吉川真澄応援サイト「歌の翼」管理人ブログ

吉川真澄が出演したコンサート等(主として管理人が聴きに行ったもの)を記録しています。

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【演奏会場】
渋谷公園通りクラシックス

【演奏曲目】
シェーンベルク 6つのピアノ曲 Op.19
ウェーベルン  三つの歌曲 Op.10
レプエルタス  バイオリンとピアノのための三つの小品より
ロバート・ディック Flames Must Not Encircle Sides
          フルートの特殊奏法−循環呼吸−重音を使った独奏曲
〜 休憩 〜
ウェーベルン  三つの歌曲 Op.10
福士 則夫   クラリネットとコントラバス「パラタクシス」
米倉 香織   東京即興曲
徳永 崇    潮招蟹(ヤクジャーマ)の呪文

ウェーベルンの「三つの歌曲 Op.10」(sop,cl.g)と徳永崇の「潮招蟹(ヤクジャーマ)の呪文」(sop,fl,g)に出演。

【管理人コメント】
とても楽しい演奏会でした!演奏の素晴らしさに加え、アンサンブルノマドの主宰者である佐藤紀雄さんの解説がとても分かりやすく、私のような素人でも、現代音楽の楽しみ方が分かったような気にさせてくれる演奏会でした。
上のプログラムを見て気付かれると思いますが、ウェーベルンの「三つの歌曲」が2ステージ目と休憩を挟んだ後半の最初のステージで演奏されています。これは、最初のステージで一度演奏をした後、佐藤紀雄さんが曲を部分部分に分けて解説され、その後でもう一度全体を演奏してみせて頂いた、ということなのです。
吉川真澄さんはこのような現代曲の演奏会に度々出演され、その結果私も現代曲を良く聞くのですが、このウェーベルンのような先鋭的(と言う表現が適切かどうか分かりませんが)な曲は私の理解を超えたところがあります。こういう演奏会では、だいたい観客の方は音楽家の方が殆どで、こういったもの(モノ?)に対する共通理解は成立しているのでしょうが、私自身には到達できない世界だ、というのが正直な気持ちでした。そんな中で佐藤紀雄さんの解説を聞けたのは、とても幸運なことで、得がたい経験でした。解説を聞いた後の演奏が、他の曲も含め、全く今までと違う視点から鑑賞できたような気がします。
吉川真澄さんの話では、今回の演奏曲、特にウェーベルンは、あのブソッティに劣らぬ難曲だったそうです。確かに大きく飛躍する音程の連続で、見るからに、というか、聴くからに人間が歌うもんじゃないと思える曲でした(笑)。ギターを背景に、クラリネットが「(私には)意味不明」の音程を鳴らし、それに吉川さんの歌声が絡みつくという感じの曲なのですが、何故か不思議と納得感のある演奏でした。つまり、クラリネットがこういうメチャな音程を鳴らすなら、歌はこういうメチャぶりでなければならない、という納得感です。そして佐藤紀雄さんの解説で、この不思議な納得感の種明かしがされ、再度演奏を聞き、完璧に腑に落ちてしまったような気になりました。まぁ、その瞬間だけだったのかも知れませんが。。。(笑)
最後の曲、「潮招蟹(ヤクジャーマ)」は、「しおまねき」のことだそうです。そう、大きな左右非対称のハサミを持った、あの砂浜のカニのことです。それを沖縄ではヤクジャーマというんだそうです。これは、擬音や擬態語をふんだんに使った楽しい曲で、舌を動かして「レロレロ」とやったり、唇を「ブルブル」とやったり、果ては紙を口にあて「ブーブー」やって丸めてポイしたり(勿論フルートやギターではこんなことはできません)、吉川真澄の面目躍如でしたね(^_^)
他の演奏も素晴らしいものでした。特にフルート、コントラバスの特殊奏法は初めて聞くもので面白かったです。

他の方が書かれたコメントを見つけました。

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