|
昨日TBS「シリーズ激動の昭和〜あの戦争は何だったのか」と題した 番組をみました。 番組一部には保坂正康氏が近代史の第一人者?という風に紹介されてました。 保坂氏の紹介の時、隣りにいた鳥越俊太郎氏は歴史発言も不向きなのに いったい誰が呼んだのでしょう・・・? 実をいうと保阪正康氏はは、一見自虐史観批判・左翼史観批判みたいな体裁をとりながらも、 三光作戦や毒ガスなど自虐史観・左翼史観みたいな事をポロポロと書く人で私に は新手の保守のふりした「ある別の歴史観」を育成しようとしている注意人物にも思えますが 元大本営参謀・瀬島龍造を追い詰めた「ある参謀の昭和史」はいい著書だとは思います。 監修も保坂氏で番組内容はほぼ保坂氏の著書の通りで一部は「あの戦争は何だったのか」 二部は「陸軍省軍務局と日米開戦」のストーリーを踏襲した内容でした。 私は保坂氏の本もかなり読んでいるので最後までTVも視ましたが一般の多くの方には 面白くなくいように思えCMのつど他の番組にチャンネルを変えられてのではないでしょうか。 我家でも私しか観てませんでしたけど。。 面白くない理由として 統帥権問題にも触れられてましたが陸海軍の二元分裂の説明は無。 (陸海軍の予算・資源争奪で仲の悪い所は何回も映った) 題名はビートたけし演じる東条英機としながら主役は石井秋穂(俳優:阿部寛)だが 石井秋穂を保坂氏お得意の良識派軍人と描きながらもその戦争回避に向けた努力、苦悩が 全然伝わってこない内容で総理になった現役陸軍中将(総理就任で大将昇格)の東条 英機にしても天皇の意を受け戦争回避に向け奮闘したが 「やはり俺より陸軍内には年配の大将。元帥までおり憲兵使ったくらいじゃ無理だわなあ〜」 という嘆き節程度しか伝わらない内容。(ビートたけし起用はただの番宣だった?) 対米英開戦決意の会議内容に緊迫感が無く天皇一人が開戦に強く反対していた点は いいが重臣会議の内容にリアリティが感じられず今の国会のような感じで緊張感が 感じられなかった。 実際はもっと緊迫したものだったし特に海軍・外務省の卑怯な腹芸が伝わら なかったのは残念だ。 番組でもでたが「海軍が対米戦に勝算無!」と断言すれば対ソ戦に移行したかも しれないが対米英戦はおこらず政治家・陸軍は満洲を除くシナ大陸から撤兵の 用意もあった事が民法TVで放送されたことはある意味、画期的かもしれないですが。 私の現在の日米開戦への考えですが、、、 最終的に海軍は戦争で負けたくは無いものの、米国と対戦して勝てない事が陸軍 国民に知られるとシナ事変や対ソ戦準備中の陸軍に国家予算の過半を取られ海軍 予算は大幅に削られてしまうのが厭でかといって米軍とは戦力差があり勝てない のに米軍は海軍大増強中で昭和16年夏で対米7割の軍艦比率が昭和18年には 対米4割以下の軍艦比率と較差が開くのが判ると誰がみたって海軍は米国に勝てない事が 知られてしまいます。 勝てない海軍なら今まで通りの「予算配分はいらない」となり陸軍に予算が流れてしまいますが 海軍は予算獲得・資源獲得が減り、国よりも省益確保の為に国をミスリードさせて 誤らせた部分が大きく責められるべきと思います。 また海軍側にコラボしてくれたのが現在も自己改革無で生き延びている外務省だと思います。 外務省の出先の怠慢で手交文書が開戦後に遅れたとか言いますが外務省本省の指示で ワザと大幅に遅らせて渡したとしか考えられません。 当時ワシントンには海軍出身の野村大使に加え、外務省本省筋の来栖大使まで派遣され ており大使館に大使2名体制?でのこの遅れは普通では考えられないでしょう。 開戦後もワシントンの大使や武官は日系アメリカ人が強制されるのに文句も言わず 日米交換船で日本に無事帰り、戦後も外務省内で、命のビザで有名な杉原千畝をリストラ しつつもワシントン大使館関係者は皆大出世してますから「外務省の秘密の共有者」である 事はまちがないでしょう。 ちなみに外務省が遅れて手交した文書は「宣戦布告」ではなく「交渉打切文書」です。 また今回の番組の特長として 開戦責任は軍人や政治家だけでなく徳富蘇峰などの知識人、多くの国民も戦争に賛成 の者が多かったと表現した内容はTVとしては冴えていた。 当時の国民は陸海軍の戦力(装備、作戦力、国民の精神力)を過大評価していて 「戦えば必ず勝つ」という風潮があった事をうまく演出していたように思えます。 最後に保坂氏の監修(主張?)かTBSの免罪符かわからないが 戦争開戦と敗戦の責任は軍人政治家だけではなくマスコミ(特に新聞社)や 国民にもあり「特にマスコミの無責任」を最後に主張させていた点は面白かった。 最後に予断ですが戦前マスコミは実は現在の新聞テレビやインターネットとの対比に にており新聞対ラジオ放送という図式になっていました。 ラジオがパソコンのようなものでラジオを買えばラジオ放送が聴ける状態に新聞各社は もの凄く経営の危機感を感じ有料新聞を売る為にラジオ放送より過激に戦争や強気の外交政策を 利用し現在の「東スポ」顔負けの過激な「必ず勝つ!日本軍無敵神話」を報じ国民も オリンピック以上に高揚感を煽られ有料新聞を買うようになった。 発行部数が頭打ちになると様々な事件、事変を機に「新聞各社は無料の「号外」を 発行しそれが国民の熱狂を呼び新聞が売れ出すのでした。 私は嘘隠蔽が多い当時と変わらない現在の大手マスコミと本音がやりとりされるインターネット 界の対比を思うと現在の新聞TVの経営危機と放送倫理のかけらも無く宗教、パチンコの 害毒CMを垂れ流す国民を護り政治をチェツクするマスコミではなく 「自分たちの高収入を護るマスコミ」の本音が見え隠れしてくるのですが。。。 まあ番組自体はTBSにしては良い内容ではなかっでしょうか。
多くの方が番組を機に「開戦原因」に多少でも興味を持つのは良いことだと思います。 |

- >
- Yahoo!サービス
- >
- Yahoo!ブログ
- >
- 練習用



