涅槃までの14万歩!ハッピーリタイアできない100kmウォーカー

2017年11月にタイトル変更・・・中身は変わりません。 ぷらっとして行ってください。

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日本機甲界の名著を図書館で借りて読みました。


イメージ 1
資料や写真が素晴らしく資料製の高い名著です。
でも私には高くて買えません。
初版は1961年で上下巻ですが、私が借りた本は1978年版で
一冊に纏められていて定価2800円、現在の中古本価格は
全て1万円以上で3万とか8万円とかの値がついてます。

執筆人は日本戦車界の神様的存在の重鎮、原乙未生元中将
栄森伝治、竹内昭の3氏。


資料的価値が高く、貴重な本である事は間違いありませんが
原乙未生元中将が執筆した
「第一部 日本戦車の発達史」は
原乙未生マンセー戦車一代記」
の内容に終始しており残念です。
とにかく弱武装やバネ棒に関しては言い訳もせず、エンジンに
関してはとかく問題のあった空冷ディーゼルエンジンの長所ばかりを
褒め称え「統制型ディーゼルエンジン」も自ら企画したとか、
終戦後、米軍側からみた日本戦車は「技術的特徴が見当たらない」
とまでダメだしで酷評されてますが、本著のご本人の弁によれば
「・・・空冷ディーゼルエンジンは世界にも例のない画期的なものであった。
アメリカはM60から採用したが、わが国では40年以上も前にこれに先鞭
をつけ実用化していたことは誇るべき業績である。」

ってな具合ですから戦後何十年も経過しても本日も反省の色なし状態です。
たしかに戦後の米軍のM60戦車は空冷ディーゼルエンジンですが
冷却能力が悪いので熱帯のベトナム戦争には派遣されませんし
今現在、空冷ディーゼルを使用してる戦車なんて自衛隊の74式戦車
くらいのもんでしょうね。
さすがに自衛隊も90式戦車で水冷ディーゼルエンジンに移行します。

昭和に入り航空部門の次に予算をつぎ込みき期待された日本の戦車。
太平洋戦争前から日本は野砲や重砲の開発予算を絞り戦車に廻しました。
しかし、航空・大砲より戦車は期待を裏切りました。
戦車の質が悪いため52もの機甲連隊を揃えたのに太平洋戦争では
緒戦を除き活躍の舞台はあれど戦場の主役とはなれませんでした。

先日感想文を書いた堀越二郎の「零戦」以上に自画自賛が多いです。
井の中の蛙である狭い世界での重鎮が書いてしまうと、用兵家以上の
自己賛辞な書籍になるので読む人は注意すべきなんでしょうね。


以下 読書メモ
日本戦車の欠点
① 海外のモノマネが多い。
② 空冷ディーゼル採用でエンジン車内容積が大きくなり  
ガソリンや水冷ディーゼルに比べ2分の一の低出力
③対戦車戦闘の遅れと低威力・短砲身の踏襲
④三式戦車から砲搭が大型化、駐退復座機が小型化できず




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閉じる コメント(11)

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なるほど〜。人間なかなか客観的になれないものですねw

2013/8/16(金) 午後 2:58 [ IZM ]

戦車将校だった司馬遼太郎が、日本の戦車は酷評してましたからねぇ〜♪
見た目だけでもドイツやアメリカの戦車と比べると見劣りますしね。

2013/8/16(金) 午後 8:48 大納言兼加賀守

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IZMさん
特に一部の技術系の人って
自己反省が無いと言うか手柄や発明を
自己のものとしたい人がいるようです。
軍艦じゃ平賀
小銃じゃ南部
戦車は原
皆さん多くは海外からのパクリですが
国内では自分のアイデアとか「発明」
と自慢されてますからね。

2013/8/16(金) 午後 10:53 naomoe3

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バロンさん
日本の戦車は中国軍が戦車が無かったんで
敵無し状態でも進化は遂げてましたがノモンハン
で惨敗しても対戦車戦にシフトできないまま対米戦
を迎え、昭和17年以降は航空や弾薬に予算を廻し
戦車の費用は削られますが、昭和19年後半から
本土決戦用に三式、四式、5式と開発されますが
皆戦争に間に合わず三式も国内から出ず米軍と戦う
場面もありませんでした。
私は戦後も90式戦車が登場するまで海外の戦車に
見劣りしていたと思います。

2013/8/16(金) 午後 10:59 naomoe3

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WW2当時世界で戦車をオリジナル設計してかつ量産できる国は8カ国?だった思います。戦車設計開発量産は国家の総合力なのでそこに日本が入っているのは一生懸命努力したんだなあと感心しています。 私は素直に日本がディーゼルエンジンに着目したのは偉いなあと思っています。 重たい車体を荒地で動かすのはやっぱりディーゼルエンジンだと思います。高負荷時の粘りが違います。出力はガソリンと比べて低いのは特に不利ではありません。また撃たれたらあっという間に燃え上がるガソリンエンジンは怖いですよ。 空冷の発想もいいと思います。 故障の確立が減り稼働率、生還率が上がります。 冷却装置とその装甲を省けるので重量的に有利または相殺ですし冷却装置のスペースが不要ですね。コスト、量産性も有利。 空冷ですむなら空冷のほうがいいですよ。寒い満州や暑い東南アジアでちゃんと使えたみたいですし。

