吉川真澄応援サイト「歌の翼」管理人ブログ

吉川真澄が出演したコンサート等(主として管理人が聴きに行ったもの)を記録しています。

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【演奏会場】
オペラシティ・リサイタルホール

【演奏曲目】

平野一郎作曲:海の幸・天平の面影
       〜蒲原有明の詩に拠る、ソプラノとピアノの為の二連画〜
共演:堤聡子(ピアノ)

【管理人コメント】

先ずは、作曲者の平野さんのコメントを見つけましたので、ご覧下さい。

今回は、作曲コンクールの本選という珍しい演奏機会でした。
コンクールなので、一応優劣判定が審査員によって行われ、残念ながら一位は逃したものの、特別賞の「富樫賞」と観客の投票によって選ばれる「観客賞」(同数一位)を受賞しました。

私は当然、平野さんの曲に投票したのですが(半分はそのために来たのでー笑)、客観的に見て圧倒的一位だと感じ、自分の「芸術的良心?」に背かずに済んだのは幸いでした。

審査員三名と、最終選考に残った四名の新人作曲家、合計七名の作曲家による、「現代歌曲」を一度に聞いた訳ですが、平野さんの曲は抜きん出て音楽的であり、現代曲でありながら、現代曲村?の住民でない私たちにも楽しめる美しいものでした。

他作品を聴いていると(どうせ読む人は限られているだろうから正直に言うと)、現代歌曲の「うたの節」にはある決まった(日本語として不自然な)パターンがあり、それに従うことで「現代性?」がでるという決まりごとになっているのではないかと思ってしまいそうでしたが、最後に演奏された平野作品を聴いて、そうじゃないんだということが分かり、救われた気分がしました。

歌の節だけではなく、ピアノも音の厚みときらびやかさがあり、素晴らしかったです。もう一度聞きたい曲はどれかと言われれば、間違いなく平野作品です。あと、前の曲(これも観客賞受賞)を演奏した松平敬さんのバリトンも素晴らしかったですけどね。

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