吉川真澄応援サイト「歌の翼」管理人ブログ

吉川真澄が出演したコンサート等(主として管理人が聴きに行ったもの)を記録しています。

全体表示

[ リスト ]


【演奏会場】イメージ 1
自泉会館(岸和田市)

【演奏曲目】

1部
ジョン・ダウランド:甘い愛よ、戻っておいで
ジョン・ダウランド:流れよ涙
ヨハネス・ブラームス:子守唄
フランツ・シューベルト:のばら
フェリックス・メンデルスゾーン:歌の翼に
ヤコブ・アルデカルト:アヴェマリア
ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト:アヴェヴェルムコルプス
フランチェスコ・ドゥランテ:愛に満ちた乙女よ
ゲオルク・フリードリッヒ・ヘンデル:私を泣かせてください
ガエタノ・ドニゼッティ:ジプシー娘

2部
安倍圭子:日本の祭り(正富さんソロ)
ジョン・ケージ:18回目の春を迎えた素晴らしい未亡人(吉川さんソロ)
ジョルジ・クルターク:「7つの歌」作品22より
・バランス
・詩作術:かたつむり そろそろ登れ 富士の山
・残されたものは…
・迷宮
林光:
・てぃんさぐぬ花(沖縄民謡)
・つまさききらきら(A.A.ミルトン/小田島雄志&若子訳)
・水辺を去る(中野重治)
・魚のいない水族館(佐藤信)
武満徹:
・島へ(井沢満)
・死んだ男の残したものは(谷川俊太郎)
・翼(武満徹)
・○と△のうた(谷川俊太郎)

《演奏》
吉川真澄(ソプラ)
正富明日香(マリンバ)

【管理人コメント】
今年の岸和田リサイタルは、吉川真澄さんのソプラノと正富明日香さんのマリンバの共演という珍しい形の演奏会でした。

演奏会はまずダウランドの2曲から始まりました。これは、佐藤紀雄さんのギターとのデュオで何度も聞いたことがある曲ですが、マリンバだと全く違って聞こえたことにまずびっくり。バロック以前の時代の古曲を演奏されたことにより、マリンバがすごく現代的な響きを持つ楽器だということに初めて気づかされたという訳です。あとで正富さんから解説がありましたが、マリンバはアフリカの民族楽器にルーツを持つと言われるも、今回正富さんが演奏されたようなコンサートマリンバと呼ばれるものが開発されてからは、まだ40年ほどしか経っていないとのこと。なるほどと納得した次第です。

もうひとつ気づかされたことは、これも考えてみれば当たり前のことですが、マリンバはピアノとは違うということ。ピアノは一つの音をポンと叩くと、その音は徐々に小さく減衰して行きます。マリンバもそうなんですが、マリンバは減衰音の他に、音板をマレット(バチ)で連打することにより持続音を出すことができ、声のようにクレッシェンドすることもできます。ひとつの音符を演奏する際に、どちらを使うか、その選択・切換えが演奏の妙に直結しているのだな、ということです。歌の伴奏の楽譜というと普通はピアノ譜がある訳ですが、それをマリンバで弾くということになると、そのままという訳にはいかない。演奏者には創造的な取り組みが求められるということになります。

正富さんにそのことについて尋ねてみたところ、吉川さんと相談しながら作り上げてきたということでした。いつもながら、1回1回の演奏会をそのような工夫を積ねて作り上げていく吉川さんの音楽への姿勢対しては、精一杯のエールを送らずにはいられません。

今回の演奏会で特に私の気に入った曲は、まずはメンデルスゾーンの「歌の翼に」。これは、減衰音を使ったアルペジオが軽やかな浮揚感を醸し出していて、まさしく歌の翼にふさわしいと思いました。もうひとつはモーツァルトの「アヴェヴェルムコルプス」。これは四声の合唱のソプラノパートを吉川さんが歌い、他のパートを正富さんのマリンバで演奏するというものでしたが、持続音を使って、声の感じが上手に美しく表現されているように感じました。これからもお二人で共演を重ね、声とマリンバによる音楽表現を拓いていって欲しいと思います。

写真は演奏会を終わって、大きなコンサートマリンバを分解して片付けている正富さん。とても小柄で可愛らしい方でした(^^)

この記事に

閉じる コメント(0)

コメント投稿

顔アイコン

顔アイコン・表示画像の選択

名前パスワードブログ
絵文字
×
  • オリジナル
  • SoftBank1
  • SoftBank2
  • SoftBank3
  • SoftBank4
  • docomo1
  • docomo2
  • au1
  • au2
  • au3
  • au4
投稿

.


みんなの更新記事