2013/8/28(水) 午前 11:22 [ たけし ]

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たけしさん
戦車の空冷ディゼールって良い事ばかりじゃないですよ。
利点として整備が簡単とか冷却水の確保は不要でトルクもあり
ガソリンエンジンより被弾に強く、燃費もいいですね。

でも空冷ディーゼルってエンジン馬力の二割位は冷却駆動系に
盗られますし、戦車の車内は戦闘室以外に空冷ディーゼルエンジン
と冷却ファン等を収める機関室が冷却効果を高める為に大きな車内
容積を確保する必要がありました。
ですから満州や寒冷地には適してますが、ビルマ等の南方では
加熱し過ぎて歩兵にも追いつけない場合が多くありました。
また空冷なので騒音や排気煙がひどく、サイパン島や沖繩、千島など
夜間に奇襲しても騒音で直ぐ的に意図を悟られました。
また水冷と違い空冷は全気筒を平均的に冷却するのも不向きですし
水との比重が6000倍異なる空気で冷却しないといけないので
通風量を増やすには後部や上部に開口部を大きくとるしかありません
ので総合的には防御力も弱りますし、車体も大きくなり車高も
高くなり車重が増える傾向がありますから、その分前面や側面の
装甲板を薄くしないといけません。

2013/8/29(木) 午後 6:27 naomoe3

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戦前の技術では四式戦車の空冷400馬力が限界で、その後五式や
砲戦車は航空水冷ガソリンを採用していますから、戦前の空冷路線
は昭和20年で破綻していますが、戦後も原元中将が「戦車の神様」
として三菱重工に悪影響を与え六一式、七四式も空冷ディィーゼル
を採用させていますが、どちらも戦後とはいえ馬力不足で装甲の
薄い戦車ですよね。
私も日本は戦車を今でも国産できるという点では凄いと思いますが
どうも戦前戦後ともにパクリというかコピー(ライセンス?)が
多く、独自技術の自動装填装置や車体傾斜装置など独自過ぎて果たして?
実戦では使い物になるのかと少し心配にもなります。

2013/8/29(木) 午後 6:31 naomoe3

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naomoe3さんはなぜ空冷ディーゼルエンジンを悪くいうのでしょうか? 水冷であろうが空冷であろうがディーゼルはガソリンより出力は低いし大きいし、空冷のほうが水冷より出力が低いのは周知の事実なので設計側はそれを承知で機体設計するので特に問題はなかったかと推定します。20トン以下の戦車なのと日本の技術力量産力を冷静に加味して空冷ディゼールと判断したんだと思います。 97式や1式の空冷ディーゼルエンジンは8年戦争で厳寒地酷暑地でまあ致命的な問題もなく使えたみたいです。空冷ディーゼルエンジンはだめだったの評価は私の耳に入ってきませんし。8年戦争の実績で戦後も空冷ディーゼルエンジンを戦車の設計仕様書に盛り込んだんでしょう。実績は最大の説得力です。終始一貫空冷ディーゼルエンジンで思想を統一してくれたので設計側は歓迎だったと思います。90式戦車は重いので自動的に水冷ディーゼルエンジンを選択したと想像します。

2013/8/30(金) 午後 1:26 [ たけし ]

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私は歴史や戦史に疑問をもつ事が好きですし
たしかに戦前の空冷ディーゼルの可否については
批判は多くは見当たりません。

でも私は戦史や戦記モノを読んできて海外が採用せずスルーしてるのに
日本が独自でオリジナル要素を見い出した兵器、例えば大和の主砲、無防御爆撃機、酸素魚雷、この空冷デーゼルエンジン採用等は何故?世界列強が参考にも
しなかったかというと、やはり総合的に使いづらい兵器やエンジンである事を
見抜いていたからかもしれませんね。
重擲弾筒は素晴らしい兵器だと思いますけれど。

2013/8/31(土) 午前 9:22 naomoe3

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私は空冷デーゼル問題は日本の戦車開発に取って重大と考えます。
何故なら前のコメントにも書いたように日本の空冷ディーゼルは
戦前一五年間続いたものの四式戦車を最後のその後の五式戦車や砲戦車は
五五〇馬力のBMW製水冷エンジンを採用しています。
つまり戦前技術での空冷ディーゼルの高馬力化は破綻していたんです。
戦後は米軍貸与のM24、M4戦車時代を経過して戦後の初の国産戦車で
戦前の空冷ディーゼルの推進者である原元中将が「戦車の神様」としてご意見番
で出てきて既に一度は破綻していた空冷ディーゼルを頑固に主張し、ターボ付加でなんとか570馬力を出してますが、この時「戦車の神様」は90ミリどころか75ミリで十分とも考えていますね。(←戦中の反省がありません)次世代の74式の空冷ディーゼルの踏襲で2サイクルでターボ付で高騒音なエンジンを何とか小型化して採用しますが720馬力が限度でした。

2013/8/31(土) 午前 9:51 naomoe3

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遅かれ早かれ戦車は重量が増えますし、戦中でも50トンを超す戦車もあったくらいです。 烈風にしても戦車にしてもエンジンは三菱製ですからタケシさんが仰るように三菱のエンジン開発部門は人の意見に耳をかさないほどにに偉かったのでしょう。

2013/8/31(土) 午前 9:51 naomoe3


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