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新名丈夫氏(しんみょうたけお・元従軍記者)の著作が最近文庫で復刊されました。 新名記者は1944年日増しに敗勢濃くなる中、東條英機首相の 「敵機は大和魂で墜とす!」等の一見勇ましいものの空虚な 「言霊」に反発して東京毎日新聞の1面に「竹槍では間に合わぬ!」の 軍部批判記事を掲載し、東條首相の逆鱗に触れ38歳ながら二等兵で召集を 受け実際に入隊し死地硫黄島の送られそうにまでなった人物です。 海軍側は新名記者を救おうと 「何故、38歳過ぎた召集兵士は新名だけなのか?」と 陸軍に詰め寄りました。 これに更にカチンときた東條首相・陸軍は他にも38歳を過ぎた 一般男子250名に追加召集かけて本当に硫黄島に送りこみ米軍を 迎え撃たせ全員が玉砕いたしました。 (250名中、新名記者だけは何とか硫黄島行きを免れ除隊、即海軍が召集 で硫黄島行きは免れましたが、釈然とせず、やりきれない思いが致します。) この事件は「竹槍事件」という言論弾圧事件として有名ですが 戦後、記者ジャーナリストは何を書いても殺されない(たぶん?) はずですが現在は新名記者のような本当の権力悪に立ち向かう勇気ある 記者さんが極めて少ないような感じがします。 (記者クラブメンバーを自慢するような記者には今後も 権力者が怒るような記事は書けないでしょう。) そのような新名記者は海軍側の従軍記者でもありましたから 戦後に書かれた著作は陸軍についてはかなり厳しくかかれています。 私は「南方派遣第九陸軍病院で起きた怪事件」の部分が読みたくて 本屋さんや出版社には申し訳ないのですが立ち読みしてしまいました。 ある陸軍病院の軍医でもある卑怯極まる病院長が起す「怪事件」に現地部隊どころか 戦争中の日本陸軍全体を揺るがす大事件にまで発展いたします。 怪事件の内容をここに書く気にもなれず仔細に述べる筆力も ありませんので気になった方は書店で確かめられてください。 怪事件の内容は戦史や戦記類を読まれた方でも絶句する内容が溢れています。 このような馬鹿病院長を止められなかった周りの中間管理職(将校) と命を投げ捨て馬鹿病院長と陸軍に立ち向かった勇気ある下士官の対比は、 現代の大学や会社組織でも悪く踏襲されているパワハラ的な問題として気になりました。 |

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