|
金曜から今日まで大雨で晴歩雨読+酒ではありませんが 昨日今日と2.26事件の書物を多数読んでみました。 以前(20年近く前)も関連書は読んだことあるのですが その頃は私が兵器オタクだったので軍政の事は当時あまり理解できず 左右の論調で関連人物が良い人にも悪い人にも思えてくるんで 何をどう信じて読めばいいのか判らないありさまでした。 今回は20年前にも読んだ 二・二六事件-「昭和維新」の思想と行動@高橋 正衛 高橋 正衛さんの著作では昭和の軍閥という本が秀逸で 何度も読んでるんですが、二・二六事件は最近増補改訂版 がでたので購入したんですが本文は20年前と変らず残念でした。 新書で読めてコンパクトで内容も濃いのですが未だに、事件の 黒幕が真崎甚三郎(軍事参議官)とか首謀者が西田税 (極右思想家)であるとか20年前と変らずに強調されています。 どうも高橋先生は自著の書替えは行わない確信犯のようです。 その他 沢地 久枝さんの 雪はよごれていた-昭和史の謎 二・二六事件最後の秘録 も読みましたが裁判資料が見つかったと画期的なことを 謳いながら結論は上記の高橋先生をなぞる様な 真崎甚三郎黒幕説。。。 (どうも叛乱を起した青年将校らを利用された事にしたいらしい) そして昨日今日 北博昭 「二・二六事件全検証」と 筒井清忠の 「二・二六事件とその時代 -昭和期の日本の構造」を読了。 どちらも右とか左とかでなく事件の事実に迫ったというか解き明かした良書でした。 新しい視点は ■ 真崎甚三郎は青年将校らと親交はあるが事件と無関係 ■ 青年将校らは一枚岩のように見られるが主導の7名を除くと 流動的、日和見の将校も参加しており極右とは対極の 左思想の将校も混ざっていた。 ■ 北一輝や西田税も2.26事件の決起を後から聞かされた程度, で首魁とか 主導者ではない。 北一輝は当時金に困って青年将校らのホット情報を財閥や 政治家に流し禄を得ていた。 ■ 青年将校らによる本クーデター未遂事件を統制派が結果的に カウンタークーデターとして成功させている。 ■ 青年将校らが主張した昭和維新は2.26事件では失敗したが 自作農創設、厚生省設置、国民健康保険、労働者年金(厚生年金) 保険制度食料管理制度、財閥解体(戦後)、農地解放(戦後) 等が残った新官僚らにより戦争中(一部戦後)に実現された。 (つまり戦争中も、社会主義化(民主化?)していた。。。 戦後にGHQの力まで借りて戦前の統制(社会主義)を継続した 新官僚(役人)らは何処までが正しく何処か悪かったのか? (世界で一番成功した社会主義国は日本と謂われる所以?) これらの2著は思い込み推測本でなく、判らない所はわからないとし 政治や主義思想に偏向しておらず無駄な回り道をせず二・二六事件 の本質を時間をかけずに知るならとっておきの2冊と思いました。 もう二・二六事件に関しては澤地さんや松本 清張さん、半藤さんの 書籍は買ってまで読まれる必要はないでしょう。 つまりこの2著をお読みになれば二・二六事件はもう殆どが 解明されており大きな謎は残ってないのです。 日本ブログ村に登録しております。 (宜しければクリックお願いします↓) https://history.blogmura.com/his_meiji/index.html |

- >
- Yahoo!サービス
- >
- Yahoo!ブログ
- >
- 練習用


