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20年前に購入した時は、左翼臭い学者の 何でも日本が悪し風な著書との印象しか もたなかったのですが。。 今週再読してみると中々分析が鋭いのですよ。 左翼だから自陣営の批判はしないけど、相手側の 分析や批判はたいしたもんですわ。 例えば2.26事件が華麗にスルーしてます。 私が気に入った箇所は。 以下引用 xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx 153p 幕僚の横断的結合 現実の歴史にの上にはそのような「日本型武将」は 存在しなかった。 薩摩士族に自分の命をあずけてかつがれた 西郷隆盛に、その従弟である日露戦争の大山総司令官 の姿をかさねあわせて創作したフィクションでしかなかった。 大山の実像がそうでなかったことはすでにのべた。 このようなトップ像が幕僚の横断的結合を許す結果となった。 トップ層にとって「日本型武将」像は二重の意味でつごうのよい 隠れみのであった。 第一に不勉強で時代におくれて老朽化した自己の 無能の隠れみのとして、 第二に「肚(はら)」というあいまいで言質をあたえぬ黙認で 責任を回避するための隠れみのとして xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx 引用終わり 今でも昔の参謀と変わらぬ、官僚が事実上は 国策を策定し、権力が低下し、政治主導どころか 官僚と国民の間を右往左往し次の選挙で「責任」 だけはとらされる今の政治家と昔の軍人トップ層 には「肚」の大きいフリだけ気迫の演技する共通点 がありますね。 まあ昔の第二次大戦の日本はこんな感じで満州事変や 226事件にいたる各所在を曖昧にし続けた結果が開戦、 から敗戦へずるずると継るのでした。 昭和18年以降は大本営奥の院の参謀は勝てる作戦を 全く立案できず前線の将兵が勝てずとも大和魂を最後まで 発揮して捕虜にならずに腹を切るか、敵陣にバンザイを 行なって上から下まで全員が潔く死んでくれたら それだけで100点満点という「滅びの美学」を 押しつけたわけですね。 つまり参謀本部の役目は強い敵にどう準備し どういう先方で立ち向い、どうやって勝つか? を研究する機関でしたが、 「勝てないだろうけど立派に死んでくれ!」と 励まし念を押す機関にまでなり下がり、それでも 終戦や敗戦は考えず次の作戦計画を机の紙(作戦書) に書き込んでいたんですね。 こりゃどんどん「天佑を信じよ!」とか神憑りもになるわけですね。 日本ブログ村 散歩・ウォーキング人気ランキングに参加しています。 |

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