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夏目漱石の「こころ」って1千部以上の小説では超がつく
売れた小説だそうで新潮文庫だけでも「こころ」は700万部と太宰の
人間失格を抑えて断トツだそうですが、実はそうでもないらしいです。
実際に私も20代で読んでみて先生の奥さんが不憫でなりませんでしたが
その後の日本の作家も読者も高等遊民化させてしまった趣です。
日本の近代文学ってとにかく高等遊民が出てきまして生まれや家柄もよく、
東京に出てきて下宿し、実家からの仕送りで働きもせず勉強に専念できる環境
なのに失恋し人に裏切られ落ち込みそこからもがき苦しむのが
王道パターン化してしまい、戦後もその流れが続いてるわけです。
「こころ」は主人公の先生の自殺の理由が大きなテーマなんですが漱石は
明治天皇の崩御や乃木将軍の殉死に刺激を受けてしまったゆです。
漱石の文学面でのライバル森鴎外も同じ時代を生きつつ乃木将軍を冷遇
したかのような殉死は馬鹿らしいという視線で「阿部一族」を顕しました。
でここから本日の御題ですが皆さん「こころ」を読んだ事ありますか?
私の周りでは親も家族もちゃんと読んでませんし、成人後に知りえた人にも
質問しますとほぼ全員がちゃんとは読んでない、つまり私の身近な交友データから
すると創●学会を続けてるI君以外でちゃんと読んだ人を知りません。
私が思うに読んだ気になっててもちゃんと最後まで読んでないと思うのです。
出版当初は2万部もいかずの本小説でしたが中学か高校で教科書にも三章の一部が
載ったり、岩波文庫に収録されたり、他人に奨められたリで気にはなって本屋に
行っても立読みしても他の書籍に目が行ってしまったり「こころ」買って家に
帰っても途中で読むのを諦めて本棚の肥やしに変質してしまったのでしょうか?
文章も巧みで登場人物らの台詞はドキリとするものが多いです。
ベートーベンの名曲「運命」のメロデイ一部を聴いたり思い浮かべた
だけでベートーベンの全てが理解できたような錯覚感と同じかもです。
最後に漱石ファンには冒涜ともとれるかもしれませんが
最近はネットでの深読みでしょうが先生は実は同性で
あるKに憧れるを遥かに超えた恋心を抱いていたのが真意で、
Kが自殺した後にお嬢さんと結婚に至るのですが、子供にも生まれず
「天罰だから子供が作れないのさ・・・」って台詞も出てきますが
これは結婚しものの先生は性的不能かKへの想いで奥さんは処女の
ままとも推測させてしまう部分もあるんですね。
またKと先生の自殺へ導いた黒幕は奥さんとお嬢さんの二人でKより
先生の方が資産家なので財産狙いの後妻業の先駆けだった説も。。
最後に私の思い込みで名作「こころ」を描いた漱石の
内心を探ると小説の中の先生は夏目漱石本人じゃないかとも思います。
乃木将軍にはなれない自分を小説として描きたかったとも思えるんです。
漱石は若い時に日露戦争への参加が嫌で軍隊から遠ざかるため人口の少ない
北海道に本籍を移したり、国費留学による英国留学でも大学にも下宿にも
馴染めず引き籠りとなり精神に異常をきたし外務省より強制的に
帰国させられてますが、その後はエリートコースから少し外れた
松山・熊本大学勤務となり国家や世間に負目もあったと思ううし、
屈辱感もあったと思います。
そんな時に明治帝の崩御とそれに続く乃木将軍の殉死に自らも憧れながらも
真似もできない自分に責めて文学の衣で装飾した小説の中で自分自身を
投影させた主人公を自殺させるという道筋を追体験的に描きたたくなって
しまったのかもしれません。
でも後付けの小説ながら死に至る理由が100年後の今の読者にも理解
できない内容なんで事実(乃木の殉死)という事実は小説より勝るを地
でいった感があります。
漱石没後100年を経た私をも含む日本国民の大半は
領土問題を経済活動やお金で片づけたがる高等遊民化一直線
の時代に生きてるのかもしれませんがほんの少しでも自責という
視線で自戒したいものですね。
子供や若すぎる人には理解は難しいですが今は無料でも本作品を
読める時代です。
高等遊民の無料読者化も文学界や著作権の壁と絡まる別の問題と
なりますが・・・。
改めて読めば読むほど感心する凄い小説ではあるのですが
無理に慌てて読む必要もなく小説「こころ」とはまた無縁の人生も
それはそれで其の人の活き方でもあろうと思うのでした。 ランキングに参加しています。
この情報が役立ったと思う方は? いないと思いますが。。。
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