用に堪えず)
人間爆弾伏龍 3000セット(訓練だけで300人が死亡)
震洋 マルレ 9000隻  (戦死者約4千名) 
飛行爆弾桜花  755機  (母機を含めると戦死者約400名)
特殊潜航艇蛟竜 610隻  (特攻兵器扱いされませんが事実上の特攻の切り札兵器)

驚くべき数の黒島が命じた小型の特攻兵器ですがこれだけの数を傾斜生産するために海防艦や潜水艦の建造は抑えられました。
ちまた特攻関係の戦死者は4000名前後と陸海軍関係者は伝えますが大嘘で
4000名前後という戦死者の数字航空特攻だけの戦死者数であり上記兵器の
実戦や訓練の戦死更に戦艦大和の沖縄水上特攻等を含めると1万人を
遥に超えているでしょう。

終戦後の黒島
戦争後半、日本軍の全軍特攻化に向け努力?しまくった黒島亀人でしたが
どんな戦後をおくったのでしょうか?
まず海軍でも特攻を始めたとされる大西中将、航空特攻を拡大した宇垣中将が
終戦直後に自決しましたが黒島は迷いもなく生きる事を選択します。
山本五十六が嫌っていた宇垣中将が山本戦死後ずっとその殉死を考え終戦の
タイミングで自決(私兵特攻として当事も戦後も評価は低い)したのにくらべ
山本長官から寵愛を受けていた黒島は数々の利敵行為と特攻作戦用の
特攻兵器に深く係わっておりながらその内心を図り知る術はありませんが
戦後の行動面からは敗戦の一因でもある自己の責任を受け止めたとか、
戦争全体への反省は皆無のように思えます。

戦後の黒島の動きとして見逃せないのは、終戦後に海軍の第一級資料とされる
膨大な戦時日記(戦藻録)を残し自決した宇垣中将の家族宅を訪れ、戦史の
研究に必要とか東京裁判の証人出廷のため資料を借りたいと頼み戦藻録を
持ち出し、帰りにその一部のノートを山手線の車内で紛失したとしています。
(実際に黒島が東京裁判に証人出廷した事はないようです)
証拠はないのですが推測するに黒島が自己が係わった真珠湾奇襲攻撃などの
不意打ちの責任とらされるのが嫌な事や、自分(黒島)を宇垣が嫌って
悪口書いてると勝手に思い込み、証拠隠滅に走った可能性が高いように思えます。
実際に戦後刊行された戦藻録は昭和18年1月から山本五十六が戦死し
宇垣中将が負傷する直前の昭和18年3月までが抜け落ちております。
この間、宇垣中将は黒島主席参謀の作戦のままでは対米戦に勝つ見込みはないと
自家談判し黒島更迭を山本五十六に認めさせつつあった時期と重なります。
他にも終戦後に海軍軍令部の書類を勝手に外部に持ち出したり、焼却したりと
自分勝手な事を多々おこなっております。
黒島が紛失の張本人なら、黒島は何を隠そうとしていたのでしょうか?

その後、黒島は全軍特攻に駆り立てた戦時中の主要人物でありながら、戦後は
米軍にGHQへの再仕官を考えていたようです。
その後米軍に再就職はできなかった黒島は「白樺商事」を立ち上げて常務に
就任し山本五十六の未亡人が空襲で家は焼け落ち、保険外交員をして困窮し
ていると聞き未亡人をその会社の副社長に沿えたとの美談仕立ての話も
あるのですが、果たしてそのように山本想いの部下で、山本の未亡人も戦後の
面倒をみた忠臣説も或るのですが今の私には俄に信じる気にはなれなので
あります。
逆に勘ぐれば山本未亡人の名を利用しようと考えたのかもしれません。

何故、終戦後も今も黒島亀人がアイデア?を出して人間を命のないモノか
部品のように粗末に扱った非道な特攻作戦への犯人探しが行われず
至ってるのでしょうか?
私が思うに黒島一人で全ての特攻資料を消し去る事に無理があったと
思いますし、限界があったと思います。
つまり黒島の上司のN中将はじめ黒島に説得されたり同調した海軍の
戦後も生き残った高官の多くが黒島と一蓮托生で戦後も黒島共犯者
として、黒島とひいては自分達を庇うため特攻の責任は自決した大西中将と
宇垣中将に責任転換し、戦史叢書も黒島の同僚や部下クラスが嘘に嘘を重ね
海軍特攻作戦端緒は
「前線現場の強い声で沸き起こり、全て自らの志願であった・・・」
と死人なしな状態を好都合と誤魔の特攻伝説が定着してしまいました。


黒島亀人はその後昭和28年頃から軍人恩給がでたからか仕事をやめ
宗教や哲学研究?に没頭し鍋島公爵邸や白樺商事社長宅に居候し戦争への
反省も葉微塵もなく悠々自適の隠遁生活で1962年75歳で没したのですが
高級軍人としての恩給(軍人年金)を受けたと思われるのですが、国は
このような戦時中は利敵行為ばかりで、自己の敗戦を特攻に駆り立てる事で
挽回しようと多くの犠牲者を膨らませ、戦後は自己の都合の悪い部分の
証拠隠滅に遁走した人物に高額な恩給を国は支払う必要があったのか?


補給は無視して、現地調達ばかり命じた陸軍参謀の多くより、戦争前半は
浅墓な作戦立案しかできず敗勢となるや海軍内を全軍特攻に導き
犠牲は多く戦果は少ない特攻兵器をつくり戦争資源と優れた人材と
人間の命を
枯渇させてしまい、その反省もないまま戦後は自分に不利な
記録は焼き捨て失くし、ケロッと敵であった米軍に再仕官しようと動き、

軍人恩給(年金)が支給されるや極楽気分の研究者生活。。。

私はこの人物の「参謀として」「一人の人間として」その生き方には何か
得体の知れないというか釈然としないものを感じとります。




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  • 一体この人は何者だったのでしょうかね?
    戦藻録には、自分の都合の悪いことがずいぶん書かれていたのでしょうね。

    大納言兼加賀守

    2013/5/6(月) 午後 8:13

    返信する
  • 顔アイコン

    まったく共感します!
    こうゆう無責任生き残り士官に恩給をだすくらいなら、もっと早く国をあげて戦地に埋もれたままの遺骨収集とかに税金を使うべきではと思いました。 削除

    [ 麒麟 ]

    2013/5/7(火) 午後 4:36

    返信する
  • 顔アイコン

    バロンさん歴史的価値の高い国や個人の資料を勝手に
    捨てたり償却したりして許されるものではありません。
    人の命と税金の大泥棒です。
    米軍からみるとナイスな敵国軍人ですね。

    naomoe3

    2013/5/7(火) 午後 6:25

    返信する
  • 顔アイコン

    麒麟さん
    コメントありがとうございます。
    追っしゃ通りですね。
    ご遺骨は沖縄で数万、それ以外にも数十万体残ってる
    ようですね。
    国家がNPO任せで御遺骨でない馬の骨骨詐欺まで横行してますが
    真面目にとりくんでほしいものですね。

    naomoe3

    2013/5/7(火) 午後 6:30

    返信する

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