|
前おきが長くなりますが、福岡出身の人は お調子者というか面白くて、目だてばそれでいいと風潮があります。 今でも福岡県は日本で一番芸能人を輩出してる地方県ですし 昔は銀座の高級クラブのママの約半数は福岡出身であったそうです。 なんというか、福岡の人は最初は廻りの度肝も抜く奇抜な 人がいますが長く付きあうと逆に裏側や弱点も見えてくるから面白いです。 そういう視線で戦前の福岡県出身の軍人ってどんな人がいたのだろう? と思うと今は地元の人でも知らない人が多いのですが、 やはり私の着眼通りで福岡は出世した軍人が多い県なのでした。(苦笑 そう、戦後の芸能人を多数輩出したように福岡は 目立つ軍人も多数輩出していたのです。 福岡で出世した軍人さんといえば 陸軍 明石元二郎 日露戦争で謀略でロシアを翻弄 橋下欣五郎 3月事件・10月事件のリーダー 戦後は右翼(統制派?別働隊) ちなみに岡山出身説?も 杉山元 福岡で元帥という最高位に出世 終戦後自決 杉山メモ や 便所のドアでも有名(統制派) 香椎浩平 226事件の戒厳司令官 兄の秀一も陸軍中将(皇道派) 海軍 伊藤整一 沖縄に出撃、戦艦大和とともに自沈戦死 等がいますがある特長がありまして上記の出世した軍人さんの 多くが北九州は小倉の士族(小笠原家)が多いのが特長です。 江戸時代黒田家が収めていた福岡市や筑前からは、高級軍人は それ程は出ておりませんが、そんな中福岡出身で目だった軍人が この本の主人公である 長勇中将閣下です。 福岡の軍人や士族は明治維新前後に活躍することがなく 明治や大将に入り目だとうと頑張り、政治にも首を突っ込み 大暴れしようとした嫌いがありますが、玄洋社とか右か左 かもよくわからぬ団体運動や宗教にも熱をあげた軍人さんがいました。 長勇閣下は若い頃からとにかく型破りというか意表をつくというか 横紙破りというかぶっきらぼうというか、武勇伝に事欠かないというか 根性の塊のような人物でして若い頃は先輩のハシキンこと橋下欣五郎と 革命にかぶれ2.26事件とは別系統の3月事件や10月事件に関与しながら 大きな咎め儲けず謹慎中も酒を飲み芸者を抱きの大言壮語ぶりでした。 日中戦争がはじまると軍人としての能力を高く買われ 最前線でも暴れまくり、ノモンハンの前哨戦である張鼓峰事件 にも参加、軍人として再度出世しますが終焉の場所は沖縄での戦いでした。 沖縄戦での長勇参謀長長はほぼ部下任せの牛島司令官の 信頼を勝ちとり、長期持久派の部下である八原高級参謀や 多くの参謀の信頼を集め作戦に邁進しますが米軍が上陸 し本島での戦いがはじまると部下の作戦推進者の八原高級 参謀との間に作戦構想をめぐり確執や対立が目だってきます。 最後は沖縄南端の摩文仁周辺に追い込まれた日本軍は 牛島中将、長勇参謀長の自決(八原高級参謀は脱出後捕虜) 首脳を失った沖縄守備隊は組織的戦闘能力を失いますが 沖縄本島の戦いは全滅や玉砕ではなく終戦後まで各生き残り 部隊による自活(自衛?)戦闘は継続されていたのでした。 そういう意味で、当時の気質や場の空気感を抜きにしても 牛島将軍や長勇参謀長の自決は早すぎのようでもあり 自分は今までの責任をとって自決するけど部下には 「生きて虜囚の辱めを受くることなく、悠久の大義に生くべし」 と死なずに(降伏せずに)いう命令は最高指導者として少し無責任じゃ なかろうかとも思えるのです。 で最後に本の感想ですが、著者が阿部牧郎さんで 最近歴史や戦記ものも書かれてますがオフィイスラブ や不倫小説の大家であり、既存読者層へのサービスの 一環なのか、軍人モノとしては愛人や芸者とのエロシーンが 句読点のように出てくるので面白いとも思えるのですが 部下が首里城で必死で戦ってる最中に長閣下は避難壕 で女性と戯れていたという描写が私は本当かどうかは おいといても気に入りません。 そんな理由であまり御薦めな書物ではありませんが、長勇の 家族関係や生い立ち等や幼少のエピソードなど 気になる方には興味ある書物かもしれません。 でも著者の阿部さん長一族のこと誰に聞いたのだろうか? すべて想像だったら? それはそれで小説として面白いのだろうけれど。。 日本ブログ村 散歩・ウォーキング人気ランキングに参加しています。 この情報が役立ったと思う方は? いないと思いますが。。。 ポチッと宜しくお願いいたします。 https://outdoor.blogmura.com/walking/index.html |

- >
- Yahoo!サービス
- >
- Yahoo!ブログ
- >
- 練習用



