涅槃までの14万歩!ハッピーリタイアできない100kmウォーカー

2017年11月にタイトル変更・・・中身は変わりません。 ぷらっとして行ってください。

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日本の戦車界の重鎮というか神様的存在である
原乙未生中将の生涯を後輩の元軍人が描いた伝記です。
1996年発売
イメージ 3



雑過ぎる感想
原中将は大尉の頃から戦車を試作し、その後の日本の主力戦車
八九式中戦車、九五式軽戦車、九七式〜一式〜三式中戦車の開発
と製造を主務的に行った中心人物であり、戦争末期の四式〜五式中戦車
の試作もおこない、驚くべきは、戦後も戦車の権威として日本戦車界の神様的
ご意見番として六一式戦車、七四式戦車の開発に深く関与している事です。

つまり日本の主力戦車の創世記の大正末期から昭和の終わりま頃まで
原氏が日本の戦車開発をリードしてきたのですね。

実は私はこの伝記を読む前は原氏に少し、いや、かなり嫌悪感を感じていました。
大作家の司馬遼太郎氏も元は陸軍の戦車兵で旧軍の戦車をこきおろして
ましたから敵戦車に比較し短砲身で装甲が薄い貧弱な日本戦車を
開発し続けた原氏に普通の戦記ファンならいい感情は抱かないでしょう。

でもこれは伝記なのでもちろん原氏の見識の高さや円満な人柄を前面に
押し出し、戦車の質より台数の数字合わせや様々な規制をしてくる軍の
首脳と敵より強い戦車を渇望する現場将兵の間に揺れながらも良識と
良心を発揮し続けた名?戦車設計家として描かれています。
私はこの書で原氏が出身は福岡県岡垣町ということを知り、原氏も人としての
苦悩や苦労もあったのだなあ〜と同郷のよしみを感じた次第です。

では何故原氏の造った日本の戦車(特に戦前)はそれ程までに駄目だったのか?
という視点で考えてみます。
この書の主人公である原氏によると日本の戦車は何でも
弱すぎたというわけでなく色々な制約があったようです。

九七式戦車の短砲身については原氏自身が対戦車戦闘を念頭におき
長砲身を具申したそうですが参謀本部等に「派手好み過ぎる!」と却下
されたそうですが何れ対戦車戦闘は起こりうると原氏は確信し長砲身に
対応できるよう砲塔の回転部リング直径を大きくとり、大きな改造なしで
後の一式〜三式戦車の大砲塔に対応できたとの事です。

日本軍戦車は九七式中戦車の登場から三式中戦車まで七年程の間
新型戦車の開発が頓挫するのですが、これは原氏の怠慢でなく日本陸軍が
昭和17年以降は戦車の開発や量産を事実上断念しその配分のヒト・カネ・モノ
を航空機分野に廻したために日本の戦車は世界の趨勢から取り残された。
・・・と語られています。

しかも当時の日本の輸送船も上陸用艦艇も97式中戦車(重量16トン)
を超える戦車を吊りあげるデリッククレーン等もなかった。(涙
本土決戦が間近になると南方に船で渡海する必要もなくなり30トン超の
四式、五式中戦車の試作開発を泥縄ながら行った。。。

たしかに当事者なりの道理(弁明?)はあるものです。。



実は原中将の開発した戦車は皆オリジナルでなく答え
というかヒントがあるようです。
(もちろん、本書にはでてきません)

八九式中戦車  ←   英国ビッカーズ
九七式中戦車  ←  ソ連 BT戦車
四式中戦車   ←  ソ連 T34
五式中戦車   ←  独逸 キングタイガー
六一式戦車   ←  米国 M36
七四式戦車   ←  独逸 レオパルト戦車


上記の例は全て100%コピーしようと考えたわけではなく
いいとこどりで真似してますが味深い点はヒントとなる
外国(敵国)戦車の完成後に真似たり参考にしたり造り上げますが
皆が後出しじゃんけんながら、オリジナルを超えていない点です。
原氏はパクったとか参考にしたなどとは本書には書いてませんが
オリジナルを超えられなかった点を原氏ご自身はどのように
考えて、ケリをつけ、誤魔化そうとしたのか気になる処です。

現役の自衛隊の主力戦車90式戦車は原氏の呪縛が解けたのか?
原氏の口出しがなかったようではじめて世界標準を超えた傑作
戦車と言われますが実戦のない自衛隊ですから本当のところは
どうなのでしょうか?
(ちなみに原氏は1990年に享年95歳で没)

戦前戦後の60年間も日本の戦車界に君臨し続けた原氏を
通じて日本の戦車の限界を知ることができる貴重な本かもしれません。

九五式軽戦車 重量7トン 装甲12ミリ  M4中中戦車 重量30トン 装甲76ミリ
イメージ 1イメージ 2









でも私は第一線で数トンから15トンの車体で機銃を浴びても
穴がボコボコ明くような、短砲身で発射した弾丸が遅すぎて肉眼で
見え、敵戦車に命中しても敵戦車は無傷でこちらの発射した弾丸が
割れるような日本戦車で30〜40トンある米M4戦車と死闘を演じた
日本の戦車兵の皆様には何と申し上げてよいやら言葉もみつかりません。


この本は既に廃番ですが以下、改題されて光人社の文庫で復刊して
多くの方が読もうとすれば読めるはずです。
「日本戦車開発物語―陸軍兵器テクノロジーの戦い」


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この情報が役立ったと思う方は? いないと思いますが。。。
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