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今回はワタシ以外はどうでもいい話題です。
図書館で日本の潜水艦の本を借りては読んでおります。
その中で名著と呼ばれる「日本潜水艦戦史」と書名の本が
二冊あり著者は違うのですが出版社が同じで、しかも表紙写真が
クリソツなんですね。
どういう意図があるのでしょうかねえ。
1冊は元帝国海軍の潜水艦の艦長を経験し戦後は海上自衛隊の
幹部となられた坂本金美元海軍中佐の1979年出版(図書出版社)。
もう一冊は1993年出版(図書出版社・925ページ)、
戦史・兵器研究家で他の著作も膨大な数にのぼる木俣滋郎氏。
どちらがおすすめかといいますとどちらも超オススメです。
坂本氏の方は元潜水艦長が描いた潜水艦作戦の通史で各作戦の
準備や運用・評価(批判含む)を海軍上層部批判も含めて述べられて
おり神様資料級に貴重です。
この本を参考資料とした潜水艦の書物は数え切れないほどあります。
坂本金美氏の方の主な内容は
実は開戦前から潜水艦で敵主力艦を待ち構えたり、水上航行で
敵主力艦を夜間に追跡したり追いぬくことは不可能と現場の潜水艦乗りには
判っていたのですが、開戦後もやはり戦果があまり上がらないので
敵の高速航行する主力艦より警戒警備の薄い場所を選定しての、艦長達が
警戒の薄い地域での通商破壊に切り替えるべきと具申もおこなったのですが
、インド洋での一部でしか行われず、最後まで敵主力艦攻撃を続けさせて
戦果は少ないのに戦力を消耗しきった点。
武器ではレーダーや逆探知機が米軍に比べ開発装備が遅れたこと。
高性能兵器の95式酸素魚雷には実は多くの問題点がありあらぬ方向に
航走したり早発といって敵艦に命中する前に自爆してしまう事や水面下
3メートル以上の浅海発射だと魚雷が海面に飛び出たりで敵の駆逐艦
や小型艇への攻撃が困難であった事など。。。
現場の部隊(戦隊)・潜水艦長から何度も改善要求が出ていたにも
関わらず終戦まで根本的には対策が為されなかった事など読んでも
暗澹とした気分になりますが戦後とはいえ海軍と関わりがあった人物
(著者の坂本氏)がある意味、身内に厳しく的確な批判を展開している点に
戦史≠歴史ですが著者の良心を強く感じました。
この本はワタシはアマゾンの中古書を買うことになるでしょう。。
木俣滋郎氏の本は
資料価値は若干劣るのですが900ページ超の超大作で
日本の潜水艦の各戦場各作戦の1艦毎の戦いが丁寧に
描かれており著者なりの深読み推理も興味深く読めます。
本も分厚いですが内容も濃いです。
でもワタシは木俣氏の文章って何故か?分かりやすそうでいて、
難しい部分が多く読み辛く感じます。
文学の作家ではないので仕方がないのでしょうか。
これらの潜水艦の本を読み進めるうちに大きな疑問が湧いて来ました。
大きな疑問点を2つ述べます。
【1】呂号潜水艦の不振
旧帝国海軍の潜水艦は主に千トン以上大型の伊号、千トン以下の呂号、
更に小型の波号にクラス分けされますがなぜ戦果を上げてるのは
大型の伊号潜水艦ばかりで中型で水中運動性も高く期待された
呂号潜水艦は全くと言っていいほど戦果がないのでしょうか?
戦争中に作られた呂号の36隻の潜水艦は伊号潜水艦に比べ
全滅してますが戦果は数隻の輸送船の撃沈しかありません。
ドイツ海軍の潜水艦Uボートの主力は7型で日本の呂号潜水艦より
総じて更に小型ですがこちらは大戦果を上げてますが。。
【2】インド洋などでの日本海軍潜水艦による虐殺
また昭和18年から19年にかけて日本海軍潜水艦は戦時中の
日本海軍の最大の汚点とよばれる輸送船の撃沈後に多数の漂流する
連合国の船員や先客を救助するどころか何十件と海上の
機銃掃射や艦上での銃殺を行い多数を虐殺してますが日本の軍人側
とくに潜水艦関係者から戦後の今も語られる事はありません。
今回の二冊の「潜水艦戦史」にもインド洋での日本潜水艦や
巡洋艦部隊がおかした海上虐殺に触れておりません。
何十件もの虐殺を日本の潜水艦長が自ら行うはずがありません。
絶対に上からの命令があったはずですが。。。
一応過去に日本の潜水艦の虐殺記事を書いたことがあります。
興味のある方はお読みください。 20世紀の虐殺・戦時犯罪
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