|
散歩から帰ってきたある日、
マンションのサブ・エントランスに貼ってあった市の環境保全課のポスターを見て、
なお君が言った。
「おとうさん、これ、したい。 これ、何?」
それは、市を流れている川の清掃作業をしている写真だった。
「清掃活動だよ。」
川で遊んでいると思っているのだろう、そー言っとけば「な〜んだ」と気は変わるだろう。
ところが、なお君は、そーではなかった。
「清掃活動した〜い!」と、嬉しそうに叫んだのである。
僕は、驚いた。
そして、『なお君は、ほんとうに立派に成長したものだ!』と、感動した。
思い起こせば、何とか歩けるようなった1歳過ぎの頃、
川べりの道を歩かせていると、突然、姿が消え、川まで転がり落ちたこと、
だだっ広い草むらに下ろすと、一歩一歩踏みしめながら歩き回り、
自分よりも背の高い草むらの中に見えなくなってしまったこと。
確かに、無茶なことをもしたけれど、なお君には、できる限りの自然のなかで遊ばせていた。
そして、今では、2時間近くも散歩する。
一番、好きな散歩道が、この川べりの道だ。
そして、その大好きな道を「清掃したい!」と、なお君は、心の底から思っているのである。
これは、立派なエコ・ピープルではないか!
素晴らしい!
